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奈良県立美術館 「みやびの色と意匠」展

 京都の記事ネタもまだまだあるのですが、会期終了の関係から先に奈良の記事を書くことにします。

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 奈良県立美術館では「みやびの色と意匠 公家服飾から見る日本美」展('20.7.25~9.22まで。観覧料800円)が開催されています。

 この展覧会では、公家の装束を紹介しています。
 十二単や狩衣など、なんとなくは知っているけど詳しくは知らない装束について、ビシッと系統立てて説明・展示されていました。

 男子の正装が束帯、女子の正装が五衣唐衣裳装束(いわゆる十二単)、男子の日常着が直衣・狩衣・小直衣、女子の日常着が打掛・単衣・小袖といったところが公家装束の大まかな分類のようです。
 官位や職種などによって着れる衣装や色で更に細かい分類がされ、正装であれば外見だけでおおよその身分がわかるようになっているみたいです。

 男子の束帯では、上から下まで全部合わせると9~10枚ほど着ており、その構成の名称は聞きなれないものも多く、たとえば衵(あこめ)なんて、漢字も知りませんし、上に着るものなのか下に着るものかさえ想像つきません。
 難しい~

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 女子の五衣唐衣裳装束(いつつぎぬからぎぬもしょうぞく)の構成は、唐衣(からぎぬ)、裳(も)、表衣(うわぎ)、打衣(うちぎぬ)、袿(うちき)、長袴(ながばかま)、単衣(ひとえ)です。
 この中の袿は重ねるのが基本で、平安時代ではオシャレのため20枚以上も重ねる人もいたそうですが、平安末期から室町時代には5枚が定着し「五衣(いつつぎぬ)」となったそうです。
 
 キャプションだけでなくコラムまでもあり、知らないことが多いので面白かったのですが、暑かったのでちょっと文章に集中できません。
 ということで、装束について覚えるのはあきらめて、単に見て美しいかを基準に切り替えました(笑)。

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 男性の狩衣の数々、自然の染料で布を染めているからか色が優しいものや文様が美しいものありで、お公家さんの雅さを感じました

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 女性の衣装は、色にバリエーションがあり美しい

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 模様は全て刺繍ですので、今の時代で考えるとものすごく贅沢ですよね。

 公家の装束について系統立ててみる機会なんてあまりないので、貴重な機会でした。
 少し難しいですが、キャプションなどをちゃんと読めば、装束について詳しくない人は新たな知識が増えそうですし、もともと興味のある人は更に興味深く観れる展覧会だと思います

奈良県立美術館
 住所:奈良市登大路町10-6 TEL:0742-23-3968 
 開館時間:9時~17時(入館は閉館の30分前まで)
 休館日:月曜(祝日の場合は開館し、その翌平日休館)、年末年始(12/28~1/4)、展示替え期間

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