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静岡 遠州の旅② 可睡斎②

 前回に引き続き、境内を紹介します。

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 こちらは輪蔵堂です。
 経典を納めるお堂で、1回まわすとお経を修学したのと同様の功徳が得られるとされています。
 こちらの輪蔵は大正8年のものだそうですが、一般人はあまりまわらせてもらえない寺院も多いところ、こちらではお賽銭をすれば1回転させていただけます。

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 法堂(本堂)です。
 奥に御本尊の聖観音さまがいらっしゃるそうですが、こちらからは見えませんでした。

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 大黒殿です。
 今年はネズミ年ですからね。
 お参りすると良いことがありそうです。

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 こちらが秋葉三尺坊大権現さまを祀っている御真殿です。
 
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 天狗さまが守ってらっしゃいます。

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 秋葉三尺坊大権現さまは1300年前、観音さまの化身として信州に出現され、火災消除を第一とする衆生済度の誓願を発せられたそうです。
 秋葉山に御真躰が祀られていたのですが、明治の神仏分離に伴い、明治6(1873)年に御真躰が秋葉山より可睡齋に遷座され、可睡斎は火防守護の総本山となったそうです。
 東京の秋葉原の語源も、遠州から秋葉三尺坊大権現さまを勧請し、今の秋葉原に鎮火神社を祀ったことからだそうですよ。

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 この大きな火箸や十能(ショベル)は、秋葉三尺坊さまが使われるのですかね

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 こちらは「家康公出世六の字穴」です。
 家康が武田信玄との戦で追い込まれ、この穴に隠れて命拾いしたそうです。
 その後、家康は出世していき、最後には天下人になったことから、この名前がついたそうです。
 六の字は六観音から名付けたといわれているそうです。

 穴といっても、奥まで続いているような大きな穴ではなく、人1人が隠れられるかぐらいの大きさです。
 家康はこの穴の中で、六観音さまに必死に助命を祈っていたのかもしれませんね。

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 こちらが奥の院です。

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 景色が良いです。
 残念ながら方角が違うので、富士山は見えませんけどね

 境内にはまだ紹介していないところもありますがこのあたりにして、次はいよいよ今回の旅行のメインのひな飾りを見に行きます
 
可睡斎
 住所:静岡県袋井市久能2915-1 TEL:0538-42-2121(受付8時~17時まで)
 拝観時間:8時~17時(閉館) 

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