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大阪 服部天神宮

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 阪急庄内にあるナムナムで美味しいカレーを食べた後、隣の駅にある服部天神にお参りしてきました。
 入口は2か所あるのですが、こちらは阪急の服部天神駅から近い入口です。
 奥に見えるのは本殿の裏側です。

 服部の地名は、渡来人の秦氏が機織(はたおり)の技術を伝えたのですが、秦氏の人々の住むところとして「機織部(はたおりべ」から成り立ったものと思われるそうです。
 豊中市の隣の市の池田市にも秦氏が多く住んでおり、「呉服里(くれはのさと)」と呼ばれていたこともあります。
 歴史的にはこの辺りのどこが早いのかはわかりませんが、この神社の前の道路は能勢街道といい、池田を通って能勢や亀岡まで通じているので、秦氏がこの街道を使って居住区を広げていったのではないかと推測できます。

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 その秦氏が「少彦名命(すくなひこなのみこと)」を信仰しており、この地で古くから御祭神として祭っていたそうです。
 そのことも含めて、服部天神の縁起が絵物語で解説されていました。

 少彦名命は、渡来神ではありますが古事記や日本書紀にも記載されている古くからの神さまで、大国主神と一緒に国造りに参加したといわれてます。
 一寸法師のモデルという説もあるそうですよ。

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 もう1つの入口は国道176号線沿いにあり、こちらの方が本殿の正面にあたるようです。

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 服部天神は、菅原道真が太宰府に行く途中、脚気で動けなくなった時に村人から少彦名命に平癒を祈願するように勧められて祈ると治ったという伝承があり、服部天神は「足の神様」として有名になりました。
 天神信仰が盛んになった時に、少彦名命神に菅原道真も御祭神として加え、現在の「服部天神宮」になっています。

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 手水舎には道真公の銅像と、奉納されたわらじがたくさんあります。

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 今も足の健康を祈れるように祈願台座もありますよ。

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 「足の守護」は「おあし(お金)の守護」にも通じるとして、西宮神社から勧請した「服部えびす社」もあります。
 来年用のおおきな絵馬がありました。

 写真はありませんが、この他にも「初酉稲荷大明神」、狛犬に守られたお社などがあります。

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 御朱印をいただきました。
 わらじの印が良いですね。

 お守りもかわいいのがいっぱいありましたよ。
 久しぶりに服部天神をゆっくり参拝できて良かったです。

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 あと数日で新年です。
 来年は伸びやかに葉を繁らせたいなぁ~。

 映画のSWを観てきたのですが、感想がまだまとまっていないので、今年のブログはこれでおしまいかもしれません。
 書けたら書きますが、一応ご挨拶を
 皆さま良いお年をお迎えください
 
服部天神宮
 住所:大阪府豊中市服部元町1-2-17 TEL:06-6862-5022

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