とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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  1. 展覧会
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京都 「芳年」展&「池田理代子」展

 旅行やお出かけの記事ばかりになっていますが、展覧会めぐりも着々と行っています。
 ですが、書く方が間に合わずどんどん終わってしまうので、益々書く気が起こらないという悪循環になっています
 でも昨日(4/22)に行った展覧会が良くて、しかも会期が今日(4/23)までなので、少し紹介しておきますね

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 美術館「えき」KYOTOで開催されているのは「芳年-激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」展('19.4.1~4.23まで。入館料900円)です。
 月岡芳年(大蘇芳年)は幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。
 
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 私が初めて芳年のことを知ったのはまだ20代の頃で、オランダのゴッホ美術館で芳年の特別展が開かれていたのです。
 ゴッホを観に行ったら一際人が多いコーナーがあって、自分も見てみたらなんと日本の浮世絵が展示されており、それが今まで見たことがない浮世絵、いわゆる「血みどろ芳年」の数々でした

 歌麿や写楽の世界が浮世絵だと思っていた若かりし日の私は、こんなのが浮世絵のすべてだとオランダ人に思われたらどうしよう・・・と心配したものです。
 あまりに残酷で衝撃を受けたのですが、これまた見たことがないほど美しい浮世絵もあり、妙に心に残ってその後は芳年に注目するようになりました。
 残酷絵だけではなく、師の国芳ゆずりのドラマテッィクな構図に色使いの美しさですっかり大ファンになり、今では私がもっとも好きな浮世絵師です

 あれから国内で何度も芳年の展覧会を観てきましたが、ほんの数枚だけでの展示はありましたが、オランダで観たような英名二十八衆句のシリーズをまとまって観る機会はありませんでした。
 それがなんと今回の展覧会では、落合芳幾の作品とともに英名二十八衆句が全部展示されているではないですか
 体に血の手形が付いていたりして、今見ても残酷だなと思うので、さすがにコーナーが分かれており、こどもや見たくない人は見なくて済むように展示に配慮されていましたけどね。

 芳年の展覧会だからということで行っただけで、英名二十八衆句が揃って観れると思っていなかったので、やっと日本でも展示可能になったのだと感慨深かったです

 tukioka3.jpg
 図録は2500円でした。
 芳年の図録は何冊か持っていますが、これは外せないと思って買ってしまいました。

 美人画などだけを期待されると衝撃を受けられるかもしれませんが、芳年の本領発揮の静と動の作品が堪能できる展覧会でした

 tukioka4.jpg 
 もう1つの展覧会は、京都高島屋で開催されている「デビュー50周年記念
展 池田理代子-「ベルばら」とともに-」展('17.4.12~4.23まで。入場料800円)です。

 ベルばらで有名なご存知漫画家・池田理代子さんの展覧会です。
 池田理代子さんの初期の作品から最近の新作まで、ベルばらを中心に紹介されています

 私も当時は夢中になったのですが、ベルばらって人気があるのですね。
 展覧会は老若男女の人々で大盛況でした
 会場にはタカラヅカのベルばら公演のパネル展示もあり、漫画関係ではなくそちらのパネルの方に興味を持たれている方も少なくなく(とくに男性)、漫画系、タカラヅカ系でパキッと分かれているのが面白かったです。
 私も1回だけ、タカラヅカにベルばらを観に行きましたが、興味はやっぱり漫画の方です(笑)。

 当時、少女マンガで歴史物は描かせてもらえなかったそうですが、人気が出なければ即打ち切りという条件で始まったそうです。
 それでも池田さんは全然不安はなかったそうです。
 なぜなら頭の中で考えているストーリーがとっても面白かったからだそうです。

 ベルばらは1972年(昭和47年)に連載された少女漫画ですが、その時代は教育でも男女とも大学進学率がアップしてきた頃だと思われ、少女漫画を楽しむ読者世代の小中高生においても歴史物を娯楽として楽しめる知的な下地ができていたのではないかと思います。
 少女が好むキラキラキャラに骨太の歴史的ストーリー、人気がでないわけがないですよね

 tukioka5.jpg tukioka6.jpg
 会場にはオスカルやマリー・アントワネットの衣装も展示されていました。
 真ん中に座って写真撮影が可能でしたが、ちょっと恥かしくて衣装だけを撮影。

 tukioka7.jpg
 もともと池田理代子さんの作品は好きだったのですが、最近、ベルばらの新エピソードも描かれているみたいで、新エピソードも読んでみたくなりました

 どちらの展覧会も今日(4/23)までです。
 最終日は時間も早く終わりますので、気をつけてくださいね。

美術館「えき」KYOTO
 住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 JR京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111(大代表)
 開館時間:10時~20時(最終日17時まで。入館各30分前まで)

京都高島屋グランドホール7階
 住所:京都市下京区四条通河原町西入真町52番地 TEL:075-221-8811
 開場時間:10時~20時(最終日は17時まで。入場は各閉場の30分前まで)
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  1. 2017.04.23 (日) 13:51
  2. URL
  3. hirorin
  4. [ edit ]

良かったですよね

れでぃさん、すごい。初めに芳年と出会われたのは、オランダでだったんですね。
そんなにあちらの方たちの注目を集めていたのですね。
そしてそれを心配されるれでぃさんが、なんか可愛らしい。
うふ!ってなってしまいます。

私も浮世絵いうたら、写楽とか歌川広重とか北斎をまず連想しますもんね。

芳年のもあちこちでちらっと見てたと思うのですが、こんなにまとまっては初めですね。
月百姿が、良かったです。
恐いのも(逆さづりとか?)あったけど、がんばりました。←意外に恐がり。
あのお餅切ってる絵の題名が分からない~
猫もちょっと恐い感じで描かれていましたねえ。
でも、猫ほんまにあんな顔しますもん。
私が行ったのは、20日でした。(仕事も休み)
伊勢丹の友の会の券も放置してたし。

ベルばら展も!良かったんですね。
私は、あんまり漫画は読んでなかったのですが。全巻、誰かに借りて読みました。フェルゼンにうっとりしてました。

丁度歴史ものの漫画も多く出始めてましたね。
大和和紀?里中満知子も描いてましたね。
山岸涼子も。
聖徳太子とか考謙女帝とかの。
はいからさんが通るの少尉もステキやった。

なんだか、なつかしく思い出しました。
  1. 2017.04.23 (日) 16:17
  2. URL
  3. Ms.れでぃ
  4. [ edit ]

旅行に行った当時は

欧米人にとって日本のイメージといえば、忍者や侍がいて、それでもって切腹してると本気で思っている人がまだ少なからずいた時代でした。
そんな中、こんな血みどろの浮世絵を見た外国人が、やっぱり日本人は野蛮なんだと誤解しないかということを心配しました。
それを考えると、今回芳年の残酷絵がほぼコンプリートの形で展示されたのは、多くの外国人が日本に来るようになり、誤解が生まれることがなくなった「今」だからなのかもしれませんね。

hirorinさんが気に入られたという鏡餅を切っているという絵、ちょっと印象に残っておらず、図録を見てもわかりませんでした。
月百姿は私も好きなシリーズです。

ベルばらは私の時代、大流行でした。
大和和紀のはいからさんやあさきゆめみし、山岸凉子の厩戸さん(日出処の天子)も大好きでした。
今度、マンガミュージアムで山岸凉子展があるそうなので、観てこようかなと思っています。
その時は、もちろんマンガもいっぱい読んできます(笑)。

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