静岡県浜松市 井の国の旅③ 方広寺・奥山半僧坊総本殿
ちょっと忙しくしており、ハッと気がつくと4月の中旬。
ブログが書けていなくて広告が・・・
ちょっといつの話!?という感じですが、大本山方広寺・奥山半僧坊総本殿の紹介だけはしておかないと。

方広寺は以前紹介した龍潭寺よりバスで更に北西に10分~15分ぐらい奥に行ったところにあるお寺です。
JR浜松駅からでは、奥山行きバスで約1時間で行けます
総門です。
拝観料400円を払って入山します。
方広寺(ほうこうじ)は、臨済宗方広寺派の大本山で、山号は深奥山(じんのうざん)、御本尊は釈迦如来座像です。
開基はこの地の豪族・奥山朝藤(おくやまともふじ)、開山は後醍醐天皇の皇子・無文元選禅師(むもんげんせんぜんじ)です。
大河ドラマ「おんな城主直虎」では、井伊直親の妻しの(ドラマでは貫地谷しほりさんが演じてられます)の実家の奥山家ゆかりのお寺です。
地名も奥山ですし、バス停も「奥山」で下車です。

総門をくぐると、無数の小さな羅漢さんがいっぱいいらっしゃって、私たちを出迎えてくださいます
しばらく歩くと赤い山門が見えます。

立ち止まって振り返って下さっている優しげな羅漢さんがいらっしゃいました
緑の中をかわいい羅漢さん達に見守られながら歩くのって楽しい♪

更に歩いていると赤い橋が見えます。
亀背橋と書いてありました。
こういう橋を見ると渡るのが楽しくなります

橋を渡るとすぐに本堂が見えます。

本堂です。
大きいですね~。
明治38年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m奥行27mだそうです。
扁額は山岡鉄舟の書です。
本堂の中には、御本尊の木造釈迦如来さまと文殊さま、普賢さまの釈迦三尊像(重文)の形式でいらっしゃいます
仏さまには仏師の名前も彫られており、院派によって1352年に造られたものだということがわかっているそうです。
釈迦如来さまが高さ104cmの坐像で、両脇侍さまはその半分ぐらいの大きさで、釈迦如来さまがしっかりとしたお顔立ちで立派でした
元禄時代に水戸光圀公(水戸黄門)によって修繕されたと記されているため、水戸黄門ゆかりの御本尊さまでもあるみたいです。

本堂に上ってからの写真になりますが、受付入口は本堂に向かって右になります。

本堂の裏側にも羅漢さまがたくさんいらっしゃいます。
半僧坊(はんそうぼう)真殿に通じるところには、天狗さまのお顔が。
○○坊という名称は、天狗さまと関係があるのですかね?
太郎坊さんや次郎坊さんなど、坊とついているお寺はどこも天狗さまを祀っているような気がします。
こちらの半僧坊さんは、無文元選禅師を助けた鼻の高い異人で、後に弟子になり、禅師が亡くなった後は、この山とお寺を護り、人々の災難を除こうと言って姿を消されたそうです。
なので、天狗といってよいのか、異人が元々天狗の変身だったのかはわかりませんが(お寺の解釈としては後者のようです)、見かけは私達が認識している天狗さまです。

大きな下駄が置いてありました。
天狗さまの下駄ですかね?
大中小、各種揃ってます。

こちらが奥山半僧坊大権現真殿の正面です。
上記の理由で、半僧坊さまが姿を消されてからは方広寺を護る鎮守さまとして鎮座されています。
建物は明治14年に燃えてしまい、直後に建てられたそうです。
直後に建てられるなんて、すごく信仰を集めていらっしゃるのですね。
写真は載せていませんが、向拝の彫刻の上り龍下り龍は見事ですので行かれたら注目して見てくださいね

こちらは開山堂勅使門です。
拝観はできません。

こちらは七尊菩薩堂で、静岡県下最古の建物だそうです。

三重塔です。
大正時代に造られた塔だそうです。

塔の辺りから本堂を見た景色です。
結構高いところにあります。

半僧杉です
奥山半僧坊の化身との言い伝えがあるそうですよ。

御朱印をいただきました。
滑らかで美しい字です。
真ん中の印に書かれているのは漢字なのでしょうが、曲線の組み合わせで、すごいです。
いやぁ、このお寺のことは行った時は全く予備知識なしだったのですが、すごく良かったです!
この時は寺宝の十六羅漢像の特別拝観('16.4.29~'17.4.2まで)もしており、見応えたっぷりでした。
今はドラマのロケ地にもなっている禅堂を期間限定('17.4.8~12.24まで)の土日祝に限り初公開したり、井伊家・奥山家と方広寺関連の寺宝を公開されているみたいです(詳しくはお寺のHPを見てください。禅堂は時間も13時~15時までと限定されているみたいなので気をつけてくださいね)。
寺宝ももちろん良いですが、なんといっても小さな羅漢さんがいっぱいのお山の中を歩くのが気持ち良かったです。
なんか癒されました。
行って本当に良かったです

帰りしなに総門のすぐ近くにある中尾商店さんというお店の「手造り半僧坊あぶらげ」という看板に吸い寄せられ、お店のおじさんが美味しいよ!大阪まで持って帰っても大丈夫!と太鼓判を押してくれたので、名物のあぶらげ(油揚げ)を1枚購入(450円)。

大きいです。
縦20cmぐらいあったような。
お店の人のオススメ通り、軽く焼いて生姜醤油で食べたらジュワっとジューシーで美味しい!
今度、方広寺に行ったらまた買いたいと思います。
静岡県、見所も美味しいところもいっぱいで益々気に入りました。
また、方広寺さんにも行きたいな~
すごく長くかかってしまいましたが、井の国の旅編はこれでおしまいです。
今年の3月末に、広島、小倉・門司に行ってきましたので、その記事も書けたら書きます。
でも、次回は恒例の造幣局の通り抜けの記事を書きますね
方広寺
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1 TEL:053-543-003
拝観時間:9時~16時(受付は15時半まで)
中尾商店
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1576-3-1 TEL:053-543-0048
営業時間:9時~17時
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ちょっといつの話!?という感じですが、大本山方広寺・奥山半僧坊総本殿の紹介だけはしておかないと。

方広寺は以前紹介した龍潭寺よりバスで更に北西に10分~15分ぐらい奥に行ったところにあるお寺です。
JR浜松駅からでは、奥山行きバスで約1時間で行けます

総門です。
拝観料400円を払って入山します。
方広寺(ほうこうじ)は、臨済宗方広寺派の大本山で、山号は深奥山(じんのうざん)、御本尊は釈迦如来座像です。
開基はこの地の豪族・奥山朝藤(おくやまともふじ)、開山は後醍醐天皇の皇子・無文元選禅師(むもんげんせんぜんじ)です。
大河ドラマ「おんな城主直虎」では、井伊直親の妻しの(ドラマでは貫地谷しほりさんが演じてられます)の実家の奥山家ゆかりのお寺です。
地名も奥山ですし、バス停も「奥山」で下車です。

総門をくぐると、無数の小さな羅漢さんがいっぱいいらっしゃって、私たちを出迎えてくださいます


しばらく歩くと赤い山門が見えます。

立ち止まって振り返って下さっている優しげな羅漢さんがいらっしゃいました

緑の中をかわいい羅漢さん達に見守られながら歩くのって楽しい♪

更に歩いていると赤い橋が見えます。
亀背橋と書いてありました。
こういう橋を見ると渡るのが楽しくなります


橋を渡るとすぐに本堂が見えます。

本堂です。
大きいですね~。
明治38年から大正7年にかけて竣工されたもので、間口32m奥行27mだそうです。
扁額は山岡鉄舟の書です。
本堂の中には、御本尊の木造釈迦如来さまと文殊さま、普賢さまの釈迦三尊像(重文)の形式でいらっしゃいます

仏さまには仏師の名前も彫られており、院派によって1352年に造られたものだということがわかっているそうです。
釈迦如来さまが高さ104cmの坐像で、両脇侍さまはその半分ぐらいの大きさで、釈迦如来さまがしっかりとしたお顔立ちで立派でした

元禄時代に水戸光圀公(水戸黄門)によって修繕されたと記されているため、水戸黄門ゆかりの御本尊さまでもあるみたいです。

本堂に上ってからの写真になりますが、受付入口は本堂に向かって右になります。

本堂の裏側にも羅漢さまがたくさんいらっしゃいます。

半僧坊(はんそうぼう)真殿に通じるところには、天狗さまのお顔が。
○○坊という名称は、天狗さまと関係があるのですかね?
太郎坊さんや次郎坊さんなど、坊とついているお寺はどこも天狗さまを祀っているような気がします。
こちらの半僧坊さんは、無文元選禅師を助けた鼻の高い異人で、後に弟子になり、禅師が亡くなった後は、この山とお寺を護り、人々の災難を除こうと言って姿を消されたそうです。
なので、天狗といってよいのか、異人が元々天狗の変身だったのかはわかりませんが(お寺の解釈としては後者のようです)、見かけは私達が認識している天狗さまです。

大きな下駄が置いてありました。
天狗さまの下駄ですかね?

大中小、各種揃ってます。

こちらが奥山半僧坊大権現真殿の正面です。
上記の理由で、半僧坊さまが姿を消されてからは方広寺を護る鎮守さまとして鎮座されています。
建物は明治14年に燃えてしまい、直後に建てられたそうです。
直後に建てられるなんて、すごく信仰を集めていらっしゃるのですね。
写真は載せていませんが、向拝の彫刻の上り龍下り龍は見事ですので行かれたら注目して見てくださいね


こちらは開山堂勅使門です。
拝観はできません。

こちらは七尊菩薩堂で、静岡県下最古の建物だそうです。

三重塔です。
大正時代に造られた塔だそうです。

塔の辺りから本堂を見た景色です。
結構高いところにあります。

半僧杉です

奥山半僧坊の化身との言い伝えがあるそうですよ。

御朱印をいただきました。
滑らかで美しい字です。
真ん中の印に書かれているのは漢字なのでしょうが、曲線の組み合わせで、すごいです。
いやぁ、このお寺のことは行った時は全く予備知識なしだったのですが、すごく良かったです!
この時は寺宝の十六羅漢像の特別拝観('16.4.29~'17.4.2まで)もしており、見応えたっぷりでした。
今はドラマのロケ地にもなっている禅堂を期間限定('17.4.8~12.24まで)の土日祝に限り初公開したり、井伊家・奥山家と方広寺関連の寺宝を公開されているみたいです(詳しくはお寺のHPを見てください。禅堂は時間も13時~15時までと限定されているみたいなので気をつけてくださいね)。
寺宝ももちろん良いですが、なんといっても小さな羅漢さんがいっぱいのお山の中を歩くのが気持ち良かったです。
なんか癒されました。
行って本当に良かったです


帰りしなに総門のすぐ近くにある中尾商店さんというお店の「手造り半僧坊あぶらげ」という看板に吸い寄せられ、お店のおじさんが美味しいよ!大阪まで持って帰っても大丈夫!と太鼓判を押してくれたので、名物のあぶらげ(油揚げ)を1枚購入(450円)。

大きいです。
縦20cmぐらいあったような。
お店の人のオススメ通り、軽く焼いて生姜醤油で食べたらジュワっとジューシーで美味しい!

今度、方広寺に行ったらまた買いたいと思います。
静岡県、見所も美味しいところもいっぱいで益々気に入りました。
また、方広寺さんにも行きたいな~

すごく長くかかってしまいましたが、井の国の旅編はこれでおしまいです。
今年の3月末に、広島、小倉・門司に行ってきましたので、その記事も書けたら書きます。
でも、次回は恒例の造幣局の通り抜けの記事を書きますね

方広寺
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1 TEL:053-543-003
拝観時間:9時~16時(受付は15時半まで)
中尾商店
住所:静岡県浜松市北区引佐町奥山1576-3-1 TEL:053-543-0048
営業時間:9時~17時
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