明石市立文化博物館 「生賴範義展」
明石市立文化博物館で「生賴範義展 THE ILLUSTRATOR―スター・ウォーズ、ゴジラを描いた巨匠の軌跡―」展('16.4.16~5.29まで。入場料1000円)が開催されています。

この展覧会は、昨年10月に亡くなられた明石市出身のイラストレーターの生賴範義さんの個展です。
私はこの方のイラストが大好きなので、宮崎県で展覧会があった時に観に行きたいと思ったのですが遠すぎて行けなかったので、今回明石で開催されてすごく嬉しいです

息子さんのオーライタロー氏のトークショーも申し込んだのですが、抽選に外れたのは残念でした。

玄関を入ると、生賴さんが手がけられた本などの表紙で構成されたピラミッドがありました。
すごい量です

私が生賴さんのイラストに出会った最初の本が、平井和正さん著書の幻魔大戦、真幻魔大戦だったと思います。
(写真では幻魔大戦は2種類写ってますが、私が当時見たのは下段の方のイラストです。)
当時まだ子供だった私は、バタくさい(死語?)ぐらいの日本人離れした容姿のキャラクターのかっこよさに一目惚れでした
その思いは私だけではなかったようで、作家の小松左京さんは自身の著書の〝復活の日"のカバーの生賴さんの絵を見て「あの絵を描いた人、日本の人?うそだろう?外国のSF画家じゃないの?」とおっしゃたとのエピソードが紹介されていました。
SF雑誌に発表した「スターウォーズ」のイメージ画がを見たジョージ・ルーカスが、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のポスター用イラストを生賴さんに依頼したというのも有名な話です。
生賴さんの絵は本当にカッコイイんですよね
生賴さんのイラストがあると、その本が数割り増しで面白く感じましたもの

それにジャンルが幅広い。
人物だけでなく、戦艦や怪獣までリアルに描いてますからね
昔、小学校の音楽室で見たクラシックレコードのカバージャケットも生賴さんの絵だというのを今回初めて知りました。
60歳までは基本依頼された物はなんでも引き受けていらっしゃったようです。
60歳以降は仕事をセーブして、油絵を中心に描いてらしたとのことでした。

上の絵は「バイエルンのユーディテ」(部分)というのですが、生賴さんの描く女性はこのように抜群のスタイルに絶世の美女ばかりです

しかも精緻で精密。
描かれている毛皮は、バイエルン国王のルートヴィヒⅡ世のコートに似ています。
結構扇情的なポーズだと思うのですが、実際に観ると全くエロスは感じない。
なんか人間を超越した女神のような印象で、神々しい美しさがあります。
そこが生賴さんの絵の魅力なのでしょうね
写真はありませんが、「HOPE MY WAY」シリーズは、リキテックスというアクリル絵の具で描いた白黒の作品なのですが、写真じゃないかと思うほどすごくリアルな絵でした

これだけ写実的な絵を描くのにどれぐらいの日数が必要なのだろう?と思いますが、すごい仕事量をこなす生賴さんならそれほど時間はかからないのだろうなとも思いました。
図録2500円でした。
少々お高いですが、これだけの作品を観れば欲しくなりましたので購入(笑)。
絵も生賴さんご自身もスーパーなのだろうなと感じられる展覧会でした。
観に行けて本当に良かったです

明石市立文化博物館
住所:明石市上ノ丸2-13-1 TEL:078-918-5400
開館時間:9時半~18時半(特別展開催期間中の金・土は19時半まで。入館は各閉館の30分前まで) 休館日:今会期中無休(通常月曜、年末年始12/29~1/3)


この展覧会は、昨年10月に亡くなられた明石市出身のイラストレーターの生賴範義さんの個展です。
私はこの方のイラストが大好きなので、宮崎県で展覧会があった時に観に行きたいと思ったのですが遠すぎて行けなかったので、今回明石で開催されてすごく嬉しいです


息子さんのオーライタロー氏のトークショーも申し込んだのですが、抽選に外れたのは残念でした。


玄関を入ると、生賴さんが手がけられた本などの表紙で構成されたピラミッドがありました。
すごい量です


私が生賴さんのイラストに出会った最初の本が、平井和正さん著書の幻魔大戦、真幻魔大戦だったと思います。
(写真では幻魔大戦は2種類写ってますが、私が当時見たのは下段の方のイラストです。)
当時まだ子供だった私は、バタくさい(死語?)ぐらいの日本人離れした容姿のキャラクターのかっこよさに一目惚れでした

その思いは私だけではなかったようで、作家の小松左京さんは自身の著書の〝復活の日"のカバーの生賴さんの絵を見て「あの絵を描いた人、日本の人?うそだろう?外国のSF画家じゃないの?」とおっしゃたとのエピソードが紹介されていました。
SF雑誌に発表した「スターウォーズ」のイメージ画がを見たジョージ・ルーカスが、「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」のポスター用イラストを生賴さんに依頼したというのも有名な話です。
生賴さんの絵は本当にカッコイイんですよね

生賴さんのイラストがあると、その本が数割り増しで面白く感じましたもの



それにジャンルが幅広い。
人物だけでなく、戦艦や怪獣までリアルに描いてますからね

昔、小学校の音楽室で見たクラシックレコードのカバージャケットも生賴さんの絵だというのを今回初めて知りました。
60歳までは基本依頼された物はなんでも引き受けていらっしゃったようです。
60歳以降は仕事をセーブして、油絵を中心に描いてらしたとのことでした。

上の絵は「バイエルンのユーディテ」(部分)というのですが、生賴さんの描く女性はこのように抜群のスタイルに絶世の美女ばかりです


しかも精緻で精密。
描かれている毛皮は、バイエルン国王のルートヴィヒⅡ世のコートに似ています。
結構扇情的なポーズだと思うのですが、実際に観ると全くエロスは感じない。
なんか人間を超越した女神のような印象で、神々しい美しさがあります。
そこが生賴さんの絵の魅力なのでしょうね

写真はありませんが、「HOPE MY WAY」シリーズは、リキテックスというアクリル絵の具で描いた白黒の作品なのですが、写真じゃないかと思うほどすごくリアルな絵でした


これだけ写実的な絵を描くのにどれぐらいの日数が必要なのだろう?と思いますが、すごい仕事量をこなす生賴さんならそれほど時間はかからないのだろうなとも思いました。
図録2500円でした。
少々お高いですが、これだけの作品を観れば欲しくなりましたので購入(笑)。
絵も生賴さんご自身もスーパーなのだろうなと感じられる展覧会でした。
観に行けて本当に良かったです


明石市立文化博物館
住所:明石市上ノ丸2-13-1 TEL:078-918-5400
開館時間:9時半~18時半(特別展開催期間中の金・土は19時半まで。入館は各閉館の30分前まで) 休館日:今会期中無休(通常月曜、年末年始12/29~1/3)
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