京都西山寺社巡り④「善峯寺」('10.4.6 Tue)
さて、大原野周辺の寺社仏閣を周ったので、いよいよメインの善峯寺に行きます。
このお寺に向かうには、延々と上り坂を上っていかなければなりません。
それも、傾斜がきつい。
電動付き自転車をもってしてもこぐのがしんどい・・・と思っていたら、急にガクっとペダルが重くなり・・・。
・・・
・・・
わー、バッテリー切れ!!
ひょえ~、こんなとこで!
今、どこや?と周囲を見ると、善峯寺まで1.5kmとの看板が・・・。
あと1.5km!?
ここはな~んもない道路の真ん中
。
押していきましたよ、この重い電動付き自転車を1.5kmも
。
電動付き自転車って今回初めて乗ったのですが、噂どおりバッテリーが切れると重いんですね(苦笑)。
レンタサイクルのおじさんは、30kmは走れるって言ってたけど、まだ10kmぐらいしか走ってないんですけど。
善峯寺の駐車場に着いた時は、心底ホッとしました。
でも、そこからお寺まで行くのに、山を10分近くも上らなければなりません。

へーへー言いながら、やっと見えてきたのが山門です。
立派な山門です。

左側の受付で、入山料500円を払って入ります。
本堂に行くには、まだ階段を上らなくてはなりません(ゼー、ハー)。
あまりのしんどさに、参拝する前に休憩所の自販機でスポーツドリンク(500ml、180円。高い)を買って一息。
フゥ~、生き返った。

ふと横を見ると、お堂のところにきれいな桜が咲いていますし、日本一の松の遊龍も見えます。
いい感じ!
さて、元気出して行きましょうか。
この善峯寺(よしみねでら)は、平安中期に源算上人によって創建されたそうです。
長元7年(1034年)、後一条天皇から鎮護国家の勅願所と定められ、その後、青蓮院から法親王が入山したため、「西山門跡」とも呼ばれたそうです。
応仁の乱のため、このお寺も伽藍が消失したのですが、江戸時代、徳川5代将軍綱吉の生母、桂昌院の寄進によって、再興されました。
この辺りのお寺は、全部応仁の乱の被害を受けたのですね。
本堂です。
2010年4/1~5/31まで、ご本尊の十一面千手観音さまが御開帳されています。
秘仏のご本尊と脇本尊ともに観ることができます。
脇本尊の方は、開祖の源算上人の作とされています。
どちらのご本尊も、すっと背の高いお姿でした。

文殊堂である寺宝館でも、このお寺の宝物を観ることができます。
展示替えもあるようですが、入ったところには富岡鉄斎の二双六曲の金屏風が展示されてました。
「桃源ノ図」と「漁家歓楽ノ図」だそうです。
金に緑が美しく、大胆な筆のタッチは一目で鉄斎の作品だとわかります。
奥には、文殊菩薩像、聖観音立像、愛染明王像が安置されています。
平安時代の聖観音さまは、優美でした。
ここの愛染明王さまは、ものすごく迫力のある憤怒相です。
他にも古清水焼のきれいなものが展示されていました。
いい目の保養になりました。
次は、いよいよ回遊式境内参拝です。
1周約40分かかるそうですが、がんばって行って来ます。

まず最初は、つりがね堂です。「厄除けの鐘」で、桂昌院が綱吉の厄除けのために寄進されたそうです。
親の愛というのは、ありがたいものですね。

少し行くと、護摩堂があり、多宝塔、経堂があるのですが、多宝塔と経堂の前に天然記念物になっている樹齢600年の「遊龍」の松があります。
上ではなく、横に長く伸びており、名前どおり龍が遊んでいるようにも見えます。
立派な松です。

経堂の後ろのしだれ桜は、桂昌院のお手植えの桜で、きれいに咲いてました。

この時点(4/6)で、ほぼ満開でした。

もう少し上っていくと、中腹辺りに釈迦堂があります。
こちらのお釈迦様は、合掌されているお姿で珍しかったです。

更に上って、奥の院辺りからみた景色です。
写真ではわからないかもしれませんが、京都タワーが見えましたよ。
後は阿弥陀堂を通って、下におりていきました。

桜は全体的には、この時には六分咲き程度でしたが、部分的には満開で楽しめましたし、いろいろ見所も多かったので、この周遊40分はさほどしんどくは感じなかったです。
普段お会いすることができない仏さまに出会え、数々の名宝も見れ、桜や建物や風景が楽しめた盛りだくさんの内容のお寺でした
。
次回行くとすれば、やはりバスかな(笑)。
善峯寺
住所:京都市西京区大原野小塩町1372 TEL:075-331-0020
入山時間:8時~17時(入山16時半まで)
行き方:JR向日町駅、阪急東向日駅から阪急バス66号善峯寺行き「善峯寺」下車、徒歩約10分
このお寺に向かうには、延々と上り坂を上っていかなければなりません。
それも、傾斜がきつい。
電動付き自転車をもってしてもこぐのがしんどい・・・と思っていたら、急にガクっとペダルが重くなり・・・。
・・・
・・・
わー、バッテリー切れ!!
ひょえ~、こんなとこで!

今、どこや?と周囲を見ると、善峯寺まで1.5kmとの看板が・・・。
あと1.5km!?
ここはな~んもない道路の真ん中

押していきましたよ、この重い電動付き自転車を1.5kmも

電動付き自転車って今回初めて乗ったのですが、噂どおりバッテリーが切れると重いんですね(苦笑)。
レンタサイクルのおじさんは、30kmは走れるって言ってたけど、まだ10kmぐらいしか走ってないんですけど。
善峯寺の駐車場に着いた時は、心底ホッとしました。
でも、そこからお寺まで行くのに、山を10分近くも上らなければなりません。

へーへー言いながら、やっと見えてきたのが山門です。
立派な山門です。


左側の受付で、入山料500円を払って入ります。
本堂に行くには、まだ階段を上らなくてはなりません(ゼー、ハー)。
あまりのしんどさに、参拝する前に休憩所の自販機でスポーツドリンク(500ml、180円。高い)を買って一息。
フゥ~、生き返った。

ふと横を見ると、お堂のところにきれいな桜が咲いていますし、日本一の松の遊龍も見えます。
いい感じ!
さて、元気出して行きましょうか。
この善峯寺(よしみねでら)は、平安中期に源算上人によって創建されたそうです。
長元7年(1034年)、後一条天皇から鎮護国家の勅願所と定められ、その後、青蓮院から法親王が入山したため、「西山門跡」とも呼ばれたそうです。
応仁の乱のため、このお寺も伽藍が消失したのですが、江戸時代、徳川5代将軍綱吉の生母、桂昌院の寄進によって、再興されました。
この辺りのお寺は、全部応仁の乱の被害を受けたのですね。

本堂です。
2010年4/1~5/31まで、ご本尊の十一面千手観音さまが御開帳されています。
秘仏のご本尊と脇本尊ともに観ることができます。
脇本尊の方は、開祖の源算上人の作とされています。
どちらのご本尊も、すっと背の高いお姿でした。

文殊堂である寺宝館でも、このお寺の宝物を観ることができます。
展示替えもあるようですが、入ったところには富岡鉄斎の二双六曲の金屏風が展示されてました。
「桃源ノ図」と「漁家歓楽ノ図」だそうです。
金に緑が美しく、大胆な筆のタッチは一目で鉄斎の作品だとわかります。
奥には、文殊菩薩像、聖観音立像、愛染明王像が安置されています。
平安時代の聖観音さまは、優美でした。
ここの愛染明王さまは、ものすごく迫力のある憤怒相です。
他にも古清水焼のきれいなものが展示されていました。
いい目の保養になりました。
次は、いよいよ回遊式境内参拝です。
1周約40分かかるそうですが、がんばって行って来ます。

まず最初は、つりがね堂です。「厄除けの鐘」で、桂昌院が綱吉の厄除けのために寄進されたそうです。
親の愛というのは、ありがたいものですね。


少し行くと、護摩堂があり、多宝塔、経堂があるのですが、多宝塔と経堂の前に天然記念物になっている樹齢600年の「遊龍」の松があります。
上ではなく、横に長く伸びており、名前どおり龍が遊んでいるようにも見えます。
立派な松です。

経堂の後ろのしだれ桜は、桂昌院のお手植えの桜で、きれいに咲いてました。


この時点(4/6)で、ほぼ満開でした。

もう少し上っていくと、中腹辺りに釈迦堂があります。
こちらのお釈迦様は、合掌されているお姿で珍しかったです。

更に上って、奥の院辺りからみた景色です。
写真ではわからないかもしれませんが、京都タワーが見えましたよ。
後は阿弥陀堂を通って、下におりていきました。

桜は全体的には、この時には六分咲き程度でしたが、部分的には満開で楽しめましたし、いろいろ見所も多かったので、この周遊40分はさほどしんどくは感じなかったです。
普段お会いすることができない仏さまに出会え、数々の名宝も見れ、桜や建物や風景が楽しめた盛りだくさんの内容のお寺でした

次回行くとすれば、やはりバスかな(笑)。
善峯寺
住所:京都市西京区大原野小塩町1372 TEL:075-331-0020
入山時間:8時~17時(入山16時半まで)
行き方:JR向日町駅、阪急東向日駅から阪急バス66号善峯寺行き「善峯寺」下車、徒歩約10分
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