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神戸 展覧会めぐり

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 昨日(5/10)、神戸方面に美術館巡りに行ってきました。
 帰ってPCを開けると、ブロ友さんのかわいがってらした猫さんが旅立たれたという悲しいしらせが・・・。
 その前にも、私が見に行かせていただいているブロガーさんところの家族同様のワンちゃんがが亡くなられたということが書かれており、今回も含めて涙しています。
 実際に会ったことがない猫さんやワンちゃんやペットさんたちでも、ブログを通してかわいいな、賢いな、ほほえましいなと思って見せていただいているので、ご家族の皆さんのお辛い気持ちは痛いほどわかり、かける言葉が見つかりません・・・。
 今回は残念ながら離れてしまいましたが、生まれ変わってまたいつか飼い主さんに巡り会ってほしいと願っています

 さて、気持ちを切り替えて、昨日行った展覧会の中に終了間際のものがいくつかありましたので、姫路の記事より先にごく簡単にですが紹介させていただきます。

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 阪急うめだギャラリーでは、「ディズニー夢と魔法の90年展 ミッキーマウスからピクサーまで」展('14.4.23~5.12まで。入場料800円)が開催されています。

 初期のミッキーマウスから現在のディズニー・ピクサー映画まで、設定イラスト、セル画、絵画、映像、衣装など、たくさんの資料が展示されていました。

 昔、家にはバンビの絵本、シンデレラと白雪姫の各目覚まし時計があって、それらが私とディズニーキャラとの出会いだったのだなと懐かしく思いました。

 私は開店して10分ぐらいして会場に着いたと思うのですが、チケット売り場はもう既に少し並んでいました。
 皆さん、熱心に観覧されていましたよ。
 やはりディズニーは人気があるのですね。

 図録は2000円。
 グッズも豊富でした。

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 この後、神戸の方に向かいまして、香雪美術館で開催されている「森田りえ子 春らんまん展」('14.3.8~5.11まで。観覧料800円)を観ました。
 以前に金閣で杉戸絵を観て、展覧会を観たいと思っていたのです。
 この展覧会は会期終了間近だったからか大盛況で、すごい人でした
 
 森田りえ子さんの作品は、大胆で華やかで晴れやか。
 春でなくても爛漫という印象です。
 菊を題材にした作品も数点ありましたが、豪華で美しい。
 大きさもあり、暗さや翳りがない夏のような日本画でした。

 そんな中で、ちょっと肩の力を抜いて楽しみながら描かれたような「東大寺絵馬」は、干支がかわいく、観ているこちらもホッと息抜きできました。
 巳年の絵馬は、へびさんが歌を歌っているんですよ。
 かわいいので是非チェックしてみてくださいね

 この展覧会は今日(5/11)までです
 行かれる方は混雑を覚悟してくださいね(笑)。

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 最後に紹介するのは、神戸市立博物館で開催されている「ボストン美術館 浮世絵名品展 北斎」展('14.4.26~6.22まで。観覧料1400円)です。

 浮世絵といえば必ずといってよいほど北斎の作品は展示されますし、北斎メインの「北斎展」でさえ今までに何回も展覧会が開催されおり、私もかなり観に行っているので、いくらボストン美術館蔵といえどもちょっとやそっとではもうあまり感動しなくなってきました。

 初期の作品から「富嶽三十六景」などの有名どころが一堂に観れるので、これから北斎を楽しもうという方には丁度よい展覧会かもしれませんね。
 私は「諸国瀧廻り」シリーズが8枚揃いで観れたのが良かったかな。

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 ちょっと面白かったのが、昔の小学生の雑誌の付録みたいに組み立て式の浮世絵です。
 1枚の浮世絵にパーツが描がかれており、切り取って組み立てると立体的になります。
 組み立てられた大きなものがロビーにありました。

 図録は2400円です
 ちょっと高すぎて買う気になれずパスしました。
 
 この頃、展覧会も図録も高いです
 もっと観覧料も図録も価格を低くしてもらって、薄利多売方式にした方が結果的には収益が上ると思うのですけどね。
 これからは本当に行きたい展覧会のみに行くというようなセーブが必要かなと思いはじめました。
 そうすると、かなり行く回数が減ってしまいそうですが。

 数年の年月をかけ展覧会を企画する関係もあるとはいえ、同じような展覧会を同じような時期にいろんな場所で開催するのってどうなのでしょう?
 これは巡回のことを言っているのではありませんよ。
 良い展覧会はむしろ巡回してほしいと思っています。
 ですが、同じような時期に、例えば違う企画の印象派展や仏像展ばかりがまわってきても、またかと思って行く気が起こらなくなります。
 印象派、仏像展、日本画展、工芸展、あまり知られていない画家の展覧会やコレクション展などさまざまな展覧会が重ならずに来てこそ観客もワクワクした気分で楽しめるのです。
 最近の展覧会のラインナップを見ていると、観客の気持ちをわかっていないなと思う今日この頃です

阪急うめだギャラリー
 住所:大阪市北区角田町8-7 TEL:06-6361-1381
 入場時間:日~木10時~20時、金・土10時~21時、最終日18時閉場(入場は閉場の30分前まで)

香雪美術館
 住所:神戸市東灘区御影郡家2-12-1 TEL:078-841-0652
 開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)休館日:会期中無休、夏季・冬季休館

神戸市立博物館 
 住所:神戸市中央区京町24 TEL:078-391-0035
 開館時間:10時~17時(金曜は19時まで。入館は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始、その他臨時休館有り
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森田りえ子さん

森田さんのは、先日のちちんぷいぷいで紹介されてました。
椿の絵が鮮やかでいいなあと。ちょっと速水御舟の作品に似た雰囲気で。
実際はどうでしたでしょうか?
ちちんぷいぷいでは、桂南光さんが美術展の解説をするんですけど。
それが面白くて。
昔、若かりし頃に森田さんを南光さんがナンパされたそうです。

舞妓さんの絵も可愛らしいですね。
行きたいと思いつつ、そのまま~
土日やったら土曜日の方がマシやと思うんですけど、土曜日は仕事なんですわ。
で、日曜日はパスしてしまうし。

北斎のも気になってます。ボストン美術館のよく日本に来てますよね。
2年前に名古屋のボストン美術館行ったけど、平日でも結構混んでました。

今日の「日曜美術館」で、明治期の緻密な工芸品の紹介をしてましたが。
東京でやってるんですよ。ちょっと無理やなあって思って。
久しぶりに東京行きたいんですけどね。
清水三年坂美術館にも少し置いてあるそうで、それやったら行けるかなあって。

美人さんですもの。

森田さんは現役の画家ですので、絵の金箔もまだ新しくまばゆいほどです。
色も鮮やかで、暗さや陰がないのです。
大正時代の御舟とは受ける印象がかなり違うと私は思いますけどね。
50年ぐらい経てば似るかもしれませんねぇ。

会場には森田さんの写真もあったのですが、かなり美人でした。
南光さんがナンパした気持ちもよくわかります。
少しご自身が描かれた舞妓さんに似ているかも。

北斎展は全然感動がありませんでした。
実はこの日は芦屋と兵庫県美にも行ったのですが、この2つは楽しかったのでそれぞれ別に記事にするつもりです。
芦屋の方も浮世絵展だったのですが、私は芦屋の方が北斎より面白く観れました。

今日の日曜美術館、私も見ましたよ。
すごかったですね。
安藤碌山のあのみかんの彫刻が私は気になりました。
筍の作品は、清水三年坂美術館のものです。
今はちょっと東京に貸し出し中かもしれませんが。
清水三年坂美術館の工芸品は、本当にすごいものばかりです。
超絶技巧の作品は「少し」ではなく、かなりの数を所蔵し、テーマを決めて展示しています。
ただ、今までは入館料が500円だったのに、一気に800円に値上りしました。
内容的にはその価値は十分あると思いますが、その上げ幅が大きすぎることに腹が立ち、抗議の意味も兼ねて値上げしてからは観に行ってません。
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Ms.れでぃ

Author:Ms.れでぃ
主に関西で開催されている展覧会を観に行っています。
ゆるゆる感想を書いていきたいと思います。
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。

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