とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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京都市美術館 「ゴッホ展」

 1週間って早いですね~。
 またまたブログ更新を怠ってしまいました。
 連休の遊び疲れと無茶な東京日帰り旅行をしたせいか、先週末に風邪をひいてしまい、今週の前半は仕事も休んでのダウン
 後半も風邪を引きずりつつ職場の宴会などにでてしまい、ブログを書く余裕がないまま週末になってしまいました。
 明日終了のゴッホ展、急いで紹介いたしますね。

 kyogogh1.jpg
 京都市美術館で開催されている「ゴッホ展-空白のパリを追う」展('13.4.2~5.19まで。入場料1400円)、絵を見せるための展覧会というよりは、研究成果の発表という要素が強く、なかなか興味深い展覧会です。
 
 ゴッホは、最初は暗い色彩で農民などを描いていたことは有名ですが、作品を売るためにはもっと明るい色彩で描かなければと思い、どんどんと色彩豊かな絵が誕生していきます。
 その変化の過程がこの展覧会で見て取れるような気がしました。
 
       kyogogh3.jpg
 ゴッホの色彩感覚って私は抜群だと思っているのですが、その色彩感覚を浮世絵や印象派の絵から学んだということは周知の話です。
 でも、それらはゴッホに方向付けを行っただけで、もともと優れた色彩感覚を先天的にもっていたんだなと展覧会の作品を見て思いました。

 「秋の夕暮れの情景」という作品は、暗い風景なのですがほんのわずかな面積の夕焼けのオレンジがすごく美しく、それだけで良い絵だなと印象づけるのですよ。
 題材とかは真似できても、色彩感覚などは先天的にもっているものが大きいのではないでしょうか。
 そんなゴッホが明るい色彩で描こうと意識したら、いくらでも明るい作品ができますよね(笑)
 ですが、「これ以上の明るさはちょっと」と思う寸前で止めてあるところも、ゴッホの優れた美的センスだと思います。

 あと、今回思ったのは、筆致の効果です。
 ゴッホってちょっと長めの線で点描画のように描くことがありますよね。
 あれって、見てると流れを感じるのです。
 
 「セーヌ河岸」という作品は、川の流れは横向きの筆致で、河岸は縦向きで描かれていて、見ていると少し幾何学的に見えます。
 上手く表現できませんが、構図を建物などの物質で構成しているのではなく、筆致で構成しているような。
 
 「サンピエール広場を散歩する恋人たち」は、空が少し斜めの縦向きの筆致で描かれているため、タイトルを読んでから観ると、まるで愛が上から降り注いでいるように見えました(笑)。

      kyogogh2.jpg 
 この手法で描かれた自画像(チラシ上中央・写真1枚目ポスター)は、顔の筋肉の流れから表情がわかるような気がします。
 おでこの筆致が縦向きのため、笑っていませんね。
 でも、頬の筆致が横とやや上向きの線なので、怒ってはいないようです。
 背景が円状なので、自分を中心にまじめに鏡を見て描いてますという感じでしょうか(笑)。

 自画像といえば、上のチラシの作品は全部自画像だとされていたのですが、研究の結果1枚だけ弟テオの肖像画だとのことです。
 その証拠は耳の形だそうです。
 皆さんもどれがテオか探してみてくださいね

 図録は2200円です。

 そんなに有名な作品が来ているわけではありませんが、面白い切り口の展覧会だったと思います。
 明日(5/19)までの展覧会ですが、ゴッホファンの方はお見逃しなく!

京都市美術館
 住所:京都市左京区岡崎円勝寺町124(岡崎公園内) TEL:075-771-4107
 開館時間:9時~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日〜1月2日)
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