大阪平野 大念仏寺
楽しかったGW、もう終盤になってきました。
毎日でかけて、疲れて早寝してしまっているので、ブログを書けない・・・。
と、いつものように言い訳をしています(笑)。

昨日は大阪平野区の大念仏寺の万部おねり(5/1~5/5まで)を見てきました。

大念仏寺(だいねんぶつじ)は融通念仏宗の総本山で、山号は諸仏護念院大源山、開基は良忍上人です。
聖徳太子信仰の篤かった比叡山の僧・良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢のお告げを受け、1127年鳥羽上皇の勅願により開創した日本最初の念仏道場だそうです。
御本尊は十一尊天得如来(絵像)。
十一尊天得如来とは融通念仏宗特有の呼称で、阿弥陀如来と十菩薩の絵像です。
良忍(りょうにん)上人は、京都の大原にある来迎院と現在宿坊である浄蓮華院を創建され、分裂していた天台声明の統一をはかり、大原声明を完成させた声明中興の祖だそうです。
この前に行った寂光院も良忍上人による創建という説もあるそうですよ。
万部(まんぶ)おねりとは、正式には「阿弥陀経万部読誦聖衆来迎会」といい、聖聚来迎会(しょうじゅらいごうえ)と阿弥陀経万部会(あみだきょうまんぶえ)が融合された融通念仏宗総本山大念仏寺最大の伝統行事の通称名だそうです。
8世紀頃、極楽往生したいという願望が広まって来迎図が多く描かれたそうですが、その欲求が更に菩薩の面・衣装を身につけ、往生の実体験を試みることころまで発展していったそうです(来迎会)。
大念仏寺第七世法明上人が当麻寺の来迎供養を習って1349年これを創始し、その後第四十九世尭海上人の頃(1764~72年)より阿弥陀経一万部を読誦し、壇信徒と有縁無縁の諸霊の追善を祈って行われた万部会が創始され、来迎会と万部会が合体したのが万部おねりだそうです。
本堂のまわりに橋がつくられ、その橋を行列が通って本堂に入られます。

まず最初は、稚児行列です。
お稚児さん、かわいいですね。
踊りの行列が続きます。

雅楽の演奏と念仏の行列が通ります。
この生の雅楽の演奏、音が美しい!
録音ではなく、生の音はやはり違いますね。

そして観世音菩薩さまを先頭に、二十五菩薩さまが順番にお渡りされます。

二十五菩薩さま全員を撮影したのですが、手ブレもありまして、今回載せているのは薬上菩薩さまです。
衆生に良薬を与え、心身の病苦を除いてくださるそうです。
その後、本尊十一尊天得如来とお坊さんたちの行列があり、行列は本堂に入って行かれます。

本堂の中では、雅楽と声明が流れる中で、菩薩さまたちの伝供がされます。
声明も厳かで美しいです。
声も楽器の一種だなと実感します。
そのあと、阿弥陀経の読誦が行われ、菩薩さまが元に戻られて終了です。
いや~、宗教行事ってあまり見たことがなかったのですが、きらびやかで厳かでした


宝物殿もあり、中にきれいな絵巻物もありましたよ。

御朱印もいただきました。
「天得如来」と書かれているそうです。
この万部おねりは、今日(5/5)も1時から行われます。
見せていただき良かったです
大念仏寺
住所:大阪市平野区平野上町1-7-26 TEL:06-6791-0026
拝観時間:9時半~16時半(閉門17時) 拝観料:無料
毎日でかけて、疲れて早寝してしまっているので、ブログを書けない・・・。
と、いつものように言い訳をしています(笑)。

昨日は大阪平野区の大念仏寺の万部おねり(5/1~5/5まで)を見てきました。

大念仏寺(だいねんぶつじ)は融通念仏宗の総本山で、山号は諸仏護念院大源山、開基は良忍上人です。
聖徳太子信仰の篤かった比叡山の僧・良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢のお告げを受け、1127年鳥羽上皇の勅願により開創した日本最初の念仏道場だそうです。
御本尊は十一尊天得如来(絵像)。
十一尊天得如来とは融通念仏宗特有の呼称で、阿弥陀如来と十菩薩の絵像です。
良忍(りょうにん)上人は、京都の大原にある来迎院と現在宿坊である浄蓮華院を創建され、分裂していた天台声明の統一をはかり、大原声明を完成させた声明中興の祖だそうです。
この前に行った寂光院も良忍上人による創建という説もあるそうですよ。
万部(まんぶ)おねりとは、正式には「阿弥陀経万部読誦聖衆来迎会」といい、聖聚来迎会(しょうじゅらいごうえ)と阿弥陀経万部会(あみだきょうまんぶえ)が融合された融通念仏宗総本山大念仏寺最大の伝統行事の通称名だそうです。
8世紀頃、極楽往生したいという願望が広まって来迎図が多く描かれたそうですが、その欲求が更に菩薩の面・衣装を身につけ、往生の実体験を試みることころまで発展していったそうです(来迎会)。
大念仏寺第七世法明上人が当麻寺の来迎供養を習って1349年これを創始し、その後第四十九世尭海上人の頃(1764~72年)より阿弥陀経一万部を読誦し、壇信徒と有縁無縁の諸霊の追善を祈って行われた万部会が創始され、来迎会と万部会が合体したのが万部おねりだそうです。
本堂のまわりに橋がつくられ、その橋を行列が通って本堂に入られます。


まず最初は、稚児行列です。
お稚児さん、かわいいですね。
踊りの行列が続きます。

雅楽の演奏と念仏の行列が通ります。
この生の雅楽の演奏、音が美しい!
録音ではなく、生の音はやはり違いますね。

そして観世音菩薩さまを先頭に、二十五菩薩さまが順番にお渡りされます。

二十五菩薩さま全員を撮影したのですが、手ブレもありまして、今回載せているのは薬上菩薩さまです。
衆生に良薬を与え、心身の病苦を除いてくださるそうです。

その後、本尊十一尊天得如来とお坊さんたちの行列があり、行列は本堂に入って行かれます。

本堂の中では、雅楽と声明が流れる中で、菩薩さまたちの伝供がされます。
声明も厳かで美しいです。
声も楽器の一種だなと実感します。
そのあと、阿弥陀経の読誦が行われ、菩薩さまが元に戻られて終了です。
いや~、宗教行事ってあまり見たことがなかったのですが、きらびやかで厳かでした



宝物殿もあり、中にきれいな絵巻物もありましたよ。

御朱印もいただきました。
「天得如来」と書かれているそうです。
この万部おねりは、今日(5/5)も1時から行われます。
見せていただき良かったです

大念仏寺
住所:大阪市平野区平野上町1-7-26 TEL:06-6791-0026
拝観時間:9時半~16時半(閉門17時) 拝観料:無料
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