とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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東京国立近代美術館 「美術にぶるっ!」展

 また更新が滞ってしまいました
 やっぱり仕事が始まるとなかなか書けませんねぇ。すみません

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 今回紹介するのは東京美術館巡りの続きで、東京国立近代美術館で開催されている「美術にぶるっ!ベストセレクション日本近代美術の100年」展('12.10.16~'13.1.14まで。観覧料1300円)です。
 国指定の重要文化財のうち、明治以降の絵画・彫刻に限ると51点しかなく、そのうちの13点が東京国立近代美術館に所蔵されているそうです。
 その13点を美術館開館60周年記念としてまとめて公開する(一部展示替えあり)ということで観てきました。

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 日本近代美術の100年を紹介するというだけあり、すごい量の展示でした
 ですが、やっぱり重文の作品は良いですね。

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 チラシの表紙は、上村松園の「母子」です。
 上品で落ち着いていますが温かみのある母子像です。
 子どもは背中を向けていますが、機嫌良く笑っているのが伝わってきますよね
 後ろのすだれの透け感もすごかったですよ。
 この作品は2011年に重文に指定されたんですって。
 昔の作品が今頃重文に指定されるのですね。
 でも、重文指定が納得できる作品だと私も思います。

 この展覧会は、写真撮影がOKだったので写真を撮ったのですが、どうも写り(腕が?)が悪い。
 絵1枚全体を撮ったのはどれももうひとつだったのですが、部分のアップは幾分マシだったので部分写真を中心に少し紹介させていただきますね

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 こちらは横山大観の「生々流転」の一部です。
 長さ約40mの巻物に描かれた水の生涯ですが、時には峻厳そうに見える大自然の中に小さくですが動物や人間が描かれており、それが温かみになりホッとしていい絵だなと思わせるのではないかなと思いました。

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 藤田嗣治の作品は「5人の裸婦」と「自画像」の2枚が展示されていたのですが、どちらもネコが描かれていました。
 ちょっとやんちゃそうなとこがかわいいですよね

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 良い絵がたくさんあったのですが、今回、私のイチオシの作品は小茂田青樹の「虫魚画巻」です(ただし蛙図は苦手ですが)。
 写実的ですが装飾的でもあり、落ち着いた華があり美しい
 私は少し酒井抱一を想起しました。

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 この部屋は3階の展示室10で、下村観山、安田靫彦、川端龍子、加山又造の屏風がずらっと並んでいるすごく見映えのする部屋になっています。
 先程紹介した小茂田青樹の「虫魚画巻」もこの部屋です。

 速水御舟の「丘の並木」も美しい。
 描かれている木はケヤキだと思うのですが、木の枝の表現が細かい。
 御舟の絵は、黒が使われているせいか、少し陰を感じるのですが人を惹きつけるものがあります
 東山魁夷の「秋翳」は、山が紅葉で真っ赤になっておりきれい!
 秋の山ってやっぱり美しいなと思う絵でした
 
 私はこの部屋が一番好きでした。
 この部屋の椅子に座ったら、何時間でも見飽きずに過ごせそう
 と思ったので、先を急ぐ身だったので座らずに行きましたけどね(笑)。

 図録は2300円でした。

 展覧会は1/14(月)までです。 
 私は近代絵画が好きなので、正直4階と10室だけで十分でしたが、写真や前衛アートなどが好きな方など、どの美術ジャンルの愛好家でも楽しめる展覧会だと思いました
 
東京国立近代美術館
 住所:東京都千代田区北の丸公園3-1 TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル、8時~22時)、03-3214-2561(館代表、平日9時半~18時) 
 開館時間:10時~17時(金曜日は20時まで開館、入館は各30分前まで) 休館日:月曜(祝日又は振替休日に当たる場合は開館し、翌日休館)
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  1. 2013.01.13 (日) 13:48
  2. URL
  3. hirorin
  4. [ edit ]

いい展覧会に

行ってらしたんですね。これも日帰りですか?日帰りってかえって高くつかないですか?ご夫婦なら泊まりの方がいいかも!
なかなか渋いそしてじっくりできる展覧会ですね。
大掛かりのもいいけど、こういうしみじみと味わえる展覧会大好きです。
松園の母子は、本当に簾の透け感がすごいです。
いとし子を抱く母の優しさが伝わるし、日本髪に結った母の髪の毛の付け根?をさっと描くあの感じがいいですね。
松園にも春画が何枚かあるらしいのですが、裸体のヘア部分もとてもきれいにさらっと描いていてマニア垂涎で恐るべし高値らしいです。とってもきれいなんですって。

藤田嗣治の絵に出てくる猫ちゃんは、大好きです。何枚か絵葉書を買ったことがあるのですが。猫ちゃんのちょっといたずらっぽいか顔が大好きです。
藤田はレオーナール藤田と表記されてる展覧会もあってその主催者や展覧会のコンセプトによって違うのかなあ。
私は前に藤田嗣治とブログに書いたら、すごく嫌味に「これはレオナール藤田なんですよ、hirorinさん~」と書かれて。
大嫌いな人だったけど本当に嫌いになってしまいました。(2回ほど会ったことのあるブログの人。今はかかわりないです)

って変なことを書いちゃいました。私は断固藤田嗣治派だったので、れでぃさんが嗣治って書いてるのを見て嬉しくなっちゃいました。
  1. 2013.01.13 (日) 23:43
  2. URL
  3. Ms.れでぃ
  4. [ edit ]

hirorinさん

こんばんは。いつもコメントありがとうございます。

この美術館は所蔵品が充実しているので、東京に行く時は企画展がなくても寄ることが多いのですが、今回はちょっと値段がお高めでした(苦笑)。
東京は、美術館が多くて良いですね。
1週間ぐらい東京に滞在して美術館巡りをしたいぐらいです(笑)。
でも、東京まではやっぱり遠い。交通費が高いです。

藤田の猫は、かわいいだけでないネコらしさがよくでていますよね。
私も好きです。
私はキャプションに藤田嗣治と書かれていれば日本名で書きますし、レオナール・フジタと書かれていればそのように書きます。
作品が描かれた時期により名前の表記が変るのだと思っています。
私自身はとくにこだわりはないので、ブログでは簡単に藤田とかフジタと書くこともあります。
でも、名前が変っても同一人物ですし、藤田嗣治がレオナール・フジタだった期間は、82年の生涯のうち、わずか9年だけですので、わざわざ言い直さなくても、ねぇ?(苦笑)

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