奈良国立博物館 「頼朝と重源」展

日にちが経つのって早いですねぇ。
奈良国立博物館で開催されている「頼朝と重源 東大寺再興を支えた鎌倉と奈良の絆」展('12.7.21~9.17まで。観覧料1200円)、まだまだ会期があると思っていたら今日まででした。
毎度のことながら、いつもギリギリですみません。


この展覧会は、平家により南都焼討にあった東大寺の再興事業を指揮した俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)と、その事業を経済的・人手的に支えた源頼朝を中心にした東大寺再興に関する展覧会です。
ちなみに、南都焼討の時には奈良の興福寺も大被害を受けたのですが、興福寺再興に奔走したのは解脱上人貞慶で、奈良国立博物館の前回の展覧会で紹介されていました。
その展覧会も観に行きたかったのですが、残念ながら日にちの都合がつかず行けませんでした。
奈良にとって、平家は大悪人だったのだろうなというのはよくわかるのですが、展覧会はいきなり南都焼討の被害のことから話が進みます。
なぜ南都焼討が起こったのかの部分は一切なかったので、ちょっと歴史の流れがわかりにくかったです。

まぁ、ここで詳しく書くのは大変ですので省略させていただきますが、平家とのいざこざといえば後白河法皇。
展覧会の1番最初の展示は、後白河法皇の坐像です。
それも京都の長講堂の法皇像!
長講堂は滅多に公開されないお寺ですので、この法皇像もそんなにお目にかかることはないのに、今年は2回も拝見することになりビックリです。(長講堂の記事はこちら)
博物館では、お寺の中より明るく近くから見れるので、じっくりと見せていただきました。
やっぱりしっかりしたお顔をされていますね。
衣服は色がしっかり残っており美しかったです。
国宝の重源像も写実的です。
苦労が多かったであろう東大寺再興事業、意志の強そうなお顔にはどこかやり遂げ感も感じられたのは私だけでしょうか。
一方、チラシに載っている頼朝像は、よく知られている京都・神護寺の頼朝像です。
若さと落ち着きがあり、男前ですねぇ。
頼朝像は絵画と彫刻があったのですが、頼朝さんは絵画の方がかっこいいです。
彫刻と同一人物とは思えませんでした(笑)。
本当はもう少し詳しく書きたいのですが、もう眠くて目が持ちません。
今日はこの辺で。
また余裕ができれば、内容を足すかもしれません(笑)。
図録は2000円でした。
今回の展覧会では、美しい仏さまや神像をたくさん拝見できて良かったです。
今日までですが、見応えがありました。

行った日は暑かったので、鹿も水浴びしてました。
奈良国立博物館
住所:奈良市登大路町50番地 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9時半~17時(金・土は19時まで。入館は各閉館の30分前まで) 休館日:月曜
- 関連記事
スポンサーサイト