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「日本画の美展」西宮市大谷記念美術館

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西宮市立大谷記念美術館で、お正月の1/2から2/14まで開催されている「新春日本画の美」展(観覧料500円)を観に行きました。
 
 絵画の中でも近代日本画は好きなジャンルの一つなので(とくに京都画壇の絵が好き)、この展覧会を見逃すわけにはいきません。
 看板には「大観、春草、松園 等々」と錚々たるメンバーの名前が挙がっています。
 これらの作品は全部大谷記念美術館所蔵で、今回は収蔵品展なのですが、なかなか近代日本画を一挙に見せてくれることがないので大変楽しみです。
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 今回の展覧会は、「日本画と洋画」、「山水画を中心に」、「日本の四季」と3コーナーに別れており、「日本画の美」と言っても、梅原龍三郎や児玉善三郎など日本の近代洋画家の作品も含めての展示です。

 部屋に入ると、「わぁ!」と歓声をあげたくなりました!
どの作品も一目で画家の名前がわかるような、それぞれの画家の特徴を踏まえた絵画ばかりで、気分はワクワクと盛り上がります

 今まで見たことある作品も初めて見る作品もあったのですが、今回とくに惹きつけられたのは山下摩起の「雪」という作品です。
 六曲一双の屏風に竹林が描かれており、その竹の上に降り積もった雪の様子がなんともいえない風情をかもしだしています。

 シンとした竹林。大雪が降った後、少し暖かくなったのか、竹の上に降り積もった雪が溶けはじめ、音をたてて下に落ちる。その音に鳥が驚き飛び立ってゆく。そして、また静かな竹林に戻ってゆく・・・。
 自分がその場にいて、そんな音や雪の様子を直接感じているような気がする絵でした。

 この山下摩起(1890-1973)という画家は今回初めて知ったのですが、兵庫県生まれで京都市立絵画専門学校で竹内栖鳳に学んだそうです。
 私は栖鳳も好きなのに、この画家のことを今まで知らなかったとはうかつだった・・・。
 主に仏画などを描いていたみたいで、第2コーナーでは山下摩起の仏画が3点展示されていました。
でも、やっぱり私は「雪」が好きかな
 大阪の四天王寺の五重塔の壁画も山下摩起の作だそうで、これは一度見に行かなくっちゃ!

 第3コーナーで私が気に入ったのは、堂本印象の「朝日清暉」です。
 真っ赤な初日の出(?)に桜の枝という、もうお正月にピッタリすぎるぐらいにピッタリなおめでたい作品です。
 私がこの展覧会を見に行ったのは、1月の終わり頃だったので、もうとっくにお正月は過ぎていましたが、やっぱりお正月作品ならこれぐらいおめでたくないとね!と1人悦にいって鑑賞しました(笑)。
 赤というか朱が素晴らしく美しい作品でしたよ。

 この日本画の名品が堪能できる展覧会は、2010.2.14までです。
 この内容で500円はお安い!オススメの展覧会でした

西宮市立大谷記念美術館
 住所:西宮市中浜町4-38 開館時間:10時~17時(入場16時半まで) 休館日:水曜日
 
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