国立国際美術館 「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展('12.3.25 Sun)

一昨日(3/25)、大阪中之島の国立国際美術館で開催されている「草間彌生 永遠の永遠の永遠」展('12.1.7~4.8まで。観覧料1400円)を観てきました。
私は、ドットの連続などの草間彌生の感覚があまり好きでなくて、今回の展覧会もパスするつもりだったのですが、行った人が皆面白いというので、重い腰をあげてようやく一昨日観に行ってきました。

評判どおり、楽しかったです(笑)。
今回はいくつか写真を撮ってよい場所がありましたので、写真中心に紹介させていただきます。

入ってすぐの部屋です。
水玉の部屋です。
この水玉の中に、草間彌生の詩などが書いてありました。


今回のチラシの本人の服は、この部屋の模様と一緒ですね(笑)。
その部屋過ぎると、「愛はとこしえ」というシリーズのモノクロの絵がずらりと並びます。
ミジンコ(?)や顔などの連続体です。
不思議な秩序があります。
これが無秩序だったら、混沌として、多分不協和音を感じて見ていて気持ちが悪くなるような気がしますが、なんとなく秩序があり流れが感じられるため、不思議と美しさを感じました。
顔などは、なんとなくジャン・コクトーを思い出させますね。
「魂の灯」という小部屋は、数人ずつで入るのですが、無数の灯りが点滅し、希望というか未来というか、暗くてもこれだけの明かりがあれば心配することはないなと何か明るい気持ちにさせてくれる空間でした。
並んでも見る価値ありですよ。
「わが永遠の魂」シリーズは、色のついた作品で、まぁ草間ワールドですね。
私はモノクロ作品の方が好きですが、どことなくかわいいです。


その奥に「チュ-リップに愛をこめて、永遠に祈る」という、水玉チューリップのコーナーになります。

こんな水玉模様にされて、チューリップはうれしいのかどうかはわかりません(笑)。

大きな水玉模様のかぼちゃもあります。


何かわかりませんが、水玉模様の飾りもあります。
水玉に中には顔が描いてあります。


建物の中にも外にも置いてあり、みんな写真を撮ってました。
もちろん、私もですけどね(笑)。


近くのリーガロイヤルホテルにもオブジェがあるとのことで、行ってきました。
「明日咲く花」という作品の表と裏です。
う~ん、毒々しいといったら、怒られますかね(笑)。
図録は2000円でした。
大阪の展覧会は4/8で終了ですが、この後、埼玉県立近代美術館('12.4.14~5.20まで)、松本市美術館('12.7.14~11.4まで)、新潟市美術館('12.11.10~12.24まで)に巡回予定です。
何がどうとは言えませんが、なんとなく楽しく、前向きな気持ちにさせてくれる展覧会でした

ちょっと草間彌生の作品を抵抗なく見れるようになったかな



そうそう、リーガロイヤルホテルに行く時に、排水溝(?)から水が噴出しているところがありました。
よく見てみると、実は排水溝に見せかけての噴水でした。
誰が作ったかは知りませんが、これもちょっとしたアートですよね。
国立国際美術館
住所:大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680
開館時間:10時~17時(金曜は19時まで。入館は閉館の各30分前まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)
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