高島屋史料館 「翻古為新」展
今日は、京都か自転車で草間彌生展に行こうかと思っていたのですが、朝からすごい風で、出かけるのをためらっていたら、そのうち大雨は降るわ、突風は吹くわ、おまけに雹か霰が降るというとんでもない大荒れの天気になり、今日はでかけずに良かったと胸を撫で下ろしていました。
で、今日はのんびり過ごしてるうちに夜になり、さぁブログを書こうと思って資料を見たら、高島屋史料館の展示が3/27で終了じゃないですか!
ヒョエ~、私の中にも嵐が吹き荒れました(笑)。

ということで、大急ぎで紹介させていただきます。
大阪の日本橋にある高島屋史料館では「翻古為新(ほんこいしん・古きを翻して新しきを為す)~上品會75年の歩み~」展(前期'12.1.5~2.21、後期2.23~3.27まで。入場無料)という着物や帯の展示がされてます。
さすがは、元は呉服店だった高島屋の見立ての着物や帯、美しい!!
高島屋上品會(じょうぼんかい)とは、「織・染・繍・絞・絣」の染織の五芸を競う呉服の催事で、昭和11(1936)年から始まり、途中戦争で中断されましたが現在まで続いているそうです。
まぁ言ってみれば、この上品會に展示された呉服は、その年の最も美しい呉服ということなのでしょう。
その75年間の歴史の中で、戦後に展示された呉服を一堂に紹介しているのが、今回の展示だそうです。
私は着物を着ませんので呉服の知識も皆無なのですが、それでもこれらの着物の美しさに溜息がでました。
どれも素晴らしかったのですが、千總の「永楽往来」(黒裾模様・昭和59年)と「福貴王宝文」(色裾模様・昭和52年)が私は気に入りました。
「永楽往来」の方は、着物に帆船の図柄が和と洋のコラボという感じの美しさでした
「福貴王宝文」の方は、金・銀・珊瑚・打出の小槌などおめでたさと豪華さを兼備した図柄に、薄朱色の地の色がよく合い美しかったです

どこの作品かはメモし忘れたのですが、昭和54年の絞訪問着「離宮春秋」も黒か濃紺かの地に総絞りの訪問着で、凝ってましたね
岩田の「富貴清薫」(昭和45年・袋帯)は、鮮やかな緑に真っ白な牡丹が美しかったです


この他にも、チラシの左下の黒留袖は、遠近感がすごくて、なんか風景画を見ているようでした。
どれを見ても美しいという感想しかでてこないのですが、着物や帯も布地に描かれた絵画のようです。
その布地が絹ですし、精緻な刺繍も絹糸ですので、図柄の美に絹の光沢も加わり、一層高貴な美しさを作り出しています

いや~、良い目の保養になりました
私は後期しか行ってないのですが、前期も行けば良かったと後悔しきりです。
明日日曜はお休みで、今回の展示は3/27までなのですが、難波方面に行かれる方は寄ってみてくださいね。
着物や帯って、やっぱり美しいなと再認識されると思いますよ
高島屋史料館
住所:大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館 南側入口3階 TEL:06-6632-9102
開館時間:10時~17時 休館日:日曜・水曜日、年末・年始、展示替え期間
で、今日はのんびり過ごしてるうちに夜になり、さぁブログを書こうと思って資料を見たら、高島屋史料館の展示が3/27で終了じゃないですか!
ヒョエ~、私の中にも嵐が吹き荒れました(笑)。

ということで、大急ぎで紹介させていただきます。
大阪の日本橋にある高島屋史料館では「翻古為新(ほんこいしん・古きを翻して新しきを為す)~上品會75年の歩み~」展(前期'12.1.5~2.21、後期2.23~3.27まで。入場無料)という着物や帯の展示がされてます。
さすがは、元は呉服店だった高島屋の見立ての着物や帯、美しい!!
高島屋上品會(じょうぼんかい)とは、「織・染・繍・絞・絣」の染織の五芸を競う呉服の催事で、昭和11(1936)年から始まり、途中戦争で中断されましたが現在まで続いているそうです。
まぁ言ってみれば、この上品會に展示された呉服は、その年の最も美しい呉服ということなのでしょう。
その75年間の歴史の中で、戦後に展示された呉服を一堂に紹介しているのが、今回の展示だそうです。
私は着物を着ませんので呉服の知識も皆無なのですが、それでもこれらの着物の美しさに溜息がでました。
どれも素晴らしかったのですが、千總の「永楽往来」(黒裾模様・昭和59年)と「福貴王宝文」(色裾模様・昭和52年)が私は気に入りました。
「永楽往来」の方は、着物に帆船の図柄が和と洋のコラボという感じの美しさでした
「福貴王宝文」の方は、金・銀・珊瑚・打出の小槌などおめでたさと豪華さを兼備した図柄に、薄朱色の地の色がよく合い美しかったです


どこの作品かはメモし忘れたのですが、昭和54年の絞訪問着「離宮春秋」も黒か濃紺かの地に総絞りの訪問着で、凝ってましたね

岩田の「富貴清薫」(昭和45年・袋帯)は、鮮やかな緑に真っ白な牡丹が美しかったです



この他にも、チラシの左下の黒留袖は、遠近感がすごくて、なんか風景画を見ているようでした。
どれを見ても美しいという感想しかでてこないのですが、着物や帯も布地に描かれた絵画のようです。
その布地が絹ですし、精緻な刺繍も絹糸ですので、図柄の美に絹の光沢も加わり、一層高貴な美しさを作り出しています


いや~、良い目の保養になりました

私は後期しか行ってないのですが、前期も行けば良かったと後悔しきりです。
明日日曜はお休みで、今回の展示は3/27までなのですが、難波方面に行かれる方は寄ってみてくださいね。
着物や帯って、やっぱり美しいなと再認識されると思いますよ

高島屋史料館
住所:大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館 南側入口3階 TEL:06-6632-9102
開館時間:10時~17時 休館日:日曜・水曜日、年末・年始、展示替え期間
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