大阪歴史博物館「聖地チベット」展('10.3.21 Sun)

 3連休の中日、自転車で美術館巡りに行ってきました。
 この日はすごい強風で、しかも黄砂で視界も悪くてポタリングには全く向いてなかったのですが、そこは根性でカバーし(本当は根性なんてものは持ち合わせてないんですけどね。笑)、やってきたのは大阪城の近所にある大阪歴史博物館です。

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 こちらでは、「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」展をやっています('10.1.23~3.31まで。入館料1000円)。
 この千手観音のポスターを見て、絶対に観に行こうと思っていたのです。

 中に入ってみると、もうスゴイ!スゴイ!!スゴイ!!!
 いきなり金ピカの美しい王様(イケメン~)の像から始まって、魅惑的な仏像や聖人がいっぱい!

 最初の展示の王様は「ソンテェンガンポ坐像」で、頭上に阿弥陀如来を戴いている金銅製の像なのですが、束ねた青い髪を胸まで垂らし、りりしく落ち着いた顔立ちでめっちゃハンサムです。
 展示の最初から魅せられてしまいました。

 「魔女仰臥図」は、魔女の姿の中に、お寺がいっぱい描いてある絵です。
 チベットの国は魔女が横たわった姿だと言われたため、四肢や心臓などの重要な部分に実際に寺院を配置し、魔女を封じ込めているそうです。
 魔女の地図というのが面白かったです。

 「弥勒菩薩立像」は、上半身を少しくねらせてるポーズが優雅で美しい。
 胸元や腕だけでなく、足元の方の衣にも貴石がつけられており、豪華です。
 お顔の表情も衣装以上にきれいだったな~。

 「釈迦如来立像」は、若々しくりりしいお姿で、衣が体にぴったりと貼り付いているため、体の線がでています。
 日本ではあまり見られない造形ですね。

 祖師の像は、どれもすごい意志の強さを感じさせる表情をなさっています。

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 そして、今回楽しみにしていた「十一面千手千眼観音菩薩立像」です。
 総高77cmほどの大きさに本当に千本もの腕がついており、全ての手のひらに眼が描かれています。
 3面3段のきれいなお顔の上には忿怒相のお顔、そして頂上には阿弥陀如来の頭部が載っています。
 ものすごい造形美です。そして、お顔の表情がどれも優雅で美しい!!
 なんというか、魅了されてしまいます。
 圧倒的な美に対する畏敬の念を抱いてしまいますね。

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 「カーラチャクラ父母仏立像」の造形美もすごい!(↑三角錐の看板の像)
 チベットの仏像は、造形の美もすごいんですが、お顔の表情が造形に負けてないほど魅力的です。
 この像は、四面同士の夫婦の神が抱き合ってるお姿なんですが、外に向かってのお顔は各三面ともきれいなお顔に見えますが、向かい合ってるお顔同士が一番こわい表情になっています。
 これはいったい何を意味するのでしょうか・・・。

 お顔の表情といえば、「緑ターラー立像」や「白ターラー坐像」もなんとも言えぬ雰囲気を発していました。
 
 チベットの像は、人間に近い慈悲深い仏というより、人間を超越した神という感じがします。
 恐怖や畏敬の念を起こさせるけれども、圧倒的な美に対して惹きつけられもします。
 こわいけれども目を逸らすことができない、そんな蠱惑的な密教美術の数々。
 まさしく至宝だと思いました。
 
 こんなに多くのチベット密教美術を一堂に観る機会は滅多にありません(展示数約120点!)。
 観ることができ、本当に良かったです!
 すごい展覧会でした。オススメですよ!

大阪歴史博物館
 住所:大阪市中央区大手前4-1-32 TEL:06-6946-5728
 開館時間:9時半~17時(金曜20時まで。入館は30分前まで) 休館日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
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