京の冬の旅2012① 大光明寺
京都って、大体四季ごとに寺院の特別公開をしています。
いつもは公開されていない寺院を見せてもらえるので結構行ってます。
今回も何ヶ所か周って来ましたので紹介させていただきますね

今回の主催は、京都市観光協会の「第46回京の冬の旅」( '12.1.7~3.18まで。拝観料1ヶ所600円。東寺の五重塔のみ800円)です。
テーマは「平清盛」と今年の干支の「龍」だそうです。

承天閣美術館で屏風展を観た後に行ったのは、相国寺の塔頭である大光明寺(だいこうみょうじ)です。

京の冬の旅では18年ぶりの公開だそうです。

こちらは、夢窓国師を開山として、後伏見天皇女御(皇后)の広義門院西園寺寧子(さいおんじやすこ)が第93代後伏見天皇の菩提を弔うために南北朝時代(1339年)に創建した臨済宗相国寺派の寺院です。
伏見宮家の菩提寺だそうです。
かつては今と違う場所にあったそうですが、何回か焼失した後、徳川家康が相国寺の塔頭として再興。
その後も火災に遭い、明治36年に現在の地に再興され、現在に至っているそうです。
御本尊は普賢菩薩像です。
平安時代、女人も往生できるとする法華経信仰が盛んになり、法華経を護持する菩薩として普賢菩薩さまが法華経に登場していることから、女性からの信仰を集めたそうです。
また、辰(龍)・巳年の守り本尊で、福徳円満のご利益があるそうです。

こちらの普賢菩薩さま、素敵~
普段は、本堂に入れないのでお庭からお顔を見せていただくしかできないようですが、遠くから見ると少年のように若々しい普賢菩薩さまで、本堂から拝顔するとすごく優しいお顔をされており、ゆったりと受け入れてくださるような気持ちになりました。
創建当時に奉安された仏さまだそうで、お姿も合掌姿で、「合掌の普賢さん」として知られているみたいです。
なんだか「よぉお参り(よくお参りに来たね)。」と言ってもらえたような気がしました
ちょっと余談になりますが、御本尊が普賢菩薩像ということで思い出すのは、三十三間堂の本坊である妙法院門跡です。
こちらは、法華経ということで、天台宗の寺院として普賢菩薩さまが御本尊になっています。
今回はこちらのお寺は特別公開されていませんが、大河ドラマ「平清盛」に昨日(3/4)登場した松田翔太(伊東四朗じゃないよ。笑)が演じる雅仁親王(後の後白河法皇)に縁のある寺院です。
この妙法院、格式のある素晴らしい寺院なんですよ(その時の記事はこちら)。
年に1度程度(秋が多いかな)特別公開されるので、その時はお見逃しなく
話は元に戻りますが、普賢菩薩の霊場は中国の峨眉山と言われています。
大光明寺ではそれにちなんだ「峨眉山の庭」と、石組が「心」の字を形どる「心字の庭」の2つの枯山水のお庭があります。

こちらが峨眉山の庭かな?

そしてこちらが心字の庭だと思います。
(ちょっとあやふやでスミマセン
)
この他にも伊藤若冲や徳力富吉郎の襖絵などがあり、いろいろ楽しめます。
でも、私としてはこちらの普賢菩薩さまにお会いできたのが一番でした
良かったです
大光明寺
住所:京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
特別拝観日程:'12.1.7~3.18 拝観時間:10時~16時
京都市観光協会 京の冬の旅非公開文化財特別公開
いつもは公開されていない寺院を見せてもらえるので結構行ってます。
今回も何ヶ所か周って来ましたので紹介させていただきますね


今回の主催は、京都市観光協会の「第46回京の冬の旅」( '12.1.7~3.18まで。拝観料1ヶ所600円。東寺の五重塔のみ800円)です。
テーマは「平清盛」と今年の干支の「龍」だそうです。

承天閣美術館で屏風展を観た後に行ったのは、相国寺の塔頭である大光明寺(だいこうみょうじ)です。

京の冬の旅では18年ぶりの公開だそうです。

こちらは、夢窓国師を開山として、後伏見天皇女御(皇后)の広義門院西園寺寧子(さいおんじやすこ)が第93代後伏見天皇の菩提を弔うために南北朝時代(1339年)に創建した臨済宗相国寺派の寺院です。
伏見宮家の菩提寺だそうです。
かつては今と違う場所にあったそうですが、何回か焼失した後、徳川家康が相国寺の塔頭として再興。
その後も火災に遭い、明治36年に現在の地に再興され、現在に至っているそうです。
御本尊は普賢菩薩像です。
平安時代、女人も往生できるとする法華経信仰が盛んになり、法華経を護持する菩薩として普賢菩薩さまが法華経に登場していることから、女性からの信仰を集めたそうです。
また、辰(龍)・巳年の守り本尊で、福徳円満のご利益があるそうです。

こちらの普賢菩薩さま、素敵~

普段は、本堂に入れないのでお庭からお顔を見せていただくしかできないようですが、遠くから見ると少年のように若々しい普賢菩薩さまで、本堂から拝顔するとすごく優しいお顔をされており、ゆったりと受け入れてくださるような気持ちになりました。
創建当時に奉安された仏さまだそうで、お姿も合掌姿で、「合掌の普賢さん」として知られているみたいです。
なんだか「よぉお参り(よくお参りに来たね)。」と言ってもらえたような気がしました

ちょっと余談になりますが、御本尊が普賢菩薩像ということで思い出すのは、三十三間堂の本坊である妙法院門跡です。
こちらは、法華経ということで、天台宗の寺院として普賢菩薩さまが御本尊になっています。
今回はこちらのお寺は特別公開されていませんが、大河ドラマ「平清盛」に昨日(3/4)登場した松田翔太(伊東四朗じゃないよ。笑)が演じる雅仁親王(後の後白河法皇)に縁のある寺院です。
この妙法院、格式のある素晴らしい寺院なんですよ(その時の記事はこちら)。
年に1度程度(秋が多いかな)特別公開されるので、その時はお見逃しなく

話は元に戻りますが、普賢菩薩の霊場は中国の峨眉山と言われています。
大光明寺ではそれにちなんだ「峨眉山の庭」と、石組が「心」の字を形どる「心字の庭」の2つの枯山水のお庭があります。

こちらが峨眉山の庭かな?

そしてこちらが心字の庭だと思います。
(ちょっとあやふやでスミマセン

この他にも伊藤若冲や徳力富吉郎の襖絵などがあり、いろいろ楽しめます。
でも、私としてはこちらの普賢菩薩さまにお会いできたのが一番でした

良かったです

大光明寺
住所:京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701
特別拝観日程:'12.1.7~3.18 拝観時間:10時~16時
京都市観光協会 京の冬の旅非公開文化財特別公開
- 関連記事
-
- 京の冬の旅2012③ 玉鳳院 (2012/03/08)
- 京の冬の旅2012② 隣華院 (2012/03/06)
- 京の冬の旅2012① 大光明寺 (2012/03/05)
- 奈良 飛鳥寺('11.8.7 Sun) (2011/08/16)
- 奈良 東大寺の本坊襖絵一般公開('11.4.9 Sat) (2011/04/10)
スポンサーサイト