京博「THE ハプスブルク」展('10.3.11 Thu)

 この日の最終目的地は、京都国立博物館で開催されていた「THE ハプスブルク」展('10.1.6~3.14まで。入館料当日1500円)です。
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 混んでいると聞いていたので、わざと遅くして15時ぐらいに行ったのに、まだ70分待ちの大行列

 今まで何回かウィーンに旅行し、その内の1回は1998年の皇妃エリーザベト没後100周年記念展を見に、シェーンブルン宮殿、ホーフブルク、ヘルメス・ヴィラの3ヶ所も周ってきた私たちとしては、「こんなに並んでるけど、いいのはほんの数点で、後は大したのは来てないんとちゃうの?」と思い、もう帰ろうかなと思ったのですが、せっかくここまで来たんだからと考え直し並びました。

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 玄関に近づいてくると、巨大な絵が。

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 「うん?あれは、ムリーリョの大天使ミカエルの絵じゃないの!?あの絵、美術史美術館で観て、かっこいい~!と思った絵なのよね。あれが来てるんだ!」とにわかにテンションが上がりました(笑)。

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 中に入って観てみると、有名どころの絵がわんさか。
 それもウィーン美術史美術館の絵画だけでなく、ブダペスト国立美術館の絵画も来ており、見たことない絵画や見たかった絵も結構あって、入館前の馬鹿にした態度を大きく反省しました。
 いや~、この展覧会、気合が入ってるわ~。

 まず最初に、日本の美術品の里帰り出品の展示ですが、さすがに日本の皇室がフランツ・ヨーゼフ1世に贈った品ということで、蒔絵も画帳も美しい~。
 日本特有の美ですね。

 次からはハプスブルク縁の作品群の展示になるのですが、ラファエロの「若い男の肖像」、なんか自画像に似てるような。
 ラファエロさん、こんにちは。という感じ(笑)。

 エル・グレコの「受胎告知」は、大原美術館のとよく似てる。
 グレコは、同じパターンで何枚も描いていたんですね。知らなかった。

 ムリーリョの絵は、人物がマンガチックでかわいいから好き。
 玄関の絵は、やっぱりムリーリョの「悪魔を奈落に突き落とす大天使ミカエル」。
 京都でまた見れてうれしいわ。

 ベラスケスの絵は、やっぱり描写が適確ですごい。適確すぎて、少し怖いような。
「皇太子フェリペ・プロスペロ」は、顔は紅がさして明るく描かれているけれど、左手の色はまるで人形の手のように白い。
 フェリペ皇太子の病弱さをちゃんと描いてるんですね。

 リアルといえば、デューラー。3点も来ていて、うれしい限りです。
 
 クラナッハの「洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ」、前から見てみたいと思ってたのですが、まさか京都で見れるとは。
 すごい表現です。サロメの美しい微笑とヨハネの死顔との対比、サロメの怖さが増して見えます。

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 ハプスブルク家の肖像画は、マリア・テレジアはメラー作(チラシ左上)、皇妃エリーザベトはヴィンターハルター作(右上)、王女マルガリータはベラスケス作(左下)と一番良いのが揃って来ていたのがうれしいですね。

 この他にもいい作品がいっぱいで、見応えがありました。

 あまりにたくさんの人で、せっかくこれだけの絵画や工芸品が来たのにゆっくり見れなかったのが残念でしたが、「THE ハプスブルク」と銘打つだけのことはある展覧会だったと思います。
 ハプスブルク家の威光を見せつけられたような展覧会でした。
 並んでも観る価値がありましたよ。

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 あぁ、良かった!と外に出ると、エリーザベト皇妃がお見送りに立っています(笑)。
 またいつかどこかでお会いしましょうね

 (この展覧会は、3月14日まででした。)

京都国立博物館
 住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
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