滋賀 ミホミュージアム「長沢芦雪」展

JR石山駅からバスで50分揺られて、ミホミュージアムに行ってきました

こちらでは、今日(6/5)までですが「長沢芦雪 奇は新なり」展('11.3.12~6.5まで。入館料1000円)が開催されています。


ここは公園のように広くて、歩いて会場まで行っても気持ちが良いのですが、たまたま送迎電動自動車(客の定員7人)が着たので、乗せてもらいました。

建物に入ると、芦雪の「虎図襖」の大きな看板がお出迎え。
会場には何枚か、虎の絵があるのですが、芦雪の虎はどれもかわいい!
虎というよりは、猫を見て描きましたという感じなんです。
でも、毛の描き込み方などはすごい。
虎と同じく想像で描いた龍の絵は、迫力満点なのに面白いですよね



会場は、応挙に学んだ時代の作品から始まって、だんだんと大画面の作品になり、発想も構図も大胆で奇抜になり、芦雪らしい大らかでユーモラスな芦雪ワールドが展開されていました。
とくに私は動物の絵が好きですね。
虎の絵もかわいいのですが、ころっころのわんこがいっぱいの「仔犬図屏風」はとびっきりです

コロンとひっくりかえっているわんこの姿に、心の中で「かわいい~」と叫んでました(笑)。
ただし、この芦雪の絵は応挙の「子犬図」に似ていますけどね。
それがどんどん迫力がでてきて、「唐獅子図屏風」なんかはカッコ良かったです。
蛇の作品も「巳図」はかわいかったのですが、「蛇図」になると標本をみるような写実的なものに変わってました。
私は巳図の方が好きなんですけどね

芦雪の作品を見ていると、型にはめられるのが嫌いな、目立ちたがりの明るい性格の人だったのではないかと思いました。
観ているこっちまで大らかな気分になれましたよ

図録は欲しかったのですが、3000円と高かったので断念。
でもこの展覧会は良かったですよ。
今日(6/5)までなのですが、駐車場は広いですしおススメですので、今からでも行ける人は行ってみてくださいね

そうそう、ここの常設展は、本国でもこんな美しいものは少ないのではないかと思われる優品が揃っていますので、必ず寄ってみてくださいね


桜の木もたくさんありますが、この時は新緑が美しい時期でした。
やっぱり美しい美術品を見て、美しい新緑を見ると元気がでますね

ミホミュージアム
住所:滋賀県甲賀市信楽町桃谷300 TEL:0748-82-3411
開館時間:10時~17時 展覧会開催期間のみ開館(次回開館は平成23年7/9~8/14まで)
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