とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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奈良 東大寺の本坊襖絵一般公開('11.4.9 Sat)

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 先週はめちゃ疲れてしまって、うたた寝で朝まで寝るという日が続いてました
 ブログもほとんど更新できず、ネタはたまっているのですが、今日(4/10)で一般公開が終わる東大寺の本坊の襖絵公開を昨日見てきましたので、先にこちらを紹介させていただきますね。

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 東大寺で「聖武天皇・光明皇后御影 並びに 東大寺本坊襖絵の一般公開、天皇殿・持仏堂特別拝観」('11.4.5~4.10まで。拝観料1000円)がされています。
 日本画家の小泉淳作が東大寺の本坊の襖絵を完成させまして、今年の1月、本坊に入れる前に高島屋百貨店で展覧会を開いて公開していました(その時の拙ブログ記事はこちら)。
 その絵が良かったので、是非本坊に入った状態で観てみたいと思い、雨の中、朝早くからいそいそと出かけていったのです。
 10時開場で9時40分頃に着いたのですが、もう既に80分待ちの大行列です

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 待っている間に、本坊経庫の写真を1枚(笑)。
 典型的な校倉造で、国宝です。
 東大寺には、有名な正倉院宝庫を含めて6棟の校倉が現存し、いずれも東大寺創建当時からの倉ですが、正倉院以外は江戸時代以降に移築されています。
 この本坊経庫も、元は大仏殿裏の旧講堂跡の東北方、上司(かみつかさ)の地にあった印蔵ですが、1714年に移築され、昭和56年に解体修理もされているそうです。
 その時に、内部棚も先例に倣って設けられたそうですが、今も中にお経が入っているかどうかは不明です。

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 まだかな、まだかなと思いながら待っているとようやく順番が来て中に入れました。
 最初は本坊の方からです。

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 お天気がよければ雨除けのシートがなくて、きれいにお庭が見れるのでしょうが、この日はあいにくのお天気でビニールシート越しのお庭鑑賞です。
 写真は、下の方のビニールのないところから撮りました。

 お部屋の中は、小泉淳作氏の蓮池の絵です。
 
 やっぱり展覧会場で見るのと、お部屋の襖絵として見るのでは感じが違いますね。
 展覧会で観た時は、結構明るい色使いだなと思ったのですが、お部屋で見ると落ち着いた印象で瑞々しい感じがしました。
 雨も降っていたので、より水が感じれるような印象です。

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 桜の部屋は、展覧会では横に並べられていたのですが、本坊では3方に桜の襖絵が入り、前方に本物の桜が見える配置になっており、まさに桜に囲まれるような華やかな部屋になっています。
 春爛漫ですが、小泉さんの桜は本物に負けてない美しさですよ

 小泉さんが描かれた聖武天皇・光明皇后の両御影が飾られている上段之間は、鳳凰、飛天の襖絵が入っており、格調高い美しいお部屋になっていました。
 同じ画家が描いているので、聖武天皇・光明皇后の両御影が映えるとともに、統一感があります。

 いや~、どの部屋も良かったです。
 お天気が良いとまたお部屋も違って見えると思いますよ

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 次に、天皇殿に行きました。
 江戸時代に建てられたお堂で、大仏殿の江戸期再建の願いを幕府に申請するには、東大寺境内に東照宮を祀る必要があったそうです。
 こちらは江戸の末まで東照宮と称していたそうですが、明治以降に聖武天皇坐像を遷して天皇殿と称するようになったそうです。

 中には、聖武天皇と光明皇后の正装を復元した御礼服(ごらいふく)が展示されていました。
 鮮やかな朱色と春らしい若草色のお衣装で、質の良さが感じられる美しいお召し物でした。
 この衣装は、小泉淳作さんの描かれた聖武天皇・光明皇后の両御影が着られている衣装の実物版です。
 実際はこんな衣装だったのだなと実感できました。
 (上記に書いた拙ブログのリンク先には、小泉淳作展のチラシを載せており、両御影の絵も載っていますので、興味のある方は見てみてください。)

 そして、聖武天皇坐像が安置されていました。
 元々は大仏殿より西にある勧進所内の天皇堂に安置されていたのを、こちらに移って来られています。
 元禄2年に作られた塑像の坐像ですが、袖の部分は木製だそうです。 
 まじめで優しそうな方でしたよ。

 菩提遷那僧正坐像もありました。
 この僧は、聖武天皇の招聘を受けて、763(天平8)年に日本に来られたインドのお坊さまで、当時留学僧の仏教研究センターであった大安寺に住まわれていたそうです。
 華厳や密教にも精通し、東大寺の大仏開眼供養の導師を務められたそうで、平成14年「大仏開眼1250年慶讃大法要」を記念して作られたそうです。
 まだ新しくて、ちょっと生き人形みたいでした(苦笑)。

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 そして、持仏堂の方に行きました。

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 こちらは本坊から見えた桜がありました。
 ピンクのしだれ桜もあったのですが、きれいに撮れなかったので写真は割愛です(笑)。
 写真は、ソメイヨシノの方です。
 桜の写真も、やっぱりお天気が良い方がきれいに撮れます。

 持仏堂の中には、阿弥陀如来坐像が祀られています。
 鎌倉時代の木造の阿弥陀さまだそうです。
 
 そして、醍醐寺の開祖で、東大寺で戒を受けた聖宝僧正(諡号理源大師)の坐像が安置されていました。
  手には、「五獅子如意」という法具を持っておられ、これは南都三会の講師を務める際の必須法具だったようです。
 ものすごく優しそうなお顔で、にっこり微笑んでくださっているような気がしました

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 こちらから本坊を見ますとこんな感じです。

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 帰りは列が120分待ちにのびていましたが、滅多に拝観できるところではありませんし、内容も良かったです。
 今回の拝観料は、東日本大震災の義援金として被災地に送られるそうです。

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 本当は昨日ブログを書くつもりだったのですが、知らない間に意識が飛んでしまい、気が付くと朝でした(苦笑)。
 おまけにちょっと油断しているとあっという間に昼になってしまい、ちょっと情報提供がぎりぎりになってしまいましたが、今日(4/10)は夜の8時まで拝観(入場は7時半まで)できますし、夜はライトアップされて夜桜も見れるみたいですので、興味のある方は見に行ってみてくださいね

東大寺
 今回の特別拝観時間(~4.10まで):10時~20時(入場は閉門の30分前まで)
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  1. 2011.04.10 (日) 19:49
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  3. Hokurajin
  4. [ edit ]

なんと待ち時間が80分!。奈良国博の正倉院展でもそんなに長く並んだことはないですね(笑)
東大寺の一般公開があるとは知らなかった。来年考えてみようかな。それにしても待ち時間が長すぎるねぇ・・

東大寺には奈良国博と共に15日に行く予定にしているのです。特に二月堂へですが。
今日は京都御所の一般公開に行ってきました。ここも人人人・・・ でした。でも待ち時間は殆どありませんでしたけれどね(笑)
  1. 2011.04.10 (日) 20:45
  2. URL
  3. Ms.れでぃ
  4. [ edit ]

並びました。

こんばんは。
待ち時間80分、長いでしょ?
おかげで、奈良国博の後、学園前の美術館3館行く予定でしたが断念しました。
それでも80分待ちならまだマシだったと思います。2時間待ちを考えますとね。
来年また公開されるかわかりませんが、もし公開されましたら行ってみてください。
良かったですよ。

5/15、二月堂で何かあるのですか?
奈良国博の中国文明展は良かったです。
解説などほとんど読まず、ひたすらすごいなと感心しながら見て回りました(笑)。

今日はお天気も良かったので、御所の桜もきれいだったでしょうね。
  1. 2011.04.12 (火) 08:46
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