奈良学園前 大和文華館 「大和文華館の日本工芸」展('11.1.29 Sat)

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 大和文華館では、開館50周年を記念する第2回目の展覧会として、「開館50周年記念名品展Ⅱ 大和文華館の日本工芸」展('11.1.6~2.13まで。入館料600円)が開催されています。

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 陶磁器、硝子・彫刻・染織・金工、漆工に分かれての展示ですが、幅広い作品が展示されてましたよ~。
 陶磁器は、縄文土器や埴輪から江戸末期までですからね。
 またどれも良いのです。

 埴輪は2体展示されていたのですが、「埴輪男子立像」の方は服に白の水玉模様が描いてあり、髭まで黒っぽく塗ってあるちょっと珍しいものでした。

 茶碗はまだ勉強不足でよくわからないのでパスして(笑)、最近見る機会が多くなってちょっとずつ知識が増えてきた有田焼の作品が結構多くあり、この染付の皿は伊万里焼、この色絵は柿右衛門かなとか思いながら見れて楽しかったです(笑)。

 やっぱり柿右衛門は色が美しいですね。
 「色絵菊花文八角瓶」も「色絵花籠文八角小鉢」も美しかったです。

 鍋島の有田焼は殿様や将軍用だったみたいで絵柄が丁寧に描かれていますね。
 鍋島の特徴は高台が高いことだそうで、高台にも模様が描き込まれていました。

 チラシに載っている野々村仁清の「色絵おしどり香合」は、そのかわいさで大和文華館のイチオシ作品だそうですよ。
 実際に見ても、手のひらサイズでかわいかったですよ

 京都の尾形乾山の作品は、時代も江戸中期に進んでおり、もっとデザイン的になり文化人的な遊び心も作品に含まれてきます。
 例えば、乾山の「色絵夕顔文茶碗」は、花の夕顔と源氏物語の夕顔の2つを連想させるように、器にも和歌が書いてあります。
 当時の文化人にはわかったのでしょうが、現代に生きる凡人の私にはわかりませんでした(笑)。
 でも、黒い茶碗に大きな夕顔が描いてあり、しぶく斬新なデザインの作品ではありました。

 京薩摩の作品も細やかな金が華やかで美しかったです。
 
 漆工は、美しい蒔絵の作品が揃っており良かったです。
 
 文机が2つ展示されていたのですが、どちらも形も漆工も美しかったです。
 「黒漆八足机」の方は、蒔絵はなく美しい黒漆の塗りだけだったのですが、足が鹿の足を模しており面白かったです。
 この作品は重要美術品に指定されているそうです。

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 上の写真は、電車の中の吊り広告なのですが、左の写真が伝本阿弥光悦作の「沃懸地青貝金貝蒔絵群鹿文笛筒」です。
 (写真右は、先に紹介した仁清の「色絵おしどり香合」です)
 すごく美しい!
 写真では伝わらないと思いますので、実際に見てみてくださいね

 今回の展覧会は、華やかな美しさというよりは、日本伝統の侘び寂びの美という感じでシブイですね。
 それに陶芸にしろ、漆工にしろ、時代に沿った作品が一通り揃っており、各工芸の変遷などもわかるような展示になっていて良かったと思います。
 良いもの見せてもらいました
 
大和文華館
 住所:奈良市学園南1-11-6 TEL:0742-45-0544
 開館時間:10時~17時(入館は16時まで) 休館日:月曜(但し、祝日の場合は翌日休館)、年末年始、展示替期間
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