とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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東京・横須賀美術館巡り⑤ サントリー美術館('10.12.18 Sat)

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 また東京・横須賀美術館巡りのお話に戻ります。
 昨日は大阪のサントリミュージアムの紹介だったのですが、今回は東京のサントリー美術館です。

 もう会期が終了しているのですが、「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」展('10.11.3~12.19まで。入館料1100円)が開催されてました。

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 この展覧会は、歌麿や写楽の浮世絵の版元・蔦屋重三郎は、単なる版元ではなく、18世紀後半の江戸文化を先導する名プロデューサーだったという内容でした。

 企画としては面白いと思うのですが、見る方にある程度知識がないとあまり面白みが伝わってこないような気がします。
 
 蔦屋重三郎は吉原で育ち、吉原で書店を開き、その時に黄表紙の出版をしたところ大当たりをし、それから狂歌本や洒落本を刊行するようになり、その挿し絵を歌麿が描いていくと、歌麿の絵に人気がでたことから歌麿の浮世絵を出版、それがまた大当たり。
 これだけでなく、写楽を見つけ出し、写楽の役者絵が更なる人気を呼んだ。
 当時の文化人と交流を持ち、いろいろ出版したことから、蔦屋重三郎は単なる版元ではなく流行を発信するプロデューサーであったという流れだったようなのですが、狂歌、洒落本に関する知識が私にはあまりなく、太田南畝、山東京伝の名前ぐらいしか知らないので、観ていてもあまり内容がわかりませんでした。
 上記の内容も、図録を読んで「そうだったのか」とわかったぐらいです(苦笑)。

 洒落本や狂歌などは、自分で読んでこそ面白みがわかると思うのですが、崩し字自体が読めないので展示されていても、挿絵との関連さえわからず、当時これらの文化が流行したということもあまりピンときませんでした。

 と、自分の知識のなさを棚にあげて辛口の感想を書いてしまいましたが、歌麿や写楽、歌麿のライバルとして鳥居清長などの浮世絵の展示もあり、単に浮世絵の展覧会としても楽しめる内容でしたよ
 
 図録は2300円でした。

 今まで浮世絵の成り立ちとかは考えずに観ていたので、歌麿の浮世絵は初めは狂歌本などから始まったということを知っただけでも収穫でした

サントリー美術館 
 住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンガーデンサイド TEL:03-3479-8600
 開館時間:水~土10時~20時、日・月・祝10時~18時(入館は各閉館の30分前まで) 休館日:火曜(祝日の場合は開館し、翌日休館)、展示替え期間、元日
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  1. 2011.04.08 (金) 10:49
  2. URL
  3. 黒究。(美島園)
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文人と芸術家の結びつきは強いですからね。
実は私も太田南畝、山東京伝の名前ぐらいは知っていますが、その作品とか絵師との結びつきはさっぱりです(汗;)
太田南畝は蜀山人(ペンネーム?)のことだそうですが、蜀山人の画讃(絵に入れる詩文のこと)は肉筆浮世絵にはよく見かけるように思います。それが結構面白くて、たとえば比較的判りやすく気に入っているものにこんなものがあります。

「世をすてて山に入るとも 味噌 醤油 酒の通い路無くて敵わじ 蜀山人」

いかがでしょう~
  1. 2011.04.09 (土) 04:02
  2. URL
  3. Ms.れでぃ
  4. [ edit ]

面白いですね。

紹介してくださった句(?)、面白いですね!
確かに、味噌・醤油が確保できないと、山篭りもできないと思いますもんね。
でも、私はお酒よりお米の方がいいです。
味噌醤油があってもお米がないと(笑)。

「恐れ入谷の鬼子神」って、太田南畝の言葉だったのですね。

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