奈良特別御開帳巡り④ 頭塔('10.10.23 Sat)
興福寺を出た後、元興寺に行ったのですが、入口付近で事前申し込み制になっている屋根裏探検の受付をしていました。
奈良に来る少し前に、TVのニュースでこの探検について放送していて興味があったのですが、事前予約制だったのでダメもとで当日予約で見学できないか尋ねたところ、15時の分だったら空きがあるので参加できるとおっしゃってくださったので、15時の回を予約して待ち時間の間に他のお寺を周ることにしました。

それでやってきたのが、頭塔(ずとう)です。
場所は奈良交通の市内循環バス「破石町」のバス停すぐのところですが、元興寺からは直接行けるバス路線はなかったので、歩いていきましたが結構遠かったです(苦笑)。
このバス停の近くに門扉があり、そこを西に入っていったところに、史跡頭塔があります。
普段は、門扉は施錠されて閉まっており、見学するには事前予約が必要なのですが、'10.10.9~11.7まで(拝観料300円)は予約なしで見学することができます。

頭塔は、奈良市高畑町にある方形7段の土塔です。
基壇は一辺32m、高さ1.2m、上壇になるにつれ3mずつ縮小して、最上壇は一辺6.2mだそうです。
高さは奇数壇で1.1m、偶数壇で0.6m、基壇裾から最上壇までは約10mの高さになっており、階段ピラミッド状の構造になっていることから、日本にも階段ピラミッドがあったと一時評判になったこともあります。
奈良時代の僧、玄眩(NHKのドラマ「大仏開眼」にでていましたね。)の頭を埋めた墓という伝説があり、それで頭塔と呼ばれているという話もありますが、土塔(どとう)がなまって頭塔になったというのが真相のようです。

767年東大寺の僧、実忠が築いた土塔で、今では仏塔と考えられているそうです。
頂上には五輪塔が置いてあります。
往時の頭塔は、第1・3・5・7の奇数段4面に各11基ずつ、総数44基の石仏が配置されてたようなのですが、現在28基まで確認され、そのうち25基の表面に浮き彫りや線刻で仏像が彫られています。

屋根のついている所の下側が、彫刻がされている部分なのですが、きれいに残っているものもありましたが、磨耗して彫ってあることしかわからないものもありました。
登れないので、上の方はよく見えませんでしたしね。

この写真の仏さまは、比較的きれいに残っているものだと思います。

ぐるりと一周できるのですが、結構高台に建っており景色がいいです。
私たちは頭塔の東面から入りましたが、南面が本来の入口なのでしょう。
南面のところに頭塔の石碑が建っていました。
段を登れればもっと良かったのですが、登ることは禁止されています。
たくさんの人が登れば崩れてしまいそうなので、仕方ないですね。
頭塔、前から一度来てみたかったので、見学できて良かったです。
会期以外は現地管理人さんのところに連絡して申し込まなければならないので、いい機会だったと思います。
こんなにたくさんのレリーフや線刻があると思ってませんでしたので、なかなか興味深かったです
頭塔
住所:奈良市高畑町921 TEL:0742-27-9866(奈良県教育委員会内 史跡頭塔保存顕彰会)、0742-26-3171(現地管理人 仲村表具店)
見学時間:9時~17時(受付16時半まで) 期間内無休、期間外は現地管理人に要事前予約
奈良に来る少し前に、TVのニュースでこの探検について放送していて興味があったのですが、事前予約制だったのでダメもとで当日予約で見学できないか尋ねたところ、15時の分だったら空きがあるので参加できるとおっしゃってくださったので、15時の回を予約して待ち時間の間に他のお寺を周ることにしました。

それでやってきたのが、頭塔(ずとう)です。
場所は奈良交通の市内循環バス「破石町」のバス停すぐのところですが、元興寺からは直接行けるバス路線はなかったので、歩いていきましたが結構遠かったです(苦笑)。
このバス停の近くに門扉があり、そこを西に入っていったところに、史跡頭塔があります。
普段は、門扉は施錠されて閉まっており、見学するには事前予約が必要なのですが、'10.10.9~11.7まで(拝観料300円)は予約なしで見学することができます。

頭塔は、奈良市高畑町にある方形7段の土塔です。
基壇は一辺32m、高さ1.2m、上壇になるにつれ3mずつ縮小して、最上壇は一辺6.2mだそうです。
高さは奇数壇で1.1m、偶数壇で0.6m、基壇裾から最上壇までは約10mの高さになっており、階段ピラミッド状の構造になっていることから、日本にも階段ピラミッドがあったと一時評判になったこともあります。
奈良時代の僧、玄眩(NHKのドラマ「大仏開眼」にでていましたね。)の頭を埋めた墓という伝説があり、それで頭塔と呼ばれているという話もありますが、土塔(どとう)がなまって頭塔になったというのが真相のようです。


767年東大寺の僧、実忠が築いた土塔で、今では仏塔と考えられているそうです。
頂上には五輪塔が置いてあります。
往時の頭塔は、第1・3・5・7の奇数段4面に各11基ずつ、総数44基の石仏が配置されてたようなのですが、現在28基まで確認され、そのうち25基の表面に浮き彫りや線刻で仏像が彫られています。

屋根のついている所の下側が、彫刻がされている部分なのですが、きれいに残っているものもありましたが、磨耗して彫ってあることしかわからないものもありました。
登れないので、上の方はよく見えませんでしたしね。

この写真の仏さまは、比較的きれいに残っているものだと思います。

ぐるりと一周できるのですが、結構高台に建っており景色がいいです。

私たちは頭塔の東面から入りましたが、南面が本来の入口なのでしょう。
南面のところに頭塔の石碑が建っていました。
段を登れればもっと良かったのですが、登ることは禁止されています。
たくさんの人が登れば崩れてしまいそうなので、仕方ないですね。
頭塔、前から一度来てみたかったので、見学できて良かったです。
会期以外は現地管理人さんのところに連絡して申し込まなければならないので、いい機会だったと思います。
こんなにたくさんのレリーフや線刻があると思ってませんでしたので、なかなか興味深かったです

頭塔
住所:奈良市高畑町921 TEL:0742-27-9866(奈良県教育委員会内 史跡頭塔保存顕彰会)、0742-26-3171(現地管理人 仲村表具店)
見学時間:9時~17時(受付16時半まで) 期間内無休、期間外は現地管理人に要事前予約
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