とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

  1. スポンサー広告
  2. [ edit ]

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


  1. 寺社仏閣
  2. tb: 0
  3. cm: 0
  4. [ edit ]

奈良特別御開帳巡り③ 興福寺五重塔初層・東金堂後堂('10.10.23 Sat)

 kohukutokondo1.jpg
 奈良の特別御開帳の続きをさせていただきますね。
 ランチを食べた後にやってきたのは興福寺です。
 東大寺と並んで奈良の代表的なお寺の1つなので、今まで数え切れないぐらい来ているのですが、ここのお寺は見せ方が上手いので、ついつい何回も来てしまいます
 とはいっても、毎回ここの仏さまたちはすごいので、何回来ても期待を裏切られることありません

 kohukutokondo2.jpg
 今回の特別公開は、「国宝特別公開2010 五重塔初層・東金堂後堂」('10.10.9~11.23まで。3ヶ所共通券1000円)です。

 五重塔も東金堂も今までに入ったことがあるのですが、東金堂の後堂というのはちょっと記憶になかったので入ってみることにしました。

 どちらも待ち時間10分だったのですが、五重塔から入りました。

      kohukutokondo3.jpg 
 興福寺の五重塔は国宝で、光明皇后が730年に建立したものです。
 今年は光明皇后がなくなって1250年の御遠忌なんですって。
 奈良の大きなお寺といえば、聖武天皇と光明皇后ですもんね。
 今年は、このお2人のお名前をいろんなお寺で聞きます。

 五重塔の初層は真ん中の心柱を囲むように東西南北の四方に各三尊像が安置されています。
 東が薬師三尊像、西が阿弥陀三尊像(入口を入ってすぐは西)、南が釈迦三尊像、北が弥勒三尊像です。
 私のお気に入りは南の釈迦三尊像で、中央のお釈迦様はもちろん脇仏の文殊菩薩さまや普賢菩薩さまも素敵なんですよ
 さらに、文殊さまや普賢さまを乗せている獅子や象もかっこいいんですよね。
 またお目にかかれてうれしかったです

 心柱は太く立派な柱ですが、国産のヒノキって言われていたかな。
 この心柱の下には仏舎利が埋められているそうです。
 仏舎利の上に塔が建てられているんですね。

 五重塔を出て、すぐ隣の東金堂に行きます。
 こちらも待ち時間10分でした。

 kohukutokondo4.jpg
 東金堂も国宝で、こちらは聖武天皇の建立です。
 聖武天皇が叔母の元正太上天皇病気快癒を願って造られたということなので、御本尊は薬師如来坐像(重文)になっています。
 薬師如来さまの両隣に文殊菩薩坐像(向かって右)、維摩居士坐像(向かって左)、薬師如来さまの脇侍として日光・月光菩薩立像(重文)、その5体の仏さまたちを守るように十二神将像、そして4隅に四天王像が安置されています。
 すごく豪華な布陣です
 薬師如来さまに日光・月光菩薩の薬師三尊像以外は全部国宝です。
 これだけ国宝が揃っていて、御本尊が重文なのは不思議なのですが、実は東金堂は5回罹災を受け、1415年に再建され薬師如来さまもその時に新しく鋳造されたものなので、この仏さまが新しいからかもしれませんね。

 仏さまたちカッコイイ~と心の中で喝采を上げながらお参りさせていただいた後は、いよいよ後堂の見学です。
 いつもは後ろに回ることはできませんが、今回は四天王像の後姿も見ることができます。
 こちらの四天王さまは背中の厚みがちゃんとありましたので、像としてバランスの取れた美しい像であることがわかります。
 後側は、やはりきれいに色も残っています。

 そして、完全に後ろ側に周ると正了知大将像が安置されていました。
 この仏さまは、仏法の守護神で苦難を取り除き、福を授けてくださる仏さまとして信仰されているそうです。
 毘沙門天の弟とされ、天部でありながら蓮華座の上に立ってられるのが不思議だとお寺の方が話してくださいました。
 普通、蓮華座を使えるのは明王以上なんですって。

 不思議といえば、1017年の火事の時は、1人で自分で外に踊り出て焼失を免れたそうで「踊り大将」と呼ばれているそうです。
 すごいですね。
 「躍り」ではなく「踊り」出られたのですね(笑)。
 現在の像は室町時代に再興されたものだそうです。
 こちらの仏さまは、国宝や重文指定になっていないそうですが、その価値はあるとお寺の方が話されていました。
 目がくりっとした、元気いっぱいという感じの仏さまでした

 東金堂、見応えたっぷりで良かったです!
 やっぱり興福寺はいいですね。
 仏像好きにはたまらないお寺です

 kohukutokondo5.jpg
 外に出ると、現在建設中の中金堂が見えました。
 今は金堂の柱に使えるような太く立派な木を調達するのが難しいのでしょうか。
 木材は、カメルーンから輸入したケヤキだそうです。
 カメルーンは森林があるので木材を輸出できるのでしょうが、ちゃんと植林もしながら伐採しているのですかね?
 伐採だけなら自然環境が変ってしまうので、アフリカという土地柄ちょっと心配してしまいます。
 杞憂だったらいいんですけどね。

 日本の伝統的な木造建築で新しく大きな金堂を造ろうとしても、資材は自国産ではもう難しいのですね。
 中金堂、出来上がるのが楽しみでもあるのですが、お寺の柱に使えるような立派な木を育てるには、時間も手間も必要なのだということを改めて認識させられもしました。

 そうそう、興福寺のHPでは、寺内の仏像の写真などが見れるようになっているのですよ
 こういうのは、すごく嬉しいですよね。
 今回ご紹介した仏さまたちの写真もありますので、興味のある方は興福寺のHPも見てみてくださいね

法相宗大本山興福寺 
 住所:奈良市登大路町48 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
 拝観時間:9時~17時(金・土・日・祝は18時まで) 会期中無休
関連記事
スポンサーサイト



 管理者にだけ表示を許可する
 

trackback


プロフィール

Ms.れでぃ

Author:Ms.れでぃ
関西を中心にお話します。
基本的には、遊びに行って、お昼を食べて、おみやげに家で食べれるものを買って帰るというパターンになっています。(最近パターン通りになっていませんが)
ローカルネタになりますが、訪問していただけるとうれしいです。

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

FC2カウンター

ブログラム



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。