とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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大阪市立美術館 「東アジア美術の精華」展('10.8.20 Fri)

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 さてこちらは、天王寺にある大阪市立美術館です。

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 常設展である「東アジア美術の精華」展('10.8.3~9.5まで。観覧料300円)を観てきたのですが、この展覧会、盛り沢山で楽しい!!

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 1階は中国の仏教美術、日本の仏教美術、中国・東南アジアの工芸品、日本の工芸品。
 2階は、怪~お化けの世界~、小さな工芸、根付、近代日本の洋画の各部門についての展示がなされています。

 中国の仏教美術、仏像を含め多数展示されていますが、中国の仏像は、のびやかで笑顔の仏さまが多く、見ていて楽しい気分になりますね

 日本の仏教美術部門では、新薬師寺の四天王が4体揃ってのお目見えです。
 色も造形も美しいです。
 迫力がありカッコイイ!
 新薬師寺は、十二神将をはじめ、かっこいい仏さまが揃っているんですよね。
 久々に新薬師寺に行ってみたい気になりました。

 兵庫県太山寺の「不動明王像」は平安時代の作なのですが、めちゃスタイルの良いお不動さんで、かっこよかったです
 
 この展覧会では、仏さまの周りをぐるりと1周できるように展示されているので、前も後ろもじっくり仏さまを拝ませてもらえるのですごく良かったです。

 中国・東南アジアの工芸品部門は、中国やベトナムの沈没船から引き揚げられた陶磁器を中心に展示されてました。
 意外に、割れずにきれいに残っているんですね。

 日本の工芸品は、焼き物を中心にした展示です。
 私は焼き物はあまりよくわからないのですが、絵付けのきれいなお皿が揃ってました。

 2階に上がって、怪(あやかし)~お化けの世界~は、原在中の「百鬼夜行絵巻」から始まります。
 この百鬼夜行図の妖怪たちは、古い道具に命が宿った付喪神(つくもがみ)みたいでした。
 怖いというよりは、ユーモラスでかわいかったですよ。

 伝渡辺華山の「六々首図」は、ろくろっ首の絵なんですが、お坊さんの首が伸びてます。
 普通ろくろっ首って、女性が多いですよね?
 お坊さんは初めてなので、めずらしかったです。

 北斎の「釈迦御一代記図会」は冊子になっているのですが、劇画調の漫画に通じるものがあって、迫力ありましたよ~。
 雷神さまの横に見開きで大きな渦巻きが描いてあり、渦巻きの下は地獄に通じているのかな。
 その雷神さまがこっちを見てるの。コワー(苦笑)。

 今年の夏は、妖怪ものが大流行ですが、こちらの展覧会も良かったですよ

 小さな工芸部門は、螺鈿や蒔絵の硯箱などが展示されてました。
 「宇治川群蛍蒔絵硯箱」は、蛍の乱舞の様子が美しい~

 「草虫蒔絵螺鈿硯箱」は、螺鈿の草の上に立体的な虫の飾りが付いており、その虫が草を食べたんでしょうね、葉っぱに穴が開いてました。
 凝った意匠です。

 初代徳田八十吉の「色絵花文香合」は、細かい花模様がきれいでしたし、十二代酒田柿右衛門の「濁手地紋香合」はきれいな赤地に描かれた模様がかわいかったです。

 根付部門は、これまたすごい。
 小さいのに非常に細かい細工が施され、どれも凝っていて素晴らしいです。
 魔除けの意味もあるのか、般若などの怖い根付も結構あるのですね。
 こちらはこわくなかったですが、大津絵の鬼にそっくりな根付もありましたよ。

 この部門は、根付だけでなく煙草入れや櫛なども展示されてました。
 是真の「糸瓜素地蒔絵煙草入れ」は、竹で編んだように見えますが実は蒔絵で描いているという、是真らしい作品でした。

 櫛類も、どれもきれいに漆で塗ってあり、その上に細かくきれいな絵付けが隅々までされており、見ていてウットリ
 1つでいいから欲しかったです(笑)。
 
 小さな工芸品、根付はどれも凝っており、日本の伝統工芸はスゴイと世界に自慢できますね

 最後は近代日本の洋画部門ですが、これまたスゴイ作品が勢揃い!
 岡田三郎助の「後ろ向きの裸婦」は、真紅のバックに美しい裸婦が描かれており、一目見てあまりの美しさにクラクラっとしました
 「あやめの衣」もそうですが、岡田三郎助は、なぜこんなにきれいな洋画が描けるんでしょうね。
 同じく岡田の花嫁姿の外国人女性を描いた「白衣の少女」もありましたよ。
 これは、「後ろ向きの裸婦」や「あやめの衣」のようにメリハリのきいたキリッとした色使いではなく、パステル調の優しい曖昧な色使いの絵でした。

 青木繁の「女の顔」がありました。
 常設展なので、この作品はこちらの所蔵品なんですか。知りませんでした。
 この作品は、青木の恋人の福田たねをモデルにしたと聞いています。目がパッチリで美人さんです。
 何か言いたそうな目が印象的ですね。
 この表情は、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」より、グイド・レーニの「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」の方に近いと思うのは、たねさんにとって不吉でしょうか。

 岸田劉生の「S氏の肖像」は、ほぼ黒と茶色だけなのに、顔に光が当たっているように描かれており、やっぱり劉生はスゴイです。

 その他にも有名画家の作品がいっぱいで、この部門だけでも見応えがありますよ。

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 入口のところに、こんなものが置いてあったので、記念に写真をパチリ(笑)。

 本当にどれもいい作品ばかりで、良い目の保養になりました。
 常設展なので混んでなくてゆっくり見れて、暑い中わざわざ来た甲斐があります。
 涼しいところで、美しい美術品の数々を堪能し、贅沢な避暑ですね
 常設展を時々に見に来るのもいいなと思いました。

大阪市立美術館
 住所:大阪市天王寺区茶臼山町1-82 TEL:06-6771-4874
 開館時間:9時半~17時(入館は30分前まで) 休館日:月曜日(月曜が祝日の場合、翌日休館)、年末年始、展示替え期間
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