和泉散策④ 和泉市いずみの国歴史館('10.7.24 Sat)

次に向かったのは、桃山学院大学の奥近くにある「和泉市いずみの国歴史館」です。

和泉市は起伏の多い土地柄で、正規の道順では桃山大の正門からずーっと続く坂を上りきったところにあるようなのですが、漬物屋の前多さんと標高が同じようなところにあったので、下りずに行けないかと思い、横から行ってみるとこれがドンピシャ(笑)。
ちょうど宮ノ上公園の横からの入口に行き着き、無事着くことが出来ました

写真に写りこんでいるレンガ色の建物は、桃山大の建物です。
とくに大きな看板とかないので、ここかな?と思いながら入ります。

建物に入るとこのような看板が置いてあり、無事到着です(笑)。
入場料は無料で、受付の方が常設展の展示目録をくださいます。
和泉市いずみの国歴史館は、まなびのプラザ内の一画にあるという感じで、小さい展示スペースに約100万年前の氷河期の鳥類の化石やシカマフシゾウの足跡化石から伯太藩陣屋跡から出た江戸時代の磁器などまで、いろいろなものが約150点ほど展示されています。
和泉市は、我が国屈指の環濠集落跡の池上曽根遺跡があるので、そこの出土品の土器の展示が多かったですね。
ヒスイの勾玉などもありましたよ。
また、古墳も多いことから、古墳時代の須恵器の展示も多かったです。
有名な和泉黄金塚古墳から出土した、景初三年銘画文帯四神四獣鏡のレプリカも展示されてました。
本物は東京国立博物館にあるそうです。
これらの展示の中で面白かったのは、万町(まんちょう)北遺跡の陶邑(すえむら)の首長居館復元模型です。
その中に和泉向代1号墳復元模型という6世紀の前方後円墳を復元したものがあり、古墳内部の様子や、人形などを使ってどのように埋葬されたかがわかるようになっていました。
石室の内部には、陶棺と木棺が安置されていたそうです。
陶棺の方には色彩がほどこされ、その現物の一部が実際に展示されていたのですが、安置された当初はもっときれいな赤色だったんだろうなと思いました。
この模型についての解説プリントが置いてあったので、それを読みながら模型を見ると、より理解が深まって面白いですよ。
展示室を出た辺りに、少しだけですが仮面の展示がありました。
今、各地で仮面の展覧会をやっているみたいですが、流行ってるんですかね?
小さい展示室ではありましたが、興味深く見せていただきました。
ここを訪れると、池上曽根遺跡や、池上曽根遺跡の出土品を展示している弥生文化博物館、古墳めぐりに行きたくなりました(笑)。
ちょっと遠いのですぐには行けないと思いますが(今は暑いしね)、また気候が良い時などに行ってみたいと思います

和泉市いずみの国歴史館
住所:和泉市まなび野2-4 TEL:0725-53-0802
開館時間:10時~17時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月5日)、展示替え期間
- 関連記事
-
- 大谷大学博物館「インド・仏教美術の流伝」展('10.8.7 Sat) (2010/08/07)
- 清荒神 鉄斎美術館 (2010/07/31)
- 和泉散策④ 和泉市いずみの国歴史館('10.7.24 Sat) (2010/07/28)
- 和泉散策② 和泉市久保惣記念美術館('10.7.24 Sat) (2010/07/26)
- 兵庫県立美術館 「麗子登場!!名画100年・美の競演」展('10.7.10 Sat) (2010/07/18)
スポンサーサイト