京都 国立博物館の「卯づくし」展と学校歴史博物館
今回の全国的な寒波、すごかったですね。
有難いことに、うちの辺りは雪までには至らなかったのですが、とにかく寒い。
暖房をガンガンつけてますが、それでも芯まで温まらない。
皆さまも体調を崩されないように気をつけてくださいね。
さて、前回と同じ日に行った展覧会、またまた遅くなってしまい1つは終わってしまいましたが、せっかくなので簡単に紹介しておきます。

最初は、京都国立博物館で開催されている「京博のお正月 卯づくし―干支を愛でる―」展('23.1.2~1.29まで。観覧料700円)です。
京博ではお正月企画として、毎年、干支に関する作品が特集展示されています。
今年は卯年なので、うさぎをあしらった作品の展示がされてました。
うさぎって、現代の私たちは比較的かわいい動物として意匠に使われることが多いと思いますが、江戸時代の人にはあまりかわいく思われていなかったのか、写実的でかわいくない^^;
それに思ったより、うさぎの意匠の作品が少なかったです。
月とうさぎのように、秋にしか連想されないせいですかね?
ということで、このコーナーはそれほど気に入る作品はなかったです^^;
ですが、さすがは京博。
他にも見どころがいっぱい。

もう一つ特集展示がありました。
「熊本・宮崎の古墳文化―石人と貝輪―」です。
近畿では一般に埴輪といえば土器製なのですが、熊本や宮崎では石製の埴輪ともいうべき石人(せきじん)が出土しているのですね。
それに、貝輪は琉球地方で採れる貝でできているそうですよ。

こちらの冑や鎧は近畿地方で作られたものだそうで、当時の九州人は琉球から近畿まで幅広く交流していたのですね。
九州の古墳文化はそれほど見る機会がないので面白かったです^^
仏像コーナーの展示替えもありましたし、今年は空海生誕1250年ということで「十二天像」(額装)の展示などもあり、見応えがありました。
新春から勉強になりました^^

次は、京都市学校歴史博物館で開催されていた「新校舎のはなやぎ」展('22.12.1~'23.1.22まで。入館料400円)です。
この展覧会はお正月らしく、おめでたい作品が揃ってましたよ。
チラシの表図は、西村五雲「油断大敵」です。
ご存知、「うさぎとカメ」のお話の中の、うさぎが油断して居眠りしている場面です。
明治・大正ぐらいになると、うさぎもかわいく描かれるようになってますね^^

京都市出身の画家たちは、母校などゆかりの学校に絵画などを贈っています。
校舎の改築や新築祝いに贈られたものも多いので、おめでたい作品や子どもたちの規範になるような作品が揃っています。
元開智小学校の校舎を活用したこの博物館は現在改修・改築工事中で、お祝いを兼ねての展覧会なので、とくにおめでたい題材の作品が展示されていて良かったです。
普段は2階も展示室があるのですが、今回は工事の関係で1階部分の展示のみだったので作品数は少なかったのですが、お正月らしいラインナップで、観ていて気分が晴れやかになりました。
春が、工事の終了が、待ち遠しくなるような展覧会でした^^

学校歴史博物館の庭の片隅にかわいい水仙が咲いていました。
花が少ない季節なので、寒さの中、健気に咲いているのを見るとほっこりしますね^^
京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
京都市学校歴史博物館
住所:京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437 TEL:075-344-1305
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:水曜日(休日の場合は開館し翌平日休館)、年末年始(12/28~1/4)
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最初は、京都国立博物館で開催されている「京博のお正月 卯づくし―干支を愛でる―」展('23.1.2~1.29まで。観覧料700円)です。
京博ではお正月企画として、毎年、干支に関する作品が特集展示されています。
今年は卯年なので、うさぎをあしらった作品の展示がされてました。
うさぎって、現代の私たちは比較的かわいい動物として意匠に使われることが多いと思いますが、江戸時代の人にはあまりかわいく思われていなかったのか、写実的でかわいくない^^;
それに思ったより、うさぎの意匠の作品が少なかったです。
月とうさぎのように、秋にしか連想されないせいですかね?
ということで、このコーナーはそれほど気に入る作品はなかったです^^;
ですが、さすがは京博。
他にも見どころがいっぱい。

もう一つ特集展示がありました。
「熊本・宮崎の古墳文化―石人と貝輪―」です。
近畿では一般に埴輪といえば土器製なのですが、熊本や宮崎では石製の埴輪ともいうべき石人(せきじん)が出土しているのですね。
それに、貝輪は琉球地方で採れる貝でできているそうですよ。

こちらの冑や鎧は近畿地方で作られたものだそうで、当時の九州人は琉球から近畿まで幅広く交流していたのですね。
九州の古墳文化はそれほど見る機会がないので面白かったです^^
仏像コーナーの展示替えもありましたし、今年は空海生誕1250年ということで「十二天像」(額装)の展示などもあり、見応えがありました。
新春から勉強になりました^^

次は、京都市学校歴史博物館で開催されていた「新校舎のはなやぎ」展('22.12.1~'23.1.22まで。入館料400円)です。
この展覧会はお正月らしく、おめでたい作品が揃ってましたよ。
チラシの表図は、西村五雲「油断大敵」です。
ご存知、「うさぎとカメ」のお話の中の、うさぎが油断して居眠りしている場面です。
明治・大正ぐらいになると、うさぎもかわいく描かれるようになってますね^^

京都市出身の画家たちは、母校などゆかりの学校に絵画などを贈っています。
校舎の改築や新築祝いに贈られたものも多いので、おめでたい作品や子どもたちの規範になるような作品が揃っています。
元開智小学校の校舎を活用したこの博物館は現在改修・改築工事中で、お祝いを兼ねての展覧会なので、とくにおめでたい題材の作品が展示されていて良かったです。
普段は2階も展示室があるのですが、今回は工事の関係で1階部分の展示のみだったので作品数は少なかったのですが、お正月らしいラインナップで、観ていて気分が晴れやかになりました。
春が、工事の終了が、待ち遠しくなるような展覧会でした^^

学校歴史博物館の庭の片隅にかわいい水仙が咲いていました。
花が少ない季節なので、寒さの中、健気に咲いているのを見るとほっこりしますね^^
京都国立博物館
住所:京都市東山区茶屋町527 TEL:075-525-2473(テレホンサービス)
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始
京都市学校歴史博物館
住所:京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437 TEL:075-344-1305
開館時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:水曜日(休日の場合は開館し翌平日休館)、年末年始(12/28~1/4)
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