とある婦人の忘備目録

展覧会、映画、お寺などを観ること、食べることを中心に感想を綴っていきます。

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映画「パリより愛をこめて」

 「パリより愛をこめて」を見てきました(「観た」ではなく「見た」ね。'10年17本目)。

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 ジョン・トラボルタ主演で、スカッとする映画だと聞いて、めっちゃ期待して行ったのですが、「何、これ?」と思うぐらい、人殺しばかりのしょうもない映画でした。
 
 映画といえども、いつから日常生活が「やるか、やられるか」の戦場扱いされるようになったのでしょう。
 いくら悪を倒すためといえども、問答無用の殺戮はとても正義とは言えず、見ていて気分が悪かったです。
 アクションもすごいのはすごかったのですが、ストーリーと切り離してアクションだけを楽しむなんて器用なことはできません。
 最後も、愛を説いているのに、自分自身がその愛を信じきれずの行動に、「今の言葉は、なにやってん?」と白けてしまいました。

 去年見たタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」も、ナチに対してなら何をやってもいいのか?と、ものすごく嫌な気がしましたが、この映画も同じように、テロリストを倒すためなら何をやってもいいのか?とその手法に嫌気がさしました。
 テロは絶対許されないことだとは思いますが、テロを撲滅するために手段を選ばないということになれば、立場が違うというだけでテロリストと差がなくなってしまいます。

 この映画も「イングロリアス・バスターズ」も、テロやナチとの対決といっても、そんな深い思想があるわけでもなく、単にテロやナチ相手なら何をやっても文句はでないだろうといった安直な考えで、度が過ぎるほどめちゃめちゃ好き勝手に大暴れさせているだけなので、よけいにしょうもなく感じました。

 タランティーノもリュック・ベッソンもどうしちゃったんでしょうね?
 本当に、こんな映画が面白いと思って作ったんですかね?
 残念ながら、私は全く楽しめませんでした。

パリより愛をこめて 2010年 フランス ワーナー ピエール・モレル監督 95分 
 どこを見てスカッとするのか理解できなかったMs.れでぃの勝手な映画採点:-30点
 (ちなみに「イングロリアス・バスターズ」に対する私の採点は-50点です)
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