大阪日本橋 高島屋史料館&スパイスカレーAMMY

少し前になりますが、大阪高島屋の展覧会に行った時、高島屋史料館にも寄りました。

高島屋史料館では「キモノ★ア・ラ・モード」展('21.9.11~12.20まで。入館料無料)が開催されています。
この展覧会は展示替えがあり、第Ⅰ部は「ウルチマ・モオダ」('21.9.11~10.25まで)、第Ⅱ部は「ザ・キモノ・ライフ」('21.11.6~12.20まで)というテーマで展示されています。
高島屋では、戦時中に一時中断はありましたが、1913(大正2)年から1994(平成6)年まで「百選会」という呉服催事がありました。
百選会は高島屋が毎回「趣意(テーマ)」と「流行色(テーマカラー)」を設定し、それに基づく「標準図案(デザイン)」を発表し、全国の染織業者から新柄呉服を募集し、厳正な審査を経て製品化、販売する会だったそうです。
百選会の呉服は、着物界の最新モードを発信していたのですね。
この展覧会は、その百選会の歴史と作品を紹介する内容だそうです。
・・・スミマセン、私が行った時に丁度団体さんとかちあってしまい、ゆっくりと見れなかったので今回は内容の説明はできません。
一部写真撮影可だったので、高島屋史料館の様子をほんの少しですがお見せしますね。

百選会に登場した着物や帯が展示されてました。
モダンなのが多かったような。
第Ⅰ部のテーマの「ウルチマ・モオダ」は「流行の極致」ということだそうで、「ultima mode」のことかなと思います。
今ならありかもしれませんが、当時だったらモダンだっただろうなと思うデザインの品が多かったです。

百選会60周年の会で、詩人でフランス文学者の堀口大学から贈られた祝賀賛歌の展示がありました。
堀口大学は百選会の顧問だったそうですが、こういった知識人も顧問に招いたのですね。
高島屋史料館は企画展会場の他に、高島屋百貨店の資料を展示しているコーナーがあります。

こちらは高島屋史料館が入っている高島屋東別館の模型です。
夏目漱石の妻の妹の夫・鈴木禎次(ていじ)の設計で1928年に竣工された建物です。
2021年に国の重要文化財に指定されました。
外観や内部の階段の一部などは当時のままですが、2020年にリノベーションされホテルとなっています。

史料館の入口すぐのところには、彫刻家の平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)作の「有徳福来尊像」が展示されています。
100歳を過ぎてから5年をかけて高島屋のために制作したものですって。
力強いですね。
彩色は画家の奥田元宋によるものだそうです。
1枚目の写真は、この福来像の衣装を着たローズちゃんです。

この建物の1回にはフードコートがあって、史料館を出た後、スパイスカレーAMMYさんでカレーを食べました。
カレーの種類はマトン・バターチキン・キーマの3種類とあいがけがありますが、マトンカレー(並・税込み900円)をチョイス。

このカレー、スパイスがホールで入っていて、スパイス感満載で美味しいです。
マトンも臭みがなく牛肉みたいで食べやすい。
上にのっていたパクチーも良いアクセントになっていて、フードコートのわりには美味しいスパイスカレーでした。
ごちそうさまでした。
今回は人が多かったのでサラッと見て終わりにしましたが、着物に興味がある人には楽しい展覧会だと思います。
私は着物よりも下絵の方が興味があるのですが、できれば第2部も観にいければ行きたいと思います。
高島屋史料館
住所:大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館3階 TEL:06-6632-9102
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
休館日:火・水曜日、展示替え期間('21.10.28~11.5までは休館)
スパイスカレーAMMY コミュニティーフードホール大阪日本橋店
住所:大阪市浪速区日本橋3-5-25 高島屋東別館1階 TEL:06-6567-8606
営業時間:10時~20時(コロナ対策で時短営業中)
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