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大阪 茨木市立川端康成文学館

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 大阪の茨木市に美味しいお豆腐屋さんがあるので、4月の中旬頃に自転車でお豆腐を買いに行ったのですが、行く途中に偶然、川端康成文学館を見つけました。
 ここは前から行きたかったのですが、ちょっと駅から遠いので行きそびれていたのです。

 川端康成は大阪市北区天神橋1丁目で生まれたのですが、両親を早くに亡くし、父方祖父母に引き取られ、学生時代を茨木市で過ごしました。
 そのため茨木市は川端康成の文学館が建てたそうです。

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 住んでいた住居は、文学館より更に山側の宿久庄(しゅくのしょう)というところです。
 文学館の横には、川端康成の随筆「茨木市で」の抜粋が書かれている石碑があり、そこに住んでいた村のことが書いてありました。
 ピカピカの御影石で、反射して見にくい部分があるので、転記しておきます。

 『私の村は現在茨木市にはいってゐる、京都と大阪との中間の山裾の農村で、その山を深くはいれば丹波である。
 村の景色に藝はないけれども 近くに「伊勢物語」や「徒然草」に書かれた所がある。藤原鎌足の遺蹟も隣り村にある。』


 調べてみたら、徒然草に書かれた所というのは「ぼろ(虚無僧)塚」のことだと思うのですが、伊勢物語の方は高槻市に流れる「芥川」という川のことかなぁ?
 ちょっとはっきりしませんねぇ。
 藤原鎌足の遺蹟というのは、高槻の阿武山古墳のことだと思います。
 阿武山古墳は、鎌足のお墓だという説が有力視されていますから。
 阿武山古墳は辺鄙な場所にあると聞いていて、まだ行ったことがありません。
 
 文章にある場所を考えただけでも、川端康成は不便なところに住んでいたことがわかります。
 祖父母に引き取られましたが、祖母も早くに亡くなったので、祖父と2人暮らしになったそうで、寂しかったでしょうね。

 文学館では、生い立ちや宿久庄時代の暮らし、青春時代の書簡、作家になってからの直筆原稿などの展示がされていました。
 展示品は、じっくり見るとかなり面白い(興味深い)ですよ。

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 ミニ企画展もあり、行った時は「川端康成がおくる児童文学」が開催されていました。
 (どの写真も反射して見にくくてすみません)
 川端康成って、「小公子」や「家なき子」、「イソップ」など子供向けの童話の現代語訳などの仕事もしていたのですね。
 私も子どもの頃、もしかすると川端康成版の童話を読んでいたかもしれません。
 図書室や図書館に置いてあったような装丁の本ばかりですものね。

 文学館は、小さいですが資料は充実していました。
 以前、姫路文学館で開催されていた「川端康成と美のコレクション展」(その時のブログ記事はこちら。ちょっと文章が長いので読むのが大変ですが、興味のある方は是非どうぞ)で展示されていた資料の一部も、こちらの文学館の所蔵品でした。
 川端康成ファンは必見ですし、文学が好きな人なら康成の小説をもう一度読んでみたくなるような資料館でした。
 
茨木市立川端康成文学館
 住所:大阪府茨木市上中条二丁目11-25 TEL:072-625-5978
 開館時間:9時~17時 入館料:無料
 休館日:火曜日、祝日の翌日、展示替え期間、年末年始(12/28~1/4)
 緊急事態宣言のため'21.4.25~臨時休館中
 
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