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京都 堂本印象美術館「大正時代の印象さん」展

 ほんの少し休憩するつもりが、また怠け虫が出てきて、気が付くと前回の記事から1週間以上経ってしまいました。
 展覧会の会期終了が迫ってきたので、旅行記は後にして、先にいくつか展覧会記事を書くことにします。

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 京都の堂本印象美術館では「若き日のロマン、大正時代の印象さん」展('24.12.9~2.25まで。観覧料510円)が開催されています。
 この展覧会、小品ながら初公開の作品も多く、面白かった(興味深い・楽しい)です。

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 この美術館を設立した日本画家の堂本印象(1891-1975)は、京都の造り酒屋の三男坊(9人きょうだいの上から三番目)でした。
 美術の才能があるということで、京都市立美術工芸学校に行かせてもらったまでは良かったのですが、在学中に家業が傾き、その後、父が病気で倒れたため、進学を断念して龍村製織所(現・龍村美術織物)に図案家として就職し、親と弟妹6人を養ったそうです。
 
 印象のデザインしたものはよく売れ、早くも認められて大阪に転勤になりました。
 初めて大阪に行き、日々の生活の中で見たものなどを記録するように写生したものなどが今回展示されていました。

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 上の作品は「島原太夫の絵巻」(チラシ抜粋、部分)です。
 友人・仲間たちと花魁道中を見に行ったのですが、人が多くて慣れない場所で居心地が悪かった様子が文章と絵で描かれており、若者らしい心情が伝わりました。
 大阪では、たくさんの弟妹が待っている実家から離れて、少し羽目を外せたのかもしれませんね^^
 それでも、給料のほとんどは家に仕送りし、自分は夜に人形を彫る内職をして、その代金で生活していたそうです。
 
 働きながらも画家になる夢をあきらめず努力する堂本印象を見て、社長である初代・龍村平蔵は京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)に行くよう後押しをして、印象は画家になったのだそうです。
 調べてみると、龍村平蔵自身も印象と同じような境遇で、若い頃の自分をみるようで印象を応援したくなったのかもしれませんね^^

 職業人になった初めの頃は竹久夢二風の作品も多く、流行を取り入れようとした様子もうかがえます。
 若かりし日の堂本印象の一端を知ることができる興味深い展覧会でした^^

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 6人の作家による京都工芸美術作家展もミニ企画として同時開催されていました。

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 美術館の敷地内には庭があり、2/9~2/12まで9人の華道家による野外いけばな展が開催されていました。
 庭には堂本印象デザインの椅子などが置いてあり、いけばなとのコラボです^^

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 こちらは花よりマスクの方が目立ちますね。

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 椅子も一緒に写したかったので、花をアップにはしませんでしたが、青い花がきれいでした。

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 今はいけばな展は終わっていますが、絵画といけばなとお庭が楽しめた贅沢なひとときでした^^
 
堂本印象美術館
 住所:京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007
 開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は開館し翌平日に休館)、展示替え期間、年末年始(12/28~1/4)


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