静岡 6月の遠州旅行⑦ 浜松市秋野不矩美術館
炭焼きレストランさわやかさんでランチの後は、新浜松駅から遠鉄(遠州鉄道)に乗って秋野不矩美術館に向かいます。

電車の行き先が「きさらぎ」になってますが、「きさらぎ駅」という映画があるみたいで、その映画とのタイアップで実際にはきさらぎ駅というのはありません。

遠鉄さんはこういったタイアップ企画が好きなのか、駅の通路にはエヴァンゲリオンのパネルが貼ってありました。
「人類乗車計画」だそうです(笑)

せっかくなので、もう1枚電車の写真を載せておきます。
赤い電車を「赤電」、緑色の電車を「みどでん」と呼ぶようです。
遠鉄電車は浜松市を南北に走る電車だそうで、私たちは赤電に乗って西鹿島駅まで行き、そこから遠鉄バスに乗り換えて美術館に行きました。

浜松市秋野不矩美術館は小高い丘の上にあり、麓の敷地内にはこんなモニュメントがありました。
美術館の建物までの道のりは緑が多く、行った時は紫陽花などが咲いてましたが、今はもう時期ではないので紫陽花の写真はカットしますが、緑や花を見ながらの坂道はお散歩に丁度良さそうです。

麓から5分ぐらい歩くと美術館の建物が見えてきました。

浜松市秋野不矩美術館です。
なんかスペインの田舎の建物を連想します。
木がふんだんに使われている素朴な温かみを感じる建物で、入館する前からワクワクします^^
行った時は所蔵品展だったので、観覧料310円(安い!うれしい!)を支払って中に入ります。
中では靴を脱いで、展示室に向かいます。

展示室は写真撮影不可なので、ロビーに掛けてあったパネルを写させてもらいました。
秋野不矩(あきの ふく 1908-2001)は、明治生まれの日本画家で、画家として活躍しながら6人の子どもを育てあげた肝っ玉母さんです。
50歳の時に離婚し、54歳時にインドの大学に赴任し、1年間インドで日本画を教えました。
帰国してからは、京都市立美術専門学校(現京都市立芸大)の教員となりますが、定年後は91歳まで何度も渡印したそうです。
インド赴任をきっかけに、インドの風景に魅了されたのでしょうね。
それにしても91歳までインド旅行に行って長期滞在し、最晩年の93歳時にはアフリカまで行ったそうですが、すごい体力です。
豪傑ですね。
美術館の中は、通路が展示室になっていて、床には籐ござが敷いてあり足が気持ち良いです。
その通路を抜けると、大理石が敷き詰められている真っ白な部屋が現れます。
壁にインドや南アジアの風景の絵がずらりと並び、一瞬にして大地の力を感じる場に連れて行かれました。
金箔や銀箔が使われている絵は、太陽に照らされた土や砂、水の雰囲気がよく出ています。
代表作の1つである「ガンガー」や「渡河」は広がりを感じ、悠久という言葉がぴったり。
全体的に乾いた土、照り付ける太陽の中で活き活きと輝く生命力を感じる絵が多く良かったです^^

この美術館は、建築家の藤森照信さんという方の設計だそうです。
内部はすっきりしていて美しい。

2階から下のロビーを見た写真です。
木がふんだんに使われていますが、木の使い方も面白い。

もっと面白いのは、外にあるこの建物。
「望矩楼(ぼうくろう)」という名前の茶室なんですって(内部は非公開)。
高さがあるので、茶道具を運び入れるのが大変そうですが、窓から見れる景色は良さそうです。
以前から一度行きたかった秋野不矩美術館、ちょっと遠かったですが絵も建物も良くて大満足。
のんびりゆったりとした時間を過ごせました^^
浜松市秋野不矩美術館
住所:静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130 TEL:053-922-0315
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始、展示替・館内保守日等(HPの開館カレンダーで要確認)
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「人類乗車計画」だそうです(笑)

せっかくなので、もう1枚電車の写真を載せておきます。
赤い電車を「赤電」、緑色の電車を「みどでん」と呼ぶようです。
遠鉄電車は浜松市を南北に走る電車だそうで、私たちは赤電に乗って西鹿島駅まで行き、そこから遠鉄バスに乗り換えて美術館に行きました。

浜松市秋野不矩美術館は小高い丘の上にあり、麓の敷地内にはこんなモニュメントがありました。
美術館の建物までの道のりは緑が多く、行った時は紫陽花などが咲いてましたが、今はもう時期ではないので紫陽花の写真はカットしますが、緑や花を見ながらの坂道はお散歩に丁度良さそうです。

麓から5分ぐらい歩くと美術館の建物が見えてきました。

浜松市秋野不矩美術館です。
なんかスペインの田舎の建物を連想します。
木がふんだんに使われている素朴な温かみを感じる建物で、入館する前からワクワクします^^
行った時は所蔵品展だったので、観覧料310円(安い!うれしい!)を支払って中に入ります。
中では靴を脱いで、展示室に向かいます。

展示室は写真撮影不可なので、ロビーに掛けてあったパネルを写させてもらいました。
秋野不矩(あきの ふく 1908-2001)は、明治生まれの日本画家で、画家として活躍しながら6人の子どもを育てあげた肝っ玉母さんです。
50歳の時に離婚し、54歳時にインドの大学に赴任し、1年間インドで日本画を教えました。
帰国してからは、京都市立美術専門学校(現京都市立芸大)の教員となりますが、定年後は91歳まで何度も渡印したそうです。
インド赴任をきっかけに、インドの風景に魅了されたのでしょうね。
それにしても91歳までインド旅行に行って長期滞在し、最晩年の93歳時にはアフリカまで行ったそうですが、すごい体力です。
豪傑ですね。
美術館の中は、通路が展示室になっていて、床には籐ござが敷いてあり足が気持ち良いです。
その通路を抜けると、大理石が敷き詰められている真っ白な部屋が現れます。
壁にインドや南アジアの風景の絵がずらりと並び、一瞬にして大地の力を感じる場に連れて行かれました。
金箔や銀箔が使われている絵は、太陽に照らされた土や砂、水の雰囲気がよく出ています。
代表作の1つである「ガンガー」や「渡河」は広がりを感じ、悠久という言葉がぴったり。
全体的に乾いた土、照り付ける太陽の中で活き活きと輝く生命力を感じる絵が多く良かったです^^

この美術館は、建築家の藤森照信さんという方の設計だそうです。
内部はすっきりしていて美しい。

2階から下のロビーを見た写真です。
木がふんだんに使われていますが、木の使い方も面白い。

もっと面白いのは、外にあるこの建物。
「望矩楼(ぼうくろう)」という名前の茶室なんですって(内部は非公開)。
高さがあるので、茶道具を運び入れるのが大変そうですが、窓から見れる景色は良さそうです。
以前から一度行きたかった秋野不矩美術館、ちょっと遠かったですが絵も建物も良くて大満足。
のんびりゆったりとした時間を過ごせました^^
浜松市秋野不矩美術館
住所:静岡県浜松市天竜区二俣町二俣130 TEL:053-922-0315
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は開館し翌日休館)、年末年始、展示替・館内保守日等(HPの開館カレンダーで要確認)
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