京都 堂本印象美術館「描く・飾る・デザインする」展

福王子神社付近でお参りやおみやげを購入した後は、バスで先に進んで堂本印象美術館に行ってきました。
(行ったのは去年の12月です)
堂本印象美術館では「生誕130年 描く・飾る・デザインする―堂本印象の流儀―」展('21.12.3~'22.3.21まで。入場料510円)が開催されています。

昨年の6月から9月末まで「堂本印象 生誕130年」展(その時の記事はこちら)が開催されていて、その時は絵画が中心だったのですが、今回はその後編として工芸やデザインなど、堂本印象の様々な創作活動が紹介されていました。
堂本印象って、マルチな才能を持ってらしたのですね。
陶磁器、人形、茶釜まで作ってましたよ。
そのどれもが味がある。
絵はもちろんのこと、字も上手いですし、美術関係はなんでもござれですね。
会場内は写真撮影不可なのですが、美術館の建物の外観は写真OKなので、少しお見せしますね。
美術館の建物は、内観・外観も含めて堂本印象のデザインで、壁などにもびっしり装飾がされています。

こちらはいろんな石を嵌め込んでいます。

会場内にはこれらの原型となるデザイン画なども展示されていて、はっきり覚えてませんが柵の上についているモニュメントのようなものも展示してあったような。

金属製のオブジェも置いてあります。

中に展示されていた柱のデザイン画には「壮観」という題名がついていました。
いつも見ているこの大きな柱にも名前があったのですね。
初めて知りました。

敷地内は小さな林のような庭園があるのですが、そこにも印象デザインのベンチがあります。
つい座りたくなりますよね^^
会場の中には岐阜県にある乙津寺(おっしんじ)の襖絵も展示されてました。
左のチラシは乙津寺の襖絵「超ゆる空」の一部ですが、きれいな色彩画と書のコラボのような作品です。
画像はありませんが、私は白地に星と金で模様を描いている、同じく乙津寺の襖絵の「光る庭」の方が好みでした。
乙津寺の襖絵は通常非公開だそうですので、ここで観れて良かったです。
堂本印象はお寺や神社、教会などの襖絵などを多数描いています。
その中ですごく気になったのが、深草にある大岩神社です。
「大岩神社鳥居扁額部分下絵」が展示されていたのですが、鳥居にびっしり彫刻の絵が描かれていてすごいです。
その鳥居の実物は堂本印象が寄進して、今も大岩神社の参道にあるのですが、神社自体は神職がいない無人の神社になってしまい荒廃気味だそうです。
一度見に行きたいと思っているのですが、日が暮れるのが早い冬に行くのは怖そうなので、太陽がさんさんと照っている明るい時期に行きたいと思ってます(笑)
神社の鳥居までデザインするなんて、すごいですね。
今回は建物の外観だけを少しお見せしましたが、内観は更に凝っていて楽しいですよ。
堂本印象のいろんな仕事ぶりが見れる面白い展覧会でした。
次はこの日最後に行った京都国立近代美術館についての予定です。
展覧会記事が続きますが、よろしくお付き合いくださいね。
堂本印象美術館
住所:京都市北区平野上柳町26-3 TEL:075-463-0007
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し翌平日に休館)、展示替え期間、年末年始(12/28~1/4)
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