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奈良国立博物館 「藤田美術館展」

 27年前の今日、1月17日に阪神・淡路大震災は起こりました。
 ニュースで当時の映像が流れてましたが、27年経ってもまだ見れないものですね。
 今日は自然に5時ぐらいに目が覚めて、起こった時刻に家で黙祷をしました。


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 さて、今回は昨年の暮れに観に行った奈良国立博物館で開催されている「名画の殿堂 藤田美術館展―傳三郎のまなざしー」展('21.12.10~'22.1.23まで。観覧料1200円)の感想を記したいと思います。

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 サブタイトルの傳三郎とは、長州藩の出身で明治時代に大阪で活躍した実業家・藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう)のことです。 
 鉄道、土木、銀行、新聞など手広く事業経営を行って財を成し、住友吉左衛門・鴻池善右衛門とともに民間人で初めて男爵に叙されたそうです。
 そういった事業関係のことはあまり知らなくても、大阪なら結婚式場の太閤園、東京なら椿山荘、箱根なら箱根小湧園、京都ならホテルフジタの母体である藤田観光なら知っている人も多いかもしれません。
 全て元は藤田家の本邸や別邸だったみたいですよ。
 (椿山荘は、山縣有朋から2代目当主藤田平太郎が譲り受けて別邸にした)

 その藤田傳三郎が蒐集した美術コレクションは、太閤園の近くにある藤田美術館に所蔵されているのですが、2017年から藤田美術館は建物のリニュアル工事のため長期休館中です。

 2019年に 藤田美術館の一番のメインである曜変天目茶碗を展示した藤田美術館展が奈良国立博物館で開催されました。
 今回はその藤田美術館展の第2弾として、絵画を中心に紹介した展覧会です。

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 やまと絵、中国絵画、中世、近世、近代の絵画が展示されていました。
 良い作品が揃っていたのですが、私としては近世、近代の作品が好みでした。

 近世では、伝曽我直庵の「松鷹図」の鷹がキリっとしてカッコ良かったです。
 帆足杏雨の「四季山水図」も細かいですが丁寧できれいでした。
 宮川長春や鳥文斎栄之などの浮世絵系画家の美人図も好みでした。

 近代では森寛斎の作品が3点展示されてましたが、どれも良かったです。
 柴田是真の「小漆帖」はトラの尻尾と足跡だけが描かれていてかわいかったです。

 でも、一番良かったのは、竹内栖鳳の「大獅子図」です。
 六人部暉峰の件で、栖鳳に幻滅したのですが、絵はやっぱりすごい。
 ケース内展示だったのですが近くで見れて、すごい迫力でした。
 牙の辺は描いているなという感じなのですが、顔の辺りの毛並みや目がリアル。
 この1枚をこの距離で観れるというだけでも、この展覧会に行く価値があると思いました。

 大阪にある太閤園がコロナの悪影響を受け経営不振になり閉業し、土地も売却されたようですが、藤田美術館は今年(2022年)の4月にリニュアルオープン予定とのことでホッと一安心。
 藤田美術館での鑑賞の予習になるような展覧会でした^^
 
奈良国立博物館
 住所:奈良市登大路町50番地 TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル)
 開館時間:9時半~17時(金曜は19時まで。入館は各閉館の30分前まで) 休館日:月曜(月曜祝日の場合は開館し、翌日休館)

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