和歌山 和歌山県立近代美術館と和歌山県立博物館
勤労感謝の日の前日(11/22)に仕事を休んで4連休にして、11/22に和歌山に行ってきました。
11/22は「ふるさと誕生日」として、和歌山県立近代美術館と和歌山県立博物館の展覧会が無料だったのです。
和歌山までは交通費がかかるので、2か所の展覧会代×2人分=4000円が無料になるのは助かります。

和歌山県立美術館では「和歌山の近現代美術の精華」展('21.10.23~12.19まで。観覧料1000円)が開催されています。

この展覧会は、2部構成になっていて、1部は「(下村)観山、(川端)龍子から黒川紀章まで」で、和歌山県にゆかりのある画家の絵などが展示されています。
2部は「島村逢紅と日本の近代写真」ということで写真部門の展示です。
1部では28人のアーティストの作品が展示されています。
私が気に入ったのは、稗田一穂さんの作品。
色がはっきりしていてきれいでした。
それに静かでシュルレアリスムっぽいところも良かったです。
資生堂の広告を手掛けた山名文夫さんの作品も、女性像のイラストがオシャレでした。

下村観山と川端龍子の作品はやっぱり別格ですね。
下村観山の「熊野御前花見」は、女性の髪まで細かく描かれていましたし、描かれている傘が面白かったです。
川端龍子の作品は、大きな作品が多く圧倒的な迫力です。
写真の鳥の絵が、川端龍子の「南飛図」です。
どこから見た図?と思いますが、なんとなく納得してしまいます(笑)
同じく川端龍子の「草炎」は黒地に金で草花を描き、シブい豪華さでした。
同じく龍子の「筏流し」は、大きくて激流川下りの様子が伝わってきました。
やっぱり龍子の作品は見映えがしますね。
第2部の写真部門は、島村逢紅(しまむらほうこう)とその仲間たちの作品展示ですが、ソフトフォーカスというのですかね、結構ピント甘々の写真が多かったです。
正直、どこが見どころかよくわからなくて、ざっと見て終わりました。
やっぱり私は絵画部門が好みです。
和歌山県ゆかりの作家は知っている人もいれば知らない人もいて、いろんな画家の絵が観れて楽しかったです。

隣の建物の和歌山県立博物館では「きのくにの名宝 和歌山県の国宝・重要文化財」展('21.10.16~11.23まで。観覧料1000円)が開催されていました。(現在はもう終わっています)
この展覧会は行った翌日に会期終了だったためか、雨模様だったのにもかかわらず盛況でした。

展覧会を観て、その人気もわかりました。
会場に入ってすぐ、仏像や神像がズラッと並んでいて壮観です。

紀三井寺の帝釈天立像(写真左)は、シュっとして気品があります。
写真はありませんが、同じく紀三井寺と梵天立像とペアでいらっしゃいました。
写真右の菩薩半跏像も魅力があります。
魅力的な仏さまがいっぱいで、目がハートになりました(笑)
看板になっている熊野速玉大神座像は威厳があります。
熊野速玉神社からは他にも熊野速玉大神のご家族と思われる神像がいらっしゃいましたが、どの神像にも威厳があり圧倒されました。
次のコーナーは古文書類の展示ですが、古文書の解釈文が置いてあり持って帰れるところが良かったです。
家でゆっくり読めるので、このようなサービスは気が利いていますし有難いです。
その次は熊野速玉大社や紀州東照宮の名宝の展示です。
太刀やその拵えなどは、見応えありますね。
「東照宮縁起絵巻」は色鮮やかですごくきれいでした。
1646年の作だそうですから、大事に保管されていたのでしょうね。
最後のコーナーが寺院の障壁画だったのですが、数々の障壁画がすごい!

上は円山応挙の「雪梅図」の部分ですが、梅の枝ぶりに勢いがあり、降り積もる雪をものともしない力強い絵でした。
同じく応挙の「松月図」も金地に墨絵でシブい。
取っ手はうさぎを模ったもので凝ってましたしね。
当初は美術館の方を目的に行ったのですが、県立博物館の展覧会は思っていた以上に良かったです。

お天気だったら和歌山城の紅葉を見ようと思っていたのですが、今回は大雨のためパス。

紀州といえば、徳川吉宗公。
県立近代美術館・博物館の建物の前にいらっしゃいましたよ。
暴れん坊将軍のように、やっぱり馬に乗ってますね(笑)
私たちは馬には乗れないので「めでたいでんしゃ」に乗ってきまーす^^
和歌山県立近代美術館
住所:和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8690
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、その翌平日休館)、年末年始
和歌山県立博物館
住所:和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8670
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、その翌平日休館)、年末年始、展示替え期間
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11/22は「ふるさと誕生日」として、和歌山県立近代美術館と和歌山県立博物館の展覧会が無料だったのです。
和歌山までは交通費がかかるので、2か所の展覧会代×2人分=4000円が無料になるのは助かります。

和歌山県立美術館では「和歌山の近現代美術の精華」展('21.10.23~12.19まで。観覧料1000円)が開催されています。

この展覧会は、2部構成になっていて、1部は「(下村)観山、(川端)龍子から黒川紀章まで」で、和歌山県にゆかりのある画家の絵などが展示されています。
2部は「島村逢紅と日本の近代写真」ということで写真部門の展示です。
1部では28人のアーティストの作品が展示されています。
私が気に入ったのは、稗田一穂さんの作品。
色がはっきりしていてきれいでした。
それに静かでシュルレアリスムっぽいところも良かったです。
資生堂の広告を手掛けた山名文夫さんの作品も、女性像のイラストがオシャレでした。

下村観山と川端龍子の作品はやっぱり別格ですね。
下村観山の「熊野御前花見」は、女性の髪まで細かく描かれていましたし、描かれている傘が面白かったです。
川端龍子の作品は、大きな作品が多く圧倒的な迫力です。
写真の鳥の絵が、川端龍子の「南飛図」です。
どこから見た図?と思いますが、なんとなく納得してしまいます(笑)
同じく川端龍子の「草炎」は黒地に金で草花を描き、シブい豪華さでした。
同じく龍子の「筏流し」は、大きくて激流川下りの様子が伝わってきました。
やっぱり龍子の作品は見映えがしますね。
第2部の写真部門は、島村逢紅(しまむらほうこう)とその仲間たちの作品展示ですが、ソフトフォーカスというのですかね、結構ピント甘々の写真が多かったです。
正直、どこが見どころかよくわからなくて、ざっと見て終わりました。
やっぱり私は絵画部門が好みです。
和歌山県ゆかりの作家は知っている人もいれば知らない人もいて、いろんな画家の絵が観れて楽しかったです。

隣の建物の和歌山県立博物館では「きのくにの名宝 和歌山県の国宝・重要文化財」展('21.10.16~11.23まで。観覧料1000円)が開催されていました。(現在はもう終わっています)
この展覧会は行った翌日に会期終了だったためか、雨模様だったのにもかかわらず盛況でした。

展覧会を観て、その人気もわかりました。
会場に入ってすぐ、仏像や神像がズラッと並んでいて壮観です。

紀三井寺の帝釈天立像(写真左)は、シュっとして気品があります。
写真はありませんが、同じく紀三井寺と梵天立像とペアでいらっしゃいました。
写真右の菩薩半跏像も魅力があります。
魅力的な仏さまがいっぱいで、目がハートになりました(笑)
看板になっている熊野速玉大神座像は威厳があります。
熊野速玉神社からは他にも熊野速玉大神のご家族と思われる神像がいらっしゃいましたが、どの神像にも威厳があり圧倒されました。
次のコーナーは古文書類の展示ですが、古文書の解釈文が置いてあり持って帰れるところが良かったです。
家でゆっくり読めるので、このようなサービスは気が利いていますし有難いです。
その次は熊野速玉大社や紀州東照宮の名宝の展示です。
太刀やその拵えなどは、見応えありますね。
「東照宮縁起絵巻」は色鮮やかですごくきれいでした。
1646年の作だそうですから、大事に保管されていたのでしょうね。
最後のコーナーが寺院の障壁画だったのですが、数々の障壁画がすごい!

上は円山応挙の「雪梅図」の部分ですが、梅の枝ぶりに勢いがあり、降り積もる雪をものともしない力強い絵でした。
同じく応挙の「松月図」も金地に墨絵でシブい。
取っ手はうさぎを模ったもので凝ってましたしね。
当初は美術館の方を目的に行ったのですが、県立博物館の展覧会は思っていた以上に良かったです。

お天気だったら和歌山城の紅葉を見ようと思っていたのですが、今回は大雨のためパス。

紀州といえば、徳川吉宗公。
県立近代美術館・博物館の建物の前にいらっしゃいましたよ。
暴れん坊将軍のように、やっぱり馬に乗ってますね(笑)
私たちは馬には乗れないので「めでたいでんしゃ」に乗ってきまーす^^
和歌山県立近代美術館
住所:和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8690
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、その翌平日休館)、年末年始
和歌山県立博物館
住所:和歌山市吹上1-4-14 TEL:073-436-8670
開館時間:9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館し、その翌平日休館)、年末年始、展示替え期間
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