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兵庫 六甲アイランド 神戸ファッション美術館「深堀隆介」展

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 10月の下旬に神戸ファッション美術館で開催されている「金魚絵師 深堀隆介 金魚鉢、地球鉢」展('21.9.11~11.7まで。観覧料1000円)を観てきました。
 まだ記事にしていませんが、大山崎山荘で開催されている展覧会でも展示されていて、そこでの作品を見て興味を持ち行ってきました。

 会場には金魚・金魚のオンパレードです。

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 これはチラシに載っていた作品ですが、こういった金魚がたくさんいました。
 ただ動いてはいません。
 止まっています。
 本物のようにしか見えないこれらの金魚は、全部「絵」なのです。
 って、金魚絵師と書いている段階でわかりますかね(笑)。

 でも実際に見ても、立体的で本物そっくりでした。

 作り方(描き方?)が会場でもチラシにも載っていましたが、容器(桝や金魚鉢など。これは本物)樹脂(水のように見える部分)を流し込んで乾かし、その上からアクリル絵具で少しずつ絵を描いていき、また樹脂を流し込んで乾かし、その上から続きを描くということの繰り返しで、このような立体的な金魚絵が出来上がるそうです。

 下描きもなしだそうで、中には少しですがずれたかのような金魚もありましたが、本当に絵なのだなと思われ、それもまた楽しい。
 樹脂を乾かすのも2日かかるそうで、時間も手間もかかっている繊細な作品なのだなと思いました。
 
 それに自分が見つけた画法をチラシに載せるなど、惜しみなく公開するところもすごいですよね。
 つくり方を教えても、簡単には描けないよということでしょうか。

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 こちらもチラシからの抜粋ですが、本当に細かくて、金魚の他に藻なども浮かんでいて、よけいにリアルに感じます。
 古道具と組み合わせている作品も趣きがありましたよ。

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 会場は撮影禁止なのですが、ここだけ写真可だったのですが、暗かったのでボケボケです(苦笑)
 
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 縁日の金魚すくい、それまでの展示の後に見ると、これだけの規模の作品を作るにはどれだけの時間がかかったのでしょうね。
 すごいです。
 
 会場では、この金魚絵を思いついた時のことなどを綴った制作ノートなども展示され、金魚への想いも感じ取れます。
 最近は本物の金魚を見せる展覧会もありますが、生き物ですのでね。
 私はこちらの方が安心して楽しめます。
 楽しく、驚きの展覧会でした ^^)

神戸ファッション美術館
 住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1 TEL:078-858-0050
 開館時間:10時~18時(入館17時半まで)、休館日:月曜、年末年始(12月29日~1月3日)

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