大阪 難波 高島屋「日本伝統工芸展」

大阪の難波高島屋で開催されている「第68回 日本伝統工芸展」('21.10.15~10.20まで。入場料500円)を見てきました。

この展覧会は陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門で日本伝統工芸展に入選された作品560点が一堂に展示されていました。
560点もの作品が並ぶと壮観ですね。
さすがは入選作品ばかりなのでどれも素晴らしかったのですが、やはり好みというものがあって、金工、蒔絵が入った漆芸、木竹工、七宝などの諸工芸が私は好きです。

チラシに載っていた作品は賞を受賞された作品なのですが、上段右から2つ目のしんたにひとみさん作「乾漆銀平紋はちす箱」は黒漆に銀が良く映えて、しぶいながら華やかな作品でした。
下段右端の安達征良さん作硝子花入「五月雨」も底の方がキラキラしていて美しかったです。

真ん中の近藤亮平さん作「布目象嵌花文箱」は上品。
その他にも良いなぁと思った作品がいっぱい。
作品の名札の裏にはお値段が表示されているのですが、もちろん購入できるような金額ではないので良い目の保養をさせていただきました。
それに、こういった大きな会場で見て良いなと思う品と、自分が実用するために購入したいと思う品は違うということが今回見てはっきりしました。
例えば、今回きれいな箱がたくさんあったのですが、見て良いなと思うものでも自分が使うとなると大きすぎますし、展示外でしたが手頃な値段で購入できるものは美しいですが小さすぎて使い道に困ります。
今回展示されているものは、実用のための工芸品ではなく、伝統工芸の手法で作られた鑑賞のための美術品なのだと改めて認識した次第です。
これだけの工芸品が揃うと、ワクワクしながら見てまわれます。
大阪の展覧会の後は、京都産業会館で'21.11.5~11.7まで展示されるようです。
期間が短いですが、見応えがありますので、工芸品がお好きな方はお見逃しなく。
大阪高島屋
住所:大阪市中央区難波5-1-5 TEL:06-6631-1101
開館時間:10時~19時(最終日は17時閉場。入場は各閉場の30分前まで)
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