大阪府立江之子島文化芸術創造センターの展覧会

大阪西区にある大阪府立江之子島文化芸術創造センターの4階では『第3回 コーポレート・アート・コレクション「なにわの企業が集めた絵画の物語」展('21.10.8~10.22まで。入場料500円)』が開催されています。

関西経済同友会は、今度中之島に新しくできる大阪市立美術館の開館を応援するため、企業が所蔵する美術作品を集めた展覧会を開いてきました。
今回はその3回目です。
私は第1回から観に行っているのですが、今まであまりしっかりとチラシを読んでいなかったからか、新美術館開館を応援するために開催されているとは知りませんでした。
目的は理解していませんでしたが、良い作品が揃っているので毎回楽しめます。

入場すると全作品の写真と解説が載ったパンフがもらえるのですが、それは載せることができないので、チラシの方を載せておきますね。
この中では、左の赤い服を着た女性を描いた、マリー・ローランサンの「赤い服を着て本を読む若い女性」はきれいでした。
左下のベルナール・ビュッフェ作「町役場」も、ビュッフェらしい尖がった線でありながらもパッと目を惹くしっかりと作品で良かったです。
3段目右、ローランサンの隣の作品は荻須高徳の「ヴェニスの大運河」は荻須らしい硬さのある絵でした。
チラシには載っていませんでしたが、佐伯祐三の「雪景色」という作品は、90年ぶりの一般公開だそうです。
今年は2025年の大阪万博を意識してか、博覧会のポスターや「大大阪」(グレート・オオサカ)関連の作品が企画コーナーとしてありました。
展覧会に貸し出しする作品もあるでしょうが、一般人が企業所蔵の作品なんてそれほど観ることはできないと思います。
約40点と展示数はそれほど多くはありませんが、入場料500円は格安です。
大阪の企業の心意気でしょうね。
今年も良かったです。
新美術館ができても開催して欲しいです。
1階では「第15回 大阪府土曜会 趣味の作品展」('21.10.12~10.17まで。入場料無料)という展覧会も開催されていたので、見学させていただきました。
写真・絵画・版画・俳画・書が展示されていました。
一見、重い額縁に入った絵画のように見えますが、実際は発砲スチロール製の額の絵は、地震の時もケガがないようにとの想いで作られたそうです。
アイデアですよね。
趣味の作品とありましたが、どれもしっかりとした力作ばかりで、楽しく見させていただきました。
大阪府立江之子島文化芸術創造センター コーポレート・アート・コレクション
住所:大阪市西区江之子島2-1-34 TEL:06-6441-8050
開館時間:10時~18時 休館日:月曜日
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