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大阪 あべのハルカス美術館 「ポーラ美術館コレクション展」

 前回、奈良の氷室神社から奈良編に突入するつもりだったのですが、ハルカス美術館の会期終了日を9/26までだと勘違いしていて後回しにしていたら、9/5で終わるので先に紹介させていただきます。

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 あべのハルカス美術館では「ポーラ美術館コレクション展 モネ、ルノワールからピカソ、シャガールまで」展('21.7.9~9.5まで。観覧料1500円)が開催されています。

 この展覧会は箱根のポーラ美術館の所蔵品を紹介した展覧会です。
 ポーラ美術館は1度行きたいと思いながらも大阪からだと遠くてまだ行けてなかったので、コレクションの一部でも大阪で観れ良かったです。

 
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 さすがは美のエキスパートの化粧品メーカーが母体の美術館のコレクション、万人が見てほとんどの人がきれいだと思う作品ばかりでした。
 モネやルノワールの作品も明るくて優しい絵ばかり。

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 今回の目玉作品の1つであるルノワールの「レースの帽子の少女」だけは、直接写真撮影可でした。
 いろんな人に見つめられて恥ずかしいのか、視線はやや下を向いてますが、かわいい~!

 モネの「散歩」という作品は、モネの最初の妻であるカミーユと息子のジャン、乳母が描かれているとされています。
 人物はそれほど大きくなく、顔もはっきりとはわかりませんが、明るく穏やかでモネの幸福感が伝わってくるようです。

 カミーユ・ピサロの「エヌリ―街道の眺め」も点描画ではなく、落ち着いていて見やすくきれいだったな~。

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 こちらはチラシからの転用ですが、ゴッホの「ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋」です。
 これだけたくさんのきれいな作品が揃っている中でも、やっぱりゴッホは違いますね。
 ライトが当たっていると光って見えます。
 きれいな青い水の色の中に赤系の絵具を配置することで、色が際立っています。
 川辺の色も黄色系で、こちらも補色です。
 画面を2つにわけるような際立った補色ではなく、さりげない使い方でさすがゴッホだと思いました。

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 こちらもチラシからの転用で、ラウル・デュフィの「パリ」です。
 油彩画とは思えないほど、透明感のある色彩です。
 ゴッホの作品もそうですが、この作品もチラシと本物では全然違います。
 やっぱり本物の方が断然きれいです。
 下描きの上から薄く色を塗っているみたいで、よく見るといろんなものが描き込まれていて楽しいです。

 久々になんの屈託もなく「きれい、きれい♪」とご機嫌な気分で観てまわれました。

 ハルカス美術館は、いつもキャプションが質・量とも「丁度良い」です。
 そしてちょっとした豆知識的なコラムが知的好奇心を満たしてくれ、図録が欲しくなります。
 2400円の図録、買おうかなと思ったのですが、晩に行ったのでミュージアムショップが閉まる時間になり、ゆっくり見れなくて断念。
 他にもかわいく華やかなグッズが満載だったので、もう少し早めに行けばよかったと思いました。

 ポーラ美術館展、「こういう展覧会が見たかったのよ」と思える内容の展覧会でした。
 とくに女性にオススメです。

あべのハルカス美術館
 住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 TEL:06-4399-9050
 開館時間:火~金10時~20時、月・土・日・祝10時~18時(入館は各閉館の30分前まで)

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