京都 嵐山「京のファンタジスタ」展② 嵯峨嵐山文華館編
毎日暑いですが、大阪はこの前(8/5)ほどではありません。
それでも蒸し暑く、だるだるです。
なので、今回もあまり文章を書かずに写真中心にしますね。

今回は前回の続きで、京都嵐山にある福田美術館と嵯峨嵐山文華館の2館が共同開催している「京(みやこ)のファンタジスタ~若冲と同時代の画家たち」展('21.7.17~9.1まで。2館共通券2000円)の嵯峨嵐山文華館の展示の紹介です。
この展覧会は前・後期(前期7/17~8/30、後期9/1~10/10)に分かれていて、前期分の紹介です。
(この記事は7月以前に行ったものです)
前回は、安永・天明期(1772-1789)に京都画壇で活躍した画家に伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪、曽我蕭白、池大雅、与謝蕪村たちがいたよということで、ブログでは各画家の作品の写真を1枚ずつ載せたのですが、福田美術館では画家たちの交流や関連について展示されていました。
第2会場である嵯峨嵐山文華館では、これらの画家たちの作品をいくつかの題材ごとに並べて、比べられるように展示されていました。

こちらは円山応挙の「牡丹孔雀図」です。
豪華で美しい正統派の孔雀ですね。

隣に並んでいたのは応挙の長男の円山応瑞の「孔雀図」です。
あまり応瑞の作品を見ることはないのですが、この孔雀図は墨一色なのになかなか凛とした気品を感じる孔雀でした。

この作品は孔雀ではなく鶴なのですが、ちょっと面白かったので載せておきます。
曽我蕭白の「粟に鶴図」です。
口を大きく開けて鳴いているみたいなのですが、口の中から舌が見えてます。(写真ではわかりませんね。スミマセン)
鶴って本当は舌がないんだそうです。
蕭白は知らなかったのか、はたまたワザとか ^^)

次は「雲竜図」比べです。
こちらは応挙の作品です。
ちょっと年老いた龍ですが、お寺の天井画にもなりそうな雲竜図です。

左が若冲の作品で、右が蕭白の作品です。
やはり両者とも奇想の画家といわれるだけあって、一癖も二癖もありそうな龍です。
若冲の龍は胴体はどこにいった?という感じですし、蕭白の作品は龍より風の渦の方が目立ってます。
その大きな余白の中に自分の名前を書いているのですから、一番目立たせたかったのは自分の名前でしょうか ^^;)

最後は円山応挙の「富士巻狩図屏風」で締めです。
右隻の下の方に、狩りをしている源頼朝一行が描かれているそうですが、小さすぎて近くに行かないとよくわかりません。
それに比べ、富士山の大きいこと!
正統派的な絵を描く応挙もやはり面白いですね。
若冲中心の展覧会なのに、若冲が少ないのでは?と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
次回もう1回だけこのシリーズで書こうと思っています。
今度は若冲中心にする予定ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。
福田美術館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 TEL:075-863-0606
開館時間:10時~17時(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始(12/29~1/1)
嵯峨嵐山文華館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 TEL:075-882-1111
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで) 休館日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/1)、展示替期間
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この展覧会は前・後期(前期7/17~8/30、後期9/1~10/10)に分かれていて、前期分の紹介です。
(この記事は7月以前に行ったものです)
前回は、安永・天明期(1772-1789)に京都画壇で活躍した画家に伊藤若冲、円山応挙、長沢芦雪、曽我蕭白、池大雅、与謝蕪村たちがいたよということで、ブログでは各画家の作品の写真を1枚ずつ載せたのですが、福田美術館では画家たちの交流や関連について展示されていました。
第2会場である嵯峨嵐山文華館では、これらの画家たちの作品をいくつかの題材ごとに並べて、比べられるように展示されていました。

こちらは円山応挙の「牡丹孔雀図」です。
豪華で美しい正統派の孔雀ですね。

隣に並んでいたのは応挙の長男の円山応瑞の「孔雀図」です。
あまり応瑞の作品を見ることはないのですが、この孔雀図は墨一色なのになかなか凛とした気品を感じる孔雀でした。


この作品は孔雀ではなく鶴なのですが、ちょっと面白かったので載せておきます。
曽我蕭白の「粟に鶴図」です。
口を大きく開けて鳴いているみたいなのですが、口の中から舌が見えてます。(写真ではわかりませんね。スミマセン)
鶴って本当は舌がないんだそうです。
蕭白は知らなかったのか、はたまたワザとか ^^)

次は「雲竜図」比べです。
こちらは応挙の作品です。
ちょっと年老いた龍ですが、お寺の天井画にもなりそうな雲竜図です。


左が若冲の作品で、右が蕭白の作品です。
やはり両者とも奇想の画家といわれるだけあって、一癖も二癖もありそうな龍です。
若冲の龍は胴体はどこにいった?という感じですし、蕭白の作品は龍より風の渦の方が目立ってます。
その大きな余白の中に自分の名前を書いているのですから、一番目立たせたかったのは自分の名前でしょうか ^^;)

最後は円山応挙の「富士巻狩図屏風」で締めです。
右隻の下の方に、狩りをしている源頼朝一行が描かれているそうですが、小さすぎて近くに行かないとよくわかりません。
それに比べ、富士山の大きいこと!
正統派的な絵を描く応挙もやはり面白いですね。
若冲中心の展覧会なのに、若冲が少ないのでは?と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
次回もう1回だけこのシリーズで書こうと思っています。
今度は若冲中心にする予定ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。
福田美術館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 TEL:075-863-0606
開館時間:10時~17時(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始(12/29~1/1)
嵯峨嵐山文華館
住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11 TEL:075-882-1111
開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで) 休館日:火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/1)、展示替期間
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