京都国立近代美術館 「ピピロッティ・リスト」展

昨日(6/18)、京都国立近代美術館で開催されている「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」展('21.4.6~6.20まで。観覧料1200円)の作品解説会が夕方からあり、大阪の緊急事態宣言も解除になりそうなのでちょっと早いですが見に行ってきました。

この展覧会は、スイスのピピロッティ・リストというアーティストの個展です。
作品は音や映像によるインスタレーションです。
美術館では珍しく、会場には靴を脱いで入ります。

映像を見せるところでは、ソファやクッション、ベッドなどがいくつも置いてあり、鑑賞者は座ったり寝転がったりと自由な格好で鑑賞することができます。
映像の題材は、体、ジェンダー、自然などで、社会の中にあるいろんな見えない壁を通り抜けようとすることを表現しているそうです。
その方法の1つとして、見方を変えるということで、美術館では珍しい鑑賞方法が今回できるようになってました。
リラックスして鑑賞できるせいか、美術館に来ている人は若いカップルがめちゃ多かったです。
この鑑賞方法は面白かったのですが、映像の中身は自然の中に拡大された体の一部が混ざっていたりして、ちょっと生臭く感じて私は好みではありませんでした。


テーブルセッティングの上をプロジェクションマッピングで投影するのはきれいでした。
まるで万華鏡をみているみたいです。

こちらは普通の部屋を上から見ているのではありません。
ミニチュアのセットを上から見ているのです。
巨人の気分ですかね(笑)
私にとっては映像内容はあまり好きではありませんでしたが、靴を脱いでの感触、音、光などの視覚感覚は面白かったです。
私はこれらの映像からでは脳と体が考えることを拒否してしまったので感覚だけで見ましたが、深く考えれば社会の中に潜む問題に意識を向けることができそうな気はしました。

美術館に入った時は、まだ明るくて気付かなかったのですが、出る時にはライトが点いていて何かがいっぱいぶらさがってます。

何かなと思って見ると、なんと白いパンツ!
京都国立近代美術館も、とうとうパンツまでぶらさげるようになったのか。
いいのか、近美!?そこまでして?
・・・と、古い感覚の私がこころの中でシニカルに笑ってました。
(やるならとことんの精神ですか ^^;)
この展覧会は明日(6/20)までです。
結構人気で入場制限することもあるようなので、行かれる方は時間に余裕をもって行ってくださいね。
京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町 TEL:075-761-4111
開館時間:9時30分~17時(金・土は20時まで。入館は各閉館の30分前まで)休館日:月曜(月曜日が休日にあたる場合は開館し、翌日休館)、年末・年始、展示替え期間
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