岡山 高屋 華鴒大塚美術館

笠岡ベイファームできれいな菜の花畑を見た後、笠岡駅に戻ってJR山陽本線・福塩線に乗って移動です。
笠岡から山陽本線で福山、福山から福塩線に乗り換えて神辺駅に行きます。
関西では見かけない黄色の車両でした。

神辺駅からは井原(いばら)鉄道に乗り換えです。
井原鉄道に乗るのは初めてです。
1両編成のワンマン電車でした。
この電車に乗って、子守唄の里高屋駅に行きます。
子守唄の里高屋駅が目的地です。
山田耕筰が編曲した「中国地方の子守唄」の元になる民謡がこの辺りに伝わっていた唄で、子守唄の里という名称が駅名にもついたようです。
駅に着くとその子守唄が流れていましたが、聞いたことがあるような、ないような。

その高屋駅のすぐ近くにあるのが、華鴒(はなとり)大塚美術館です。
こちらの美術館は、福山市の神辺出身の日本画家・金島桂華(かなしまけいか)の作品を約300点所蔵している美術館です。
チラシや写せるポスターがなかったのですが、行った時は「春来ー兆し―」展('21.2.11~4.11まで。入館料500円)が開催されていました。
春らしい作品が揃っていてきれいでしたよ。

金島桂華は、竹内栖鳳の竹杖会に入門していて、端正な日本画を描いています。
美術館は1階と2階に展示スペースがあるのですが、2階は金島桂華の春にまつわる作品が展示されていました。
ほんのり温かい絵で、春の兆しというのにぴったりの作品ばかりでした。
1階は、金島桂華もありましたが、師の竹内栖鳳をはじめ京都画壇の近代日本画の巨匠の作品が勢揃いです。
小林古径の「夜之梅」は梅は金泥(?)で描かれていてシブい。
堂本印象の「梅花清光」は木の枝がシャープで目を惹きます。
堅山南風の「椿<遅日>」も存在感があったなぁ。
金島桂華の「鶉」は羽の描き方がきれいでした。
どの作品も良く、様々な春を楽しめました。
こちらの美術館はお庭もきれいそうでした。
お庭に出ての見学は、月のうち決まった日しか見学できないようですが、大きな窓から見ることができそうでした。
ですが、井原鉄道の電車が1時間に1~2本しかなく、電車の到着時間まであと3分しか残ってなくて、窓からでさえお庭を見る時間がなかったのが残念です。
この美術館はまた来たいと思いましたので、その時はお庭も見たいです。
小さいですが、ゆったりできる落ち着いた美術館で、行って良かったです。
華鴒大塚美術館
住所:岡山県井原市高屋町3-11-5 TEL:0866-67-2225
開館時間:9時~17時(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始(12/28~1/4)
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