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京都嵐山 福田美術館 「栖鳳の時代」展

 大阪は新型コロナの新規感染者数が日本で一番多くなり、またまた外出自粛要請が出てしまいました。
 またしばらく遊びに行けなくなるのですね。
 そうなるんじゃないかなと思い、前回の緊急事態宣言が解除になってから、日帰りばかりですがいろいろ出掛けましたので、ブログ記事のネタはしばらくはいけると思いますが、1か月はもつかどうか。
 調整しながら書いていきたいと思います。

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 今回の記事は、福田美術館で開催されている「栖鳳の時代~匂いまで描く」展('21.1.30~4.11まで。入館料1300円)です。

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 この展覧会は、竹内栖鳳を中心に当時の京都画壇の作品を紹介する内容になっていました。

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 この展覧会、良かったです。
 近代日本画の巨匠である竹内栖鳳の作品だけでなく、師匠の幸野楳嶺、栖鳳とともに楳嶺四天王と称された都路華香、谷口香嶠、菊池芳文栖鳳の弟子や教え子の作品まで揃ってました。

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 楳嶺四天王の中では、今回の展覧会では、都路華香の「好雨帰帆図」が良かったです。
 風をいっぱい受けた帆の感じがすごく良くて、前に進んでいこうという気になります。

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 教え子である入江波光の「青梅に仔雀」も、波光らしく柔らかく温かい作品で好きです。
 雀は栖鳳の得意な対象なんですよね。
 栖鳳の雀に負けず、愛らしく生きた雀でした。

 福田平八郎の「雪」は撮影不可だったので写真はないのですが、すごく簡潔な雪の表現に目を惹きました。
 形の捉え方など、少し栖鳳に似ているところがあるなと思いました。

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 こちらは栖鳳の「富嶽」です。
 小さな馬がかわいいです。
 豪胆な絵を描く栖鳳ですが、実際は広い度量を持ちながら細やか配慮もできる人だったみたいで、多くの弟子から慕われていたみたいです。
 この絵はそういった栖鳳の人柄が出ているように思いました。

 栖鳳を多角的に見ることができる展覧会で良かったです。

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 この時はまだ嵐山も人が少なかったのですけどね。
 と、愚痴っても仕方がないので、もう一頑張りと思って外出も控えましょうかね。

福田美術館
 住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16 TEL:075-863-0606
 開館時間:10時~17時(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始(12/29~1/1)
 
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