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あべのハルカス美術館 「リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」

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 今回は貴族のゴージャスな生活の一端を垣間見る展覧会の紹介です。
 あべのハルカス美術館では「ヨーロッパの宝石箱 リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」('21.1.30~3.28まで。観覧料1500円)が開催されています。

 リヒテンシュタイン展は、関西では2013年3月から6月まで京都市美術館(現・京都市京セラ美術館)で開催されており、今回は第2弾になります。

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 前回の展覧会ではバロック絵画が中心でしたが、今回のテーマは「繊細さと技巧」だそうで、絵画に加え美術工芸品も展示されていました。

 まず最初はリヒテンシュタイン家の人々の肖像画から始まります。
 どの人も明るく朗らかそうで、良いところの坊ちゃん、お嬢さんという感じです。

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 美男美女ばかりなのですが、その中でも「フランツ1世、8歳の肖像」はとびぬけての美少年!
 チラシより実際の絵の方がよりかわいかったですよ。

 美少年といえば、グイド・レーニ「読書をする福音書記者聖ヨハネ」も少女みたいな美少年でした。
 
 同じくグイド・レーニの「マグダラのマリア」は、爪まで光ってきれいです。
 まだ幼い少女みたいでした。
 グイド・レーニの人物画はどれも美しいので好きですね。

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 一部、写真撮影可だったので紹介します。
 こちらは、フェルディナント・ゲオルグ・ヴァルトミュラー「赤と白のブドウと銀器」です。
 ブドウがめちゃ美味しそうに見えます。
 器は銀器というよりガラスみたいでしたね。

 銀器といえば、ポスターやチラシにもなっている同じくヴァルトミュラーの「磁器の花瓶の花、燭台、銀器」は光沢や質感がすごかったです。
 キラキラしてました。
 写実的だったので、実際にこういったものを飾っていたのだなということがわかります。

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 こちらは「金地花文ティーセット」です。
 キンキラキラ~。
 ホゥとため息がでるぐらい豪華です。

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 実際のリヒテンシュタイン家の宮殿の内部は、こんな感じだそうですよ。
 これはもう立派な美術館ですよね。

 ヨーロッパの貴族だ~と訳もなく感嘆した展覧会でした。
 良い目の保養になりました。

あべのハルカス美術館
 住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階 TEL:06-4399-9050
 開館時間:火~金10時~20時、月・土・日・祝10時~18時(入館は各閉館の30分前まで)

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