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京都 城南宮②

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 前回はしだれ梅の様子を紹介しましたが、今回は城南宮について案内します。

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 と言いながら、なんと本殿の正面からの写真を撮ってない!
 なんてこった・・・。
 横からの写真は撮ってた(ホッ)。

 城南宮は、平安京遷都に際し都の安泰と国の守護を願い、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせて城南大神として崇めたことが城南宮の創建と伝えられています。
 城南宮とは平安城の南に鎮まるお宮という意味だそうです。

 平安時代後期、白河上皇や鳥羽上皇が城南宮を含んだこの地に城南離宮(鳥羽離宮)を造営し、院政の拠点にしたことから、城南宮は離宮の鎮守社として天皇家の行幸がしばしばあったようです。
 また後年には、京都御所の裏鬼門を護る神社とされ、方除けや厄除けの神としても信仰されるようになったそうです。

 国常立尊ってあまり聞きなれない神さまなのですが、調べてみると日本書紀においては最初の神として表されているそうです。
 八千矛神の別称は、国津神の主宰神・大国主神(おおくにぬしのかみ)で、息長帯日売尊とは神功皇后のことです。

 本殿は1977年(昭和52年)に焼失しましたが、1978年(昭和53年)に再建されています。

 本殿の周りにはたくさんの末社がありました。

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 狛犬さんの写真も載せておきますね。

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 こちらは境内にある摂社の三照宮社(さんしょうぐうしゃ)です。
 御祭神は天照大御神です。

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 同じく摂社の芹川神社です。
 御祭神は菅原道真です。
 はじめは城南宮の南の芹川の地に勧請されたそうですが、大正時代に現在地に遷座されたそうです。

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 こちらは真幡寸神社(まはたきじんじゃ)です。
 御祭神は真幡寸大神と応神天皇です。
 元々は深草の藤森の地にあった真幡寸神社がこちらに遷座し、一時は城南宮と一体化したようですが、1968年(昭和43年)に再度分かれて祀られるようになったそうです。

 境外摂社である飛鳥田神社もあるようですが、気付かず今回は行ってません。

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 城南宮には広くて大きな神苑があります。
 神苑には、しだれ梅や椿がたくさん植わっている「春の山」、「平安の庭」、「室町の庭」、「桃山の庭」、「城南離宮の庭」の5つにエリアで構成されていますが、どのお庭も美しい。

 4/29と11/3には、平安装束を身に着けた7名の歌人が歌を詠む「曲水の宴」が開かれます。
 雅な催しが似あうお庭です。

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 神苑は、造園家・中根金作という人の作庭です。
 お庭の美しさで有名な足立美術館も中根さんの作庭だそうですよ。

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 こちらでも梅が咲いていました。
 行った時は梅でしたが、これからは桜が美しい時期になりますね。

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 立派なアカマツです。
 様々な季節の花や緑が楽しめるようになっていますが、季節の花が咲いていないエリアも趣きを感じる造りになっています。
 いろんな季節に行って、様相の変化を楽しみたくなる神苑でした。

城南宮
 住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7番 TEL:075-623-0846
 神苑の拝観時間:9時~16時30分(受付16時まで)
 神苑の拝観料:1/1~7/21・9/1~12/31までは600円 7/22~8/31までは200円(北側のみ。南側は閉鎖)
 
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