福知山散策③ 御霊神社

今回紹介するのは、御霊(ごりょう)神社です。


狛犬さんは新しめですが、威厳がありますね。

こちらの神社の御祭神は宇賀御霊大神(うがのみたまおおかみ)で、配神は日向守光秀公(明智光秀)です。
常照寺の日遥上人が、明智光秀を供養する御霊会を行ったところ、年々盛大になり適地を探していたところ、宇賀御霊大神を祀っていた神社に光秀も併せ祀ることを福知山城主の朽木稙昌が許し、御霊神社となったそうです。
場所も、栗のお菓子のお店・川見風月堂さんの横辺りだったのを大正6年に現在の地に遷座されています。

光秀を祀っているということで、桔梗紋が見られます。
光秀は、川の氾濫を防ぐため明智藪を作ったり、城下町を造るにあたって地子銭(税金みたいなもの)免除などを行ったため、領民から慕われていたそうです。
光秀を称えたような内容の福知山踊りは、今も伝わっているそうですよ。

本殿の建物の点線で囲った部分は何と言うのでしょう?
福知山城の朝暉神社にも同じように、扉のような羽のような部分がありました。

そこの部分の拡大写真ですが、何やら勇壮な彫り飾りが施してありました。
その部分は左右に付いているのですが、違った彫り物が施されていて、どちらも勇壮でした。

こちらには日本でも珍しい堤防神社があります。
この辺りは度々由良川の氾濫で大洪水の被害が出ているので、昭和59年に建立されたそうです。
近くには治水記念館がありますが、こんな高さまで水がきたの!?とびっくりするぐらいです。
もう洪水になりませんようにと祈る気持ちもわかります。

こちらは叶石です。
思兼神と手力男神を祀って、悲願成就神として信仰を集めているそうですよ。
御霊神社はそれほど大きくはありませんが、神社の前は公園のような広場になっており、いろんな人がお参りにも来られてました。
光秀も喜んでいるでしょうね。
御霊神社(京都府神社庁)
住所:京都府福知山市西中ノ町238 TEL:0773-22-2255
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