大阪 国立国際美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」展
今日は大寒波がくるということで、大阪でも風がすごかった。
建物の中にいても、窓からビュンビュンと音がしてました。
寒いのは苦手です・・・。

話はかわって、今回紹介するのは、国立国際美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」('20.11.3~'21.1.31まで。入場料1700円。日時指定券の購入必要)です。
今回の展覧会、私は昨年の11月に観に行ったのですが、会期が長かったのでちょっと放置してしまいました。
いよいよ今月の末で終わりますので、急いで紹介します。

この展覧会、画家の顔ぶれが豪華でした~。
ボッティチェリ、ティツィアーノ、ティントレット、レンブラント、フェルメール、ヴァン・ダイク、ゴヤ、エル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、アングル、コロー、ピサロ、ルノワール、モネ、セザンヌ、ゴッホ など絵画好きにはたまらないラインナップです。
内容もボッティチェリの「聖ゼノビウス伝より初期の四場面」は、絵巻物のように1枚の板に4つの場面が流れるように描かれているのが珍しかったです。
レンブラントの「34歳の自画像」はイケメンです(チラシ左から2番目)。
本人そっくりなのか、少し盛っているのかは不明ですが。
ベラスケスの「マルタとマリアの家のキリスト」は、老女が女性に労働の重要さを諭すという意味が込められているそうですが、見ただけではそこまでわかりません。
ですが、魚のリアルさが、さすがベラスケスだなと思いました。
ルノワールの「劇場にて」(チラシ左上)は、女の子が手に小さな花束を持っているのが愛らしい。
後で、出ている俳優さんか女優さんに渡すつもりなんでしょうね。
モネの「睡蓮の池」(チラシ左下)は、昼間の明るさの池で美しかったです。

今回来日した数ある名品の中で、2大看板の1つがフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」です。
フェルメールの最晩年の作品の1つだそうです。
装飾品や楽器の描き込みは細かいです。
腕の袖の辺りにバンっと光が当たってます。
どこからの光なのか不思議でした。
ものすごく細かいかと思っていましたが、近くで見るとそうでもありません。
ピントがピタッと合う距離があるのですね。

もう1つのメインがゴッホの「ひまわり」です。
やっぱりこの作品が今回の展覧会で1番良かったです。
黄土色のテーブルにレモン色の背景、そして黄色のひまわり。
同系色でまとまりがあります。
見ていてきれいだなと思いました。
ただ1か所、右の真ん中辺りにあるひまわりの中心部分だけが、まるで凝固した血液みたいな暗赤色で盛り上がっていて、ちょっと気になりましたけどね。
この作品が描かれた1888年は、ゴッホがアルルで生活を始めた年で、このひまわりもゴーギャンを迎えるために描かれた1枚です。
そのゴーギャンとの生活もゴッホの耳切事件で破局したのは有名ですが、ゴッホとゴーギャンはその後も手紙のやりとりをゴッホが亡くなるまで続けていたそうです。
適切な距離が必要な2人だったのでしょうね。
そのゴーギャンの作品も展示されていました。
「花瓶の花」という作品ですが、熱帯のような色彩でした。
後、セザンヌの作品も2点来ており、美術館側が注目して欲しい作品みたいですよ。
大きな作品はそんなになく、思ったより派手さはありませんでしたが、美術館の本来の役割のように、良質な美術品を提供するという珠玉の展覧会でした。
なので、大勢の人の中で観るより、少ない人の中でゆっくりじっくり楽しみたい。
入場制限があって良かったと初めて思えた展覧会でした。
(それでもやっぱり事前予約は面倒だけど。)
国立国際美術館
住所:大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680
開館時間:10時~17時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)、展示替え休館あり
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話はかわって、今回紹介するのは、国立国際美術館で開催されている「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」('20.11.3~'21.1.31まで。入場料1700円。日時指定券の購入必要)です。
今回の展覧会、私は昨年の11月に観に行ったのですが、会期が長かったのでちょっと放置してしまいました。
いよいよ今月の末で終わりますので、急いで紹介します。

この展覧会、画家の顔ぶれが豪華でした~。
ボッティチェリ、ティツィアーノ、ティントレット、レンブラント、フェルメール、ヴァン・ダイク、ゴヤ、エル・グレコ、ベラスケス、ムリーリョ、アングル、コロー、ピサロ、ルノワール、モネ、セザンヌ、ゴッホ など絵画好きにはたまらないラインナップです。
内容もボッティチェリの「聖ゼノビウス伝より初期の四場面」は、絵巻物のように1枚の板に4つの場面が流れるように描かれているのが珍しかったです。
レンブラントの「34歳の自画像」はイケメンです(チラシ左から2番目)。
本人そっくりなのか、少し盛っているのかは不明ですが。
ベラスケスの「マルタとマリアの家のキリスト」は、老女が女性に労働の重要さを諭すという意味が込められているそうですが、見ただけではそこまでわかりません。
ですが、魚のリアルさが、さすがベラスケスだなと思いました。
ルノワールの「劇場にて」(チラシ左上)は、女の子が手に小さな花束を持っているのが愛らしい。
後で、出ている俳優さんか女優さんに渡すつもりなんでしょうね。
モネの「睡蓮の池」(チラシ左下)は、昼間の明るさの池で美しかったです。

今回来日した数ある名品の中で、2大看板の1つがフェルメールの「ヴァージナルの前に座る若い女性」です。
フェルメールの最晩年の作品の1つだそうです。
装飾品や楽器の描き込みは細かいです。
腕の袖の辺りにバンっと光が当たってます。
どこからの光なのか不思議でした。
ものすごく細かいかと思っていましたが、近くで見るとそうでもありません。
ピントがピタッと合う距離があるのですね。

もう1つのメインがゴッホの「ひまわり」です。
やっぱりこの作品が今回の展覧会で1番良かったです。
黄土色のテーブルにレモン色の背景、そして黄色のひまわり。
同系色でまとまりがあります。
見ていてきれいだなと思いました。
ただ1か所、右の真ん中辺りにあるひまわりの中心部分だけが、まるで凝固した血液みたいな暗赤色で盛り上がっていて、ちょっと気になりましたけどね。
この作品が描かれた1888年は、ゴッホがアルルで生活を始めた年で、このひまわりもゴーギャンを迎えるために描かれた1枚です。
そのゴーギャンとの生活もゴッホの耳切事件で破局したのは有名ですが、ゴッホとゴーギャンはその後も手紙のやりとりをゴッホが亡くなるまで続けていたそうです。
適切な距離が必要な2人だったのでしょうね。
そのゴーギャンの作品も展示されていました。
「花瓶の花」という作品ですが、熱帯のような色彩でした。
後、セザンヌの作品も2点来ており、美術館側が注目して欲しい作品みたいですよ。
大きな作品はそんなになく、思ったより派手さはありませんでしたが、美術館の本来の役割のように、良質な美術品を提供するという珠玉の展覧会でした。
なので、大勢の人の中で観るより、少ない人の中でゆっくりじっくり楽しみたい。
入場制限があって良かったと初めて思えた展覧会でした。
(それでもやっぱり事前予約は面倒だけど。)
国立国際美術館
住所:大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680
開館時間:10時~17時(入館は閉館の30分前まで) 休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌日休館)、展示替え休館あり
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