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香川 坂出1day trip① 四谷シモン人形館淡翁荘

 少し前になるのですが、夏の終わりに香川県坂出市に日帰り旅行に行ってきました
 Go Toトラベルではなく、青春18きっぷを使ってです(笑)。
 楽しかったので、今週は坂出観光について書きたいと思います。

 坂出市をまわるのにレンタサイクルを借りました
 JR坂出駅構内にある観光案内所でも貸してもらえるのですが、時間が16時までだったので、坂出駅から歩いて5分ぐらいの位置にある下川サイクルさんで借りることにしました。
 下川さんも観光案内所も1日200円で借りられますが、時間が下川さんは18時まででした。
 レンタサイクル、安くて助かります~

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 まず最初に向かったのは、今回の旅行の目的地の1つである、四谷シモン人形館淡翁荘(入館料500円)です。
 ここは前から行きたかったのです

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 昭和11年に建てられた洋館に、四谷シモンが作った人形シモンドール23体が展示されています。

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 部屋の内装は、床は寄木細工、天井は左官職人による凝った設え、マントルピースは大理石といったようにかなり豪華でした
 そんな中、いろんなところにシモンドールがいます。 
 きちんと服を着たかわいい人形は少なく、受難を受けたキリスト教世界や解剖学のような印象の人形が多いですね。

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 どこか不完全な印象の人形が多い中、白いドレスを着た「少女」の人形はひときわ目立ちます。
 私は正面から見る顔よりも、横顔の方が愛らしいと思いました
 かわいい少女でありながら、少し上からのような視線と真っ赤に塗られた唇が、正面からだとちょっときつく感じますのでね

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 こちらは「ルネ・マグリットの男」で、マグリットの絵によくでてくるフロックコートに山高帽の男性に似せた人形です。
 1970年の大阪万博の繊維館に展示された11体の人形のうちの1体だそうです。
 マグリットの絵は、画家自身をモデルにして描いているのですが、この人形はマグリットというよりは、妖怪人間ベムっぽい
 ベラっぽいのもいたし

 この館の中では、自分で扉や襖を開けて、隠れているシモンドールを探すことができるのですよ。
 人形たちは仄暗い方が居心地が良いかもしれませんが、見る人間の方は明るい日差しのもとの方が安心するかな

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 耽美的で退廃的なシモンワールドに迷いこんだ気分になれる空間でした

四谷シモン人形館淡翁荘
 住所:香川県坂出市本町1-6-35 TEL:0877-45-1111
 開館時間:10時~16時 開館日:金・土・日曜日

下川サイクル
 住所:香川県坂出市文京町1-2-6 TEL:0877-46-4728 予約可
 貸し出し時間:9時~18時 休業日:第2・4・5日曜、盆、正月休

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