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京都 泉屋博古館 「住友洋画物語」展

 今日(7/8)の明け方、すごい雨と風で目が覚めてしまいました。
 おまけに雷が鳴って、もう台風レベルです。
 早く通り過ぎて!と思いました。

 昨日はちょっと眠くてブログが書けなかったので、京都の続きの記事を書きます。

 senyo1.jpg
 この日はもう1か所、泉屋博古館にも行きました。
 こちらでは「モネからはじまる住友洋画物語」展('20.6.2~7.12まで。入館料800円)が開催されています。

 泉屋博古館は、住友家が収集したコレクションを保存・研究・展示する美術館です。
 住友グループの礎を築いた第15代当主・住友吉左衛門友純(号:春翠)が芸術文化にも力を注ぎ、中国古銅器・鏡鑑・中国日本の書画陶磁器・茶道具・能装束などを広く収集し、コレクションの基礎を築きました。
 
 1897年の欧米視察の際には、パリでモネの油彩2点を購入。
 それをきっかけに、黒田清輝、浅井忠、鹿子木猛郎など日本人洋画家の支援を行ったことから、住友家に洋画の作品も集まりだしたそうです。
 また、友純の長男・寛一は岸田劉生と交流を持ち、劉生の作品がコレクションに加えられますし、次男の友成も20世紀洋画の収集に力を注ぎ、ピカソやルオーの作品を購入しています。
 今回は、この親子3人が集めた洋画のコレクションを紹介した展覧会です。
 ちなみに、長男寛一は経営に興味を示さず芸術に傾倒したため、次男が第16代当主・友成として後を継いでいます。
 ということで、展示は記念すべきモネの作品2点から始まっています。

 senyo2.jpg
 チラシに載っているのが「モンソー公園」です。
 チラシより本物の方が明るく、日当たりや日陰の色の対比もきれいでした。
 もう1枚は「サン=シメオン農場の道」で、空は青かったですが、木が多くちょっと暗め。
 私は「モンソー公園」の方が好きです。

 第2章は、友純と鹿子木猛郎のコラボコレクションで、浅井忠や鹿子木猛郎の作品が展示されています。
 ここでは、藤島武二の「幸ある朝」や橋本邦助の「白い雲」がきれいだったな。
 渡辺與平の、妻を描いた「ネルの着物」も、少し恥じらいがちな表情が良かったです。
 そして、なんといっても浅井忠の「グレーの森」が素敵!
 穏やかで優しくきれいな作品でした。

 第3章は、寛一が集めた劉生の作品5点の展示です。
 劉生の作品の中で最大級の「二人麗子図」は有名です。

 劉生の作品って、大まかに風景画、自画像を含めての人物画、静物画、麗子像に分けられると思うのですが、その全てが揃っていました。
 それも見やすい作品ばかり。
 好みです。

 第4章は、友成の集めた20世紀絵画です。
 ここでは、ルオーやルノワール、ピカソ、シャガールなどの海外の作品と、梅原龍三郎や前田寛治、国枝金三など日本の作品とが展示されています。
 海外の作品ではヴラマンクの「雪後」、日本の作品では曾宮一念「ザボン」が私は気に入りました。
 熊谷守一の2作品も、ものすごいデフォルメで面白かったです。

 ピカソの「泉」は、住友の屋号の「泉屋」に通じるから購入されたともいわれているみたいです。
 住友家にまつわる面白いエピソードも知ることができる楽しい展覧会でした。
 
 それにしても、雨の影響か、ネットの接続が不安定です。
 どこも豪雨の影響で、被害が出ています。
 とりあえず、日本中のどこも早く雨が止んで欲しいです。

泉屋博古館
 住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 TEL:075-771-6411
 開館時間:10時半~17時(入館は16時半まで) 休館日:月曜(祝日の場合は開館、翌日代替休)、展示替期間、展覧会の会期中にも臨時休館日がある場合有り。

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