京都市学校歴史博物館 「歴史人物を描いた絵画」展

京都市学校歴史博物館に行ってきました。
今回は、玄関の写真を撮り忘れたので、観覧券とパンフを載せておきます。
観覧券に載っている正門の門は、明治34(1901)年に建築された高麗門です。
以前にも書いたことがありますが、京都では明治2(1869)年に番組小学校とよばれる日本で最初の学区制の小学校がつくられました。
この博物館では、番組小学校創設に関する資料をはじめ、教科書や教材、給食に関する資料、卒業生(近代京都画壇の重鎮が多い)の寄贈品などを収集・保存・展示する施設として平成10年に開館されました。
学校関係の資料を展示している常設展示と企画展示とに分かれており、常設展示もなかなか面白いのですが、今回は企画展の
「歴史人物を描いた絵画」展('20..5.18~7.7まで。入館料300円)を目当てに観に行ってきました。
歴史上の人物を含め、昔、学校に飾られていた人物画30点の展示です。

チラシの絵は、中山大三郎の「紫式部」と「菅原道真」です。
着物など細かいところまで丁寧に描いていて、爽やかで美しい

紫式部は勝田哲も描いており、人気の題材だったのかもしれません。
元明倫小学校には3枚もの木島桜谷の作品があったのですね。
「布袋図」は、布袋さまが子どもたちと遊んで楽しそう。
板倉星光の「豊臣秀吉像」はシンプルですが、特徴をしっかり捉えていました。
「桃太郎図」も2枚ありましたね。
吉田松陰を題材にした絵には、びっしりと松陰へのリスペクトの言葉が書かれ、よほど松陰のことが好きだったのだなと思いました。
谷口香嶠の絵も良かったなぁ。
学校に飾られていたということで、子どもたちのお手本になるような人物もありますが、女性が椅子に座って本を読んでいる絵など結構自由でした。
自分が小学校の時、どんな絵が飾られていたか思い出したくなる展覧会でした

楽しかったです。
京都市学校歴史博物館
住所:京都市下京区御幸町通仏光寺下る橘町437 TEL:075-344-1305
開館時間:9時~17時(入館は16時半まで) 休館日:水曜日、年末年始(12/28~1/4)

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